(北海道新聞社HPにリンクします)
2020年度「北海道公立高校入試」の感想を書きます。
今日は問題がアップされるたびに都度追記していきます。
道コンの予想最低点が公開されるまでは公開する予定です。
「札幌熟長会」の先生方の意見も聞きながら、難易度や期待値は都度変えていきます。
数学(裁量)
とにかく、計算ミスさえしなければある程度取れる難易度です。
ミスさえしなければ…(もはや不安でしかない)
大問1
・問1…「代入」してくださいね。
・問2…左から順番に「ABCD(ABがスペード、CDがダイヤ)」と名前を付ける。
一番左をAと置いて樹形図を書いていけば、すぐに気づくはずです。
・問3…作図は今年比較的楽でよかったですね。
・問4…(1)から落ち着いて落ち着いて読んでね!
(2)は『道旗の縦の長さをxcmとして…』という指示をちゃんと守れていますか(勿体ないことしていませんか?)
「2xかける3x=9000」って式にして、xを出した後に2倍するっていうのは、今回は指示ミスだから多分0点だと思う…こういう3点ロスが発生しないか、ドキドキしてきました

大問2(式と証明)
・問1…落ち着いて問題文を読んでほしいです
・問2…まず表を見たときに、どういう規則性なのかをチェックできたか。
①閏年は4年おき
②基本的に、1月1日の曜日は毎年1つずつずれる(金→土→日…)が、閏年の翌年は2つずれる。
ここに気付いて、閏年のときの1月1日の曜日を追っていくと、
水→月→土→木→火→日→金→水
ちょうど周期になりました!やった!
あとは2048年って書いてから、2096年って書かないように(笑)2020年スタートですから、28年(4×7=28)周期ですよ!
大問3(関数)
・問1と問2…符号間違えなければ大丈夫
・問3…BとCの座標をtを使って表して、変化の割合の式を作ると思います。
二重分数になるのですが、気にせず進めていくとt=8/3は求まり、代入ミスしなければ答えはたどり着くと思います。
ここで審議になりそうなのは、
この問題は説明アリなのですが、「t=0」の記述をどうするか。
正答例だときちんと2次方程式の形にしていますが、時間なくてそのままtで割っている生徒が多いと思います。
高校生だと多分減点なのでしょうが、ちょっとここは審議です。
→【追記】問題文に「t>0」と書いてあるので大丈夫そうです(鷹取先生より)
ありがとうございます!

大問4(図形)
・問1…変な角は外角押しですね。
・問2…「円周角の定理の逆」に気付けるかは、明らかに受験勉強の量の差で決まると思います。今回はここが勝敗の分かれ目かなあ。△EBDも自分で線分DE引かないと浮き出てこないし。
円に気づけば5点、気づかなければ1点(共通の角のみ)という感じかな。
大問5(学校裁量問題)
・昨年に引き続き、1問を除き得点取れそうです。
・問1…(2)は往路の速さをxとすると復路がx/2となるので、二重分数が気持ち悪い人は復路を毎分xm、往路を毎分2xmとするはずです。その場合は計算して出るx=54を、最後2倍しなければいけません。勿体無いミスはしていないかだけ心配しております。問1は楽勝で通過してほしいぞ。
・問2…出ましたデータの分析。(1)は計算ミスしちゃダメよ!
(2)が難しいというか面倒くさいですね。
★答えまでの手順例★
①図2に最初に書かれている人数は15人→残り10人をどう振り分けるか。
②資料によると6冊が0名は確定。
③1~5冊まで11名います。中央値が8冊なので、7冊は1名ということが確定します。残り9名。
④あとは8冊をx人、9冊を(9-x)人とおいて、平均値が一緒だから合計150冊の方程式を組めば終了です。
・問3…見たことある人も多い図ですね。△BED∽△BAC、1:√3:2に気付けばあとは流れで行けそう。
(2)はCから真下に垂線引いたらADの中点よりちょい左側くらいに刺さるので、一瞬あせるかもしれませんが、CからADに垂線引いた時の交点をHとすれば、ちゃんとAH=HD=2cmになるので落ち着いてくださいね。
今回は以上です。