天ぷら和@北新地 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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まるで開封の儀

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祝日のこの日は、北新地でランチ。

しかも美女二人、コケティッシュながま口職人 わび助さんチャーミングなMさんとご一緒に。美味しい食事とお酒がなによりの大好物であるお二方を食事にお連れするには、下調べをきちっとせねばブロガーとしての名が廃ります。そんなわけで、たどり着いたのが萬年ビル。

 

 

実はここに来るまで紆余曲折がありました。

最初に福島の某有名中華料理に案内したら信じられないほどの行列の最後尾。注文を取りに来たお姉さんに聞いたら2時間待ちとのこと。この時点で、お二人から冷ややかな目線が(´Д`) なにしとるんや ブロガー失格だよ~と暗に責められている気が。

 

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そしてこれまた近所にある某有名タイ料理店に行くも休業日。

お腹空いた! 早くなにか食べたい! の合唱を耳にして、僕の運の強さが発動。

営業外になっているわよとグーグルマップを見ていたわび助さんの忠告を無視して、

目星のお店に電話をする >祝日だけど営業をしている > アポなしでもOKと大将快諾(予約なしではまず入れない) >電話切るとタクシーがタイミングよく目の前に現れる >北新地目的のビルに着いたら雨が降り出す と、福島の仇を新地でとらんとばかりにたどり着いたのです。

そして訪問したのがここ

 天ぷら和

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今回で3度目の訪問。大将の木坂さんにもどうやら顔を覚えていただいていたようです。

ここに初めてきたのは、昨年の5月。わび助さんとご一緒でした。

 

二度目の訪問は昨年11月。この時はMさんとご一緒しました。

 

そして今回は3人で。

北新地でのランチってリッチで華やかな気分になるので、これでブロガーの面目躍如ですな。

 

 

わび助さん、写真を撮れと圧をかけてきます。一方のMさんは冷静沈着。静と動の対照的。

 

 

ランチタイム遅駆けだったので、食べ終えるまで貸し切りでした。と言っても、木坂さんとの会話が弾み、更にはお酒も進んでいたので、1時間半もの滞在。

 

 

朝も早くから仕込みのために、お店に詰められています。ビルによっては管理会社が日曜祝日は施錠をしてしまうところもあるそうですが、ここ萬年ビルは大丈夫とのこと。

 

 

ではようやくの乾杯。お待たせしましたね。

僕とMさんは生ビールで。わび助さんはワイン。

 

 

主観だけど、天ぷらとお酒って本当によく合うと思っています。天ぷらとワインなんて店名のお店もあるくらいだから世間一般の共通認識かな。

 

 

ちなみに大将の木坂さんが好きなお酒を尋ねてみたら、ワインでした。見た目が日本酒を好むようだったので意表を突かれた感じ。でもその大将がお勧めするワインが美味しくないわけがありません。

 

 

この日は3人とも天ぷら御膳。先に言っておきますが、三人とも御膳よりもお酒の会計の方が高かったのには笑ってしまいました。飲みすぎやねん。だからわび助さんが一杯目にグラスワインを注文したとき、ボトルにしたらと言ったのは半ば本気だったのです。

 

貸し切りでしたが、席はコーナーを跨ぐように陣取り。横一列に並ぶよりは、こちらの方が話がしやすいのです。僕としては両手に花状態だったので、いつまでもこの時間が続いてくれ~と思いましたがね。これだけ褒めたらいいことあるかな~。

 

 

突き出しというのか、お口直しなのか。

 

 

ここから御膳のはじまり。

 

えび

 

天つゆでもいいけど、僕は塩で食べます。えびの本来の味と、サクサクの衣とプリプリの身の食感をも愉しめるからです。

 

かぼちゃ

 

ホックホクで甘い。これも塩をつけていただきますが、天つゆでも楽しませていただきました。

 

大将の木坂さん。普段は寡黙で鍋に向かわれているけど、この日は他にお客さんもいないこともあってか非常に雄弁でした。一流の料理人と話をしながら食事をいただくとはなんとも贅沢な時間。

 

 

サゴシ

 

鰆(サゴシは小さな鰆のこと)は春と秋が旬だけど、実は脂が乗っている冬が旬だともいいます。

 

わび助さんを追いかけて、Mさんと僕もワインに切り替え。でも二人とも、既に生ビールを2杯飲み終えているのです。

 

 

インゲン

 

食材によって、衣のつけ方を変えているのでしょう。このいんげんはまるで素揚げのようなので、シャキシャキの食感が楽しめるのです。

 

ふぐ

 

まいたけ

 

これは美味いなぁ。天つゆとの相性が良くて、少しシナッとなりつつつも独特の歯ごたえを感じさせてくれるのです。

 

えび大葉巻き

 

大葉って名バイプレーヤー。この存在があってこそ主役が輝くのであって、えびを更に美味しくいただくことができました。

 

 

さつまいも

 

品種は甘みが強い紅はるか。今年は千葉が全滅に近いようで、茨城産だそうです。こんな話題についていけるのが、わび助さん。よー知ってはるわ。

 

これで御膳の天ぷらは終了。でも食べ足りず、飲み足りない三人は、天ぷらの追加注文。それもこれも貸し切りだから対応していただけたのでしょう。それとも僕の顔かな(>_<)

 

恭しく木箱が運ばれてきて、開くと多種多様なネタ。下ごしらえもされているので、見た目もよくと食欲をそそられます。

 

 

海鮮と野菜で箱が分けてあります。僕は前者を、女性陣は後者の箱を食い入るように見つめているのが傍から見ているときっと面白かったはず。

 

 

 

ほたるいか

 

三人とも揃って選んだのがこれ。ほたるいかは1杯ずつ衣をつけて鍋にいれていくので、かなりの手間がかかっています。わび助さんは、立ち上がって大将の手元をのぞき込んで感心していましたね。

 

 

ふきのとう キス

 

これは僕の注文ではなく、Mさんとわび助さん。ふきのとう、ひと房いただきましたが、苦みがまた美味しい。ひとりだと積極的には注文しないと思うので、こんな時複数人で訪問する意味が出てくるのかな。

 

そして僕は大好きな大好きな穴子。好きすぎて、目の前に置かれて飛びついたら、写真撮影をすっかり忘れていました。前回も写真とネタの数が合わなかったので、いつも取り忘れがあるみたい。

 

日本酒飲みたいでしょう? と木坂さん。

よくわかっておられるわ。結構な種類を置かれていて、メニューをめくりながら選びます。

僕の好みをよく知るMさん、(そのお酒は)ディックさんの好みじゃないわね など、僕の意志よりも早く的確に判断してくれるのです。

 

で決まったのがこれ

上喜元

 

 

 

 

ふと横を見ると、なんとも嬉しそうな顔をしているわび助さん。手元にはこれ。

からすみのお餅巻き

 

くわぁ~たまんねぇ なんてナレーションを入れたくなるほどの振る舞い。こんな顔、カニを食べたときにしか見られませんね。

 

 

女性陣がほぼ遠慮したご飯。僕はしっかりといただきました。Mさんは全く要らないというので、その分をもらおうかなと口にしたら、炭水化物控えているのでしょとやんわりとMさんに注意されました。まるで専属の栄養管理士さんみたい(^_^;)

 

 

 

アイスクリーム

 

ホールの方、僕の前にアイスコーヒーを最初置かれましたが、まさか唯一のアイスが男性とは思いもよらなかったのでしょう(笑)。

 

 

ご馳走様でした!

言わずもがな、ここは最高です。美味しい天ぷらを食べたくなったらまた寄らせていただきます。

 

最後に、食事の風景と木坂さんとの記念撮影。

 

外に出ると雨は上がっていました。

次、どこにいきますか? と口にするMさん。この三人だと真っ直ぐには帰らんでしょう。

では〇〇に行きますか 15時から開いているので とMさん。今度は飲みに徹するのですね。