淡路屋直売所@生野区東部市場前 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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これぞ美味さの源泉だ!

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今日も新幹線の中から。
雨の日の出張は湿気も高くて滅入ります。カルネ買わずにコーヒーのみ。ではしばらくスリープモードにはいります。😆

 

 

閑話休題。

東部市場前駅 にやってきました。

JR大和路線という、普段は乗る機会がない路線。

 

駅前で落ち合ったのは僕が敬愛する arakan777さんこと、おやじさん

そして僕に続いて改札口に現れたのが、北新地サントリーバー樽のマスター 大ちゃん

この面子での飲み会は珍しいかな。

 

目的のお店は駅からかなり遠く、タクシーにて移動。

お目当てのクラブのおねーちゃんに会うため、手間を惜しまないのはいつの時代でも一緒... 失礼しました、お目当ての食事処でしたね。混乱してしまいました😅

とにかく、そんなこんなでやってきたお店がここ

  淡路屋直売所

 

暖簾がかかるのを待ち受ける人たち。(左:大ちゃん、右:おやじさん) 

これは柴犬がかける無言の圧に等しいものがあります。お店の人が暖簾掛けに出てきたときに、あまりの圧に後ずさりしたとかしないとか。

 

 

多くの人が脳裏に描く居酒屋さんの姿が体現されたかのような佇まい。飲み歩くことが多い故か、最近はお店に対する嗅覚が高く、見ただけで、ここはいい!と確信しました。

 

店内もこんな感じで、長く営業されていることが伺えます。古めかしく仕立てられたことを「レトロ感」と表現するのを見受けますが、ここは調度品から什器まで年代物ばかり。

 

長〜く伸びたカウンターと奥にはテーブル1卓。カウンターで18席、テーブルで6席の計24席のキャパ。それを4人で回す家族経営スタイル。

 

カウンターの中間あたりに冷蔵ケースあり。下準備を済ませた食材が並んでいるので、注文前にチェックするのがお勧め。

 

どて焼きも専用の鍋で煮込まれています。

まるで串カツ屋さんみたいだけど、それだけ注文が多いのでしょう。

 

そしておでん鍋。これがカウンター越しに視界に入ってくるのですが、いかにもよくしゅんでいるのが見てとれます。より濃い茶色のタネを注文したくなるわな。

 

メニューボードはお店の中程に掲げられているので、真正面の席ではない限り、着座前に写真を撮っておくと、後々注文するのに便利です。

 

 

それではかんぱ~い。

 

こちらは赤星が置いてあります。

3人で1本をシェアすると211ml ずつ。1合少々なので、足りるわけがありません。なので立て続けに瓶を発注するのは当然のこと。

 

 

 

どて焼き

 

うまぁぁ〜あ。なんて美味いの、これ。

甘すぎず、味が濃ゆいけれども辛くもない。見事な調和。これが長年支持されている理由のひとつなのでしょう。これだけでも飲み続けられるわ。

 

枝豆

 

塩はほとんど振られてません。箸休めなので、そこは自身で調整してくださいってこと。

 

水なすび

 

めちゃくちゃ瑞々しいね。生姜醤油で食べるのが僕の流儀。

大ちゃんがここで最近耳にした噺を披露。

大阪人は、他県の人にたこ焼きや串カツを名物と言って勧めるけど、本当に美味いもんは自分達だけで食う。それが水なすや鱧だったりするのだと。

そりゃそうやろ と承服したら、大阪人を誤解されるかな。

 

 

カツオたたき

 

うん!とおやじさんが唸る。注文主も納得の味。

 

ハモ焼霜造り

 

この時期は鱧ですね〜と大ちゃん。関東では骨切りできる職人さんがいなくなって、鱧を食べることがないとの話を聞かされ、今度来阪した人には鱧をお勧めしようと心改めました。🤪

 

 

とんでもなく身が分厚い。

 

 香澄鶴

 

おやじさんは先行して日本酒に切り替え。なので僕も日本酒に移行。大ちゃんはずっとビールを飲んでいました。日本酒も口にしていたけど

 

サッパリした口あたり。脂っこい料理にはピッタリです。

 

ハムカツ

 

当然僕は好きですよ、揚げ物。しかしおやじさんや大ちゃんまでもが食べたいと口にするのは、ここが何を食べても美味いという証。なので、ここから怒涛のカツ注文。でも出てくる順番はバラバラだったけど、それはご愛嬌。

 

 

お店のお母さん、水菜をおでん鍋で湯がきはじめました。もうこれ以上、我慢できませんな。

 

という葛藤をしながら注文したのがこれ。

 

 おでん(梅焼き、厚揚げ、玉子)

 

う、梅焼きかぁ? 写真見てて気づいたけど、梅の形になってないわ。でもすり身を卵でといてあるから形態違いやろう。

 

 

牛すじは別鍋で温めてくれたので追加投入。

 

 

お母さんが、おでんタネはよくしゅんだ色濃いのがいいか、そうでないのがいいかをわざわざ聞いてくれます。そんなの初めて。もちろん色濃いのを指名するに決まってます。

 

北島

 

パンチがあります。香澄鶴より僕の好みだな。

お酒も女性も個性のある…以下自粛。

キンキンに冷えたチロリで提供してくれるのが酒飲みには嬉しいんだよな。

 

サエズリ

 

半世紀以上生きてきて、これが一番ちゃうかな。

三人とも口を揃えて、これは美味いと大絶賛。

 

 

鯨好きな人なら是非行ってほしい。タクシー乗って来るだけの価値ありです。そういえば身近に鯨大好きな人がいたなぁ。そう貴女です!

 

ハラミ

 

なぜにどこにでもある料理なのに、こんなにも美味しいのか。東部市場前の七不思議かもしれません。タレも美味いけど、お肉がとにかく柔らかい。

三人とも美味いの言葉しか出てきません。

 

てっちゃん焼き

 

おやじさんの注文。僕よりも年上なのに、まだまだ胃袋現役。そういえば以前インスタに、ステーキをアップしていたけど、同世代の方々はまず食べられないと思います。

 

豚かつ

 

カツシリーズの第二弾。デミがまた美味いの。

 

ハイボール

 

ビール、日本酒と糖質考えずに飲んでいたので、ここで冷静になりました。

 

イワシガリ巻き

 

大ちゃんが知っている形態とは違って巻き物でした。酢の〆具合といい、ガリとのマッチングといい、何もかもお見事としか言えません。

 

 

 

メンチカツ

 

カツシリーズ第三弾。何も言うことはありません。

 

来た甲斐がありましたね。

普段お店では出来ない話もしたりして、楽しい時間を過ごすことが出来ました。おやじさん、大ちゃんありがとうございます。

✳︎大ちゃんには顔出しご了解いただいています

 

ご馳走様でした!

噂に聞いていた淡路屋直売所、噂以上、期待値を遥かに上回ったことに凄く感動しました。

ここは絶対に再訪ありあり。今週末でも行きたいくらいだわ。あっ、でも予約必須ですのでご注意ください。周りは他にお店ないので、満席だと途方にくれることになります。

ずっと以前からチェックしていたお店でしたが、地の利の悪さに二の足を踏んでいました。今回お声かけくださったおやじさんに感謝です。