【数学】2017北海道公立高校入試の傾向を見てみましょう。 | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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傾向と予想の3回目、今回は数学です。

出題傾向 ★数学(ベネッセHPにリンクします)

 

※下記は筆者の「個人的見解」が多大に含まれています。これに関する責任は負いません。傾向を見ると確かに今年出題されそうな予想は出来ますが、あくまで「予想」ですので、そればかり勉強するなどということはお控えください。

※あと筆者は現在は「一般人」ですので、何卒ご容赦ください。予想家ではありません。

 

■概要・配点など(※北海道の公立高校入試は1科目60点です)

大問は全部で5つ、裁量問題では標準問題の大問1(18点~21点分)が差し替えられます。※標準・裁量で大問番号が異なります。

・大問としては、「小問集合①(標準のみ)」「小問集合②」「数と式・方程式(H26は資料の整理)」「関数」「図形」「裁量問題(裁量のみ)」と分かれています。

「小問集合①(標準のみ)」「裁量問題(裁量のみ)」は過去3年で18点→18点→21点となっており、全体の約3分の1を占めています。

「小問集合②」18点→17点→14点と、こちらも配点割合は高いです。

「数と式/方程式」6点→7点→7点と配点割合は少なめ。

「関数」10点→10点→10点と、例年変化なし。

「図形」8点→8点→8点とこちらも変化なし。

 

■内容など

小問集合①(標準)は単純計算が多いです。ただ、連立方程式や平方根の計算など慎重さが必要となります。配点もはじめの3問は2点、残りの4問~5問は3点と他科目に比べて重めなので、標準採択校受験の人は確実に気を付けましょう。

小問集合②は小問集合①よりも若干複雑になっていますが、落ち着いて解けば小問集合①とさほど変わりません。作図や確率、資料の整理などもここで出題されたりしています。また、昨年度は一つの因数分解を2通りの方法で解く(ときの穴埋め)説明問題となっており、計算過程の説明をできるかどうかが大切です。

数と式/方程式は資料の整理→式の説明+2次方程式→式の説明と内容は異なりますが、主に数的処理、説明をする内容となっています。穴埋め問題は今年も予想されます(小問集合と合わせて、どちらかでは出題されるでしょう)。教科書・学校ワークにも同様の問題がありますので、念入りに見直しておきましょう。

関数毎年2次関数です!小問は3つで、問1と問2は定期試験レベル(3点×2)で得点源です。問3は途中計算が求められる配点4点問題です。直線と放物線で囲まれた面積に関する問題はまずありそうです。回転体の体積にも発展するかもしれませんので、学校ワークの応用問題などは見ておきましょうね。

※「途中計算」を理解していない受験生が多いです。過去問の解答などを見てほしいのですが、いわゆる「証明問題」と同様に、計算過程を説明をすることが求められますので、筆算を書かないこと、メモ用紙ではないので注意しましょう!

図形相似→二等辺三角形→合同の証明が順番に出題されています。ということは、今年は相似ですかね~?証明は三段論法で解く部分があるため、仮定からヒントを見つけてフル稼働で頑張りましょう!

 

■裁量問題について

裁量問題は複数範囲にまたがった問題のため傾向は掴みづらいですが、確率の問題や、図形問題は多めに出題されています。裁量とはいえ、半分近くは短時間で解答まで導けますので得点源を探しましょう。

※札幌南・札幌北といえども裁量問題の後半(10点近く)は解かずに他の問題に時間を回したほうが良いと思います・・・数学の裁量対策は「解かない」という格言もあります。本当は南北は裁量問題が合否の決め手!となってほしいんですけどね。北日本の頂点ですから・・・

 

今回は以上です。次回は英語の予定です。

お疲れさまです!