焼鳥BLACK@藤井寺 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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はてさて次はいつ来れることやら

 

藤井寺にいます。自宅からかなり遠方なので、飲みに来るのは初めてです。

僕の世代だと、藤井寺=藤井寺球場=近鉄バッファローズの本拠地という連想をするんだけど、当時阪急沿線に住んでいた僕は、阪急の試合は観たことがあっても近鉄の試合は観たことがありませんでした。なんだかんだで阪急の試合チケットを入手するのは比較的容易いことだったのです。

 

子供の頃、野球に関してはなかなか厳しい環境に置かれていて、両親は生粋の巨人ファンで新聞は読売 テレビは巨人戦オンリー、一方学校では阪神・阪急・南海ファンが前夜の試合を熱く語るけど話題についていけず。どこの球団をも贔屓にせず、楽しければええねんという性格はこの頃に形成されたみたい。

 

猛烈な近鉄ファンなら聖地巡礼とでも称して駅南側を散策するところでしょうが、前述のとおり特に近鉄バファローズに思い入れはないので、北側のアーケード街を歩いてみました。

人通り少ないけど結構明るくて、決して寂れたシャッター街とは違うようです。

 

 

商店街から一本道を入ったところに、本日の目的のお店があります。それがここ。

 焼鳥BLACK

 

あの元人気ブロガーのarakan777さんこと、おやじさんが何度となく通われているお店。名だたる焼鳥店を食べ歩くおやじさんが足を運ぶということは、それだけ味がよく居心地のいいお店なのでしょう。この日はおやじさんからお誘いを受け、初のBLACK詣でとなります。

 

さて店内に一歩足を踏み入れると、ここ本当に焼き鳥屋さん?と誰彼ともなく問いかけたくなるほどお洒落な店内装飾。そして店内に流れる心地よいミュージック。

カウンター8席、奥にテーブル1卓だけど、落ち着いた雰囲気のお客さん達ばかりで、まさに大人のためのお店という立ち位置。

 

 

決して時間に遅れることがないおやじさん、既にカウンター席に座っていました。当然隣の空席が僕の席。そして更にその向こうに座っていたのは、なんとがま口職人 わび助さん

このお二方は、ここを贔屓にしてよく来られているので、今回の飲み会にわび助さんも緊急参戦されたようです。

 

 

どこに行っても、まずはビール。赤星が嬉しいね。


今回は初BLACKということで、真ん中に座らせていただきました。3人の中で一番お酒が弱いのにも関わらず。

それはさておき、かんぱ~い。

 

 

いよいよBLACK劇場の幕があがりました。

 

まずは最初のお皿。

ささみユッケ

 

続いてはこれ。

生肝

 

初めて見る塩。淡雪塩というそうですが、ピリリとした辛さではなく、くちどけの優しい塩です。おやじさんとわび助さん、通われているだけあって良くご存じです。肝が全然生臭くなく塩がいいアクセントになっています。

 

焼きに入る前に、お客さん単位でこれから焼くネタを見せていただきました。

 

 

先にグラスを空けていたおやじさん、早速日本酒を飲んでいました。ようやく瓶を空けた僕は同じものを所望。もちろんわび助さんも追従しています。

 

やめんか~い

 

この日のわび助さん、かなりのハイテンションで写真撮影の邪魔ばかりでした。まともに撮れた写真が少ないなかから、今回は抜粋して掲載しています。

 

 

最初に雁木を飲むと、他のお酒が色褪せてしまうことと、今回悟りました。うますぎるのよ。この雁木は大将がおやじさんのために山口まで行って買い付けてきたとかこないとか。知らんけど。

 

もものたたき

 

これは美味い。外側ぱりぱりで中ジューシーのお手本みたい。焼き師、つまり大将の腕がいいこと、よくわかりました。マスタードと山葵がそれぞれに添えられていて、僕は小麦色の肌をした手前の娘が…、もとい マスタードが好みでした。

 

 

 

ポテサラ

 

シャリシャリとした食感と旨みは、混ぜてあるパルミジャーノの仕業でしょう。はっきり言って、ポテサラを食べ歩いている僕の中ではかなり上位にランクします。しかも少し物足りなく感じる量なので、飢餓感に襲われましたよ。

 

焼き物を置く台が出てきました。写真右側にある長細いくぼみは、食べ終えた串を置くところだと、途中で気づきました。

 

 

焼き物の登場。左上からZの書き順で紹介します。

つくね、せせり 柚子皮仕上げ、ねぎま、蓮根

 

日本酒に対するおやじさんの注文は不変です。辛口、すっきり。

 

 

箸休めです。これ自家製かな、浅漬けだけどいい味しています。

 

 

町田酒造をあっという間に飲み終え、次は東洋美人。

 

 

僕の知っている東洋美人のラベルは能面。お多福のようなラベルは初めて見ましたが、大辛口のみこのラベルのようです。お二人はこれが当たり前のように話していましたが、出会うことが少ない希少価値のお酒かと。それが証拠に蔵元の澄川酒造場のHP覗いても、この商品は紹介されていないので、ネット販売するほどの量が流通していないと推測します。

 

 

ピッチが早くなってきました。まだ次の品が来る前にグラスが空になってしまうのです。ちなみに3人共同じペース。いいお酒ばかりが置いてありますが、おやじさんのリクエスト(あの酒、仕入れといて~とか)も入っているのかもしれません。またまた知らんけど。

 

 

 

レバーパテ

 

これも箸休めの一種か、それとも変化球か。カリカリのトーストによくマッチしていました。

 

肝火入れ、ぼんじり、厚揚げ、手羽先

 
奥の棚に、森伊蔵がさりげなく置かれているのを発見。一時は数年は入手困難とまで言われていたお酒なので、舞い上がった僕が注文。そんなに珍しい?と不思議そうに尋ねるわび助さん。庶民には高嶺の花なのですよ。
 

 

東京にも進出するとすれば店長候補の若い職人さん。お名前忘れてすいません。どこに出店するのがいいのかな なんて話になったので、僕は蒲田のバーボンストリートを推薦しておきました。だって単身赴任していたとき、蒲田はテリトリーだったからね。

ところで宮古島店の話はどうなったのかな?

 


 

ささみ、ぼんじり(別注文)

 

 

この日はいいお酒ばかり飲んだけど、この日の一番は雁木に軍配を上げました。

 

 

ご飯もので〆。こちらではSTAUB(ストゥブ)のラ・ココットでご飯を炊かれています。お米のアルファ化(糊化)が進みやすく、ふっくらと炊き上がるのが特徴。これで炊かれたお米が美味しくないわけがない。

 

 

僕も3年前にレクタンギュラーディッシュを買って、重宝しています。

 

僕の今の関心はル・クルーゼ。片手鍋なんかほしいな。

 

 

ほらほら、ご飯がふっくら。何杯でもお代わりしたくなるけど、炭水化物控えめしていることを忘れてはいけないのです。

 

大将のドヤ顔。若いのにたいした腕前です。

それよりもこの日曜日(今日だ!)の大阪マラソンに出走、完走されることを期待しています。初マラソンで抽選に当たった強運の持ち主なのです。




美味しくいただきました。

 

最後は鳥スープ。コクがあって美味しい~。二日酔いもないでしょう。

 

 

だからやめんか~い

 

 

ご馳走様でした!

凄く美味しかったです。おやじさん、お誘いいただきありがとうございました。そしてわび助さんもご同伴、ありがとうございます。

グルメなお二方が通われるだけあって、いい焼き鳥を食べることができました。また来たいけど、8月まで空きがないとのこと。どれだけ人気店なのでしょう。

でもなんとかまた来ます!