大衆酒場 ぎふや@天満 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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1月下旬の手術後3日目の夜。

病室のベットの上で暇を持て余している僕の元に、北新地うどん薮やの大将 藪ちゃんから、天満に新世界 ぎふやが開店したことを知らせるメッセージと料理の写真が届きました。

術後療養中であることは当然ご存知なので、早く良くなって飲みに行こうとの想いが込められているのは言わずとも分かりました。ありがとう〜。

退院したら必ずや行くぞ!

病室の天井を仰ぎみながら、固く握り拳を握りしめた夜。まさか退院しても禁酒が続くとは、この時は想定していなかったけどな。

 

 大衆酒場 ぎふや

 

新世界串かつ ぎふや本家の3号店。本店はなんと大正5年の創業で今年で創業107年。僕の年齢の倍近くには恐れ入りました。

そしてそんな若造の僕は、この老舗中の老舗である ぎふや本家をこの時まで知らなかったのです。だから病院のベットの上で、ぎふやのチェックに明け暮れていました。

 

 

禁酒解除から2週間、病床での誓いを遂に果たしにきました。

そういえば天満の地も術後初。たった48日留守にしただけで、雨の後の筍のように新店舗がにょきにょきと現れてくるほどの激戦区。ぎふやもそのうちのひとつ。

お店の場所はJR天満駅から徒歩1分と案内されているけど、これは同じく天満にある鮪酒場 まぐろじんと同じ時間。そのくらい両店ともにエキチカ。

 

 

まくろじんは天神橋筋商店街の中。ぎふやはJRの高架下。天満駅からの所要時間は同じでも、立地は全く違います。どう考えても高架下のほうが家賃は安いはず。それがここの信じられない単価に反映されているのです。

 

 

明ごころ南店がある京阪高架下よりJR高架下はぐっと低いのですが、信じられないことに ここぎふやには2階があるのです。写真は2階席だけど、窓の向こうにJRが走る影が見えるので、2階部は高架下から少し外れていると考えるのが妥当。でも高さが低いので、あちこちに梁があって、背の高い人なら絶対に頭ぶつけると思います。これから行く人、気をつけて。

 

 

先にも書いた信じられない単価がこれ。ハイボール90円、サワー90円、生ビールマルエフ 170円(全て税抜き)。どうかしてるぜ。

 

 

串かつも安い。贔屓にしている八重勝の単価は100円から50円刻みの150円、200円。その間を縫うように値段設定されているので、どちらが安いか甲乙つけがたいけど。

 

 

最近では生ビールよりは瓶ビール派なんだけど、マルエフなんて珍しい銘柄を目にすると気になって仕方ありません。瓶ビールはスーパードライなので、悩みに悩んでこれ。

 

 

 

生ビール アサヒマルエフ

 

安いからと言って、小さなグラスではありません。中ジョッキサイズです。

 

これはお得だね とひとりほくそ笑んでいたら、向かい側から僕のグラスにタンブラーをぶつけてくる人が! ちょ、ちょっと非礼ではありませんか、今から飲もうとしているのに。

 

 

テーブルの向こうに座っているのはコケティッシュながま口職人 わび助さん

僕の快気祝いに駆けつけてくださいました。ありがとうございます。

彼女のタンブラーには柚子サワー。僕を遥かに凌ぐ酒豪のくせに、なぜかサワー系からいつもスタートされるのです。

 

 

お通し

 

ここで最初に口にした食べ物がこれ。これがかなり美味しくて、これだけ1品料理として出せるやんとわび助さんと話をしていたのですが、あとでレシートみたら@300円でした。1品料理です。

 

トマトスライス

 

わび助さんは矢鱈にトマトの銘柄に詳しくて一家言を持っています。〇〇は糖度がどうだとか、だからこれはどうよなどの説明をしてくれるのですが完全に馬耳東風で、トマト食べながら聞き流してしまいました。ごめんなさい。

 

 

牛煮込み

 

ここぎふやは煮込みが名物らしく、この牛煮込みのほかに、どろ炊きというのもあります。

これサーブされるときグツグツと煮えたぎっているので、火傷には要注意。そしてこういった鍋料理にはハズレはないんだよな。

 

 

串かつ

 
盛り合わせがあれば便利なんだけど、単品でしか注文できません。
わび助さんとタネ選びをしたら、完全に注文の指向性が違ってカスリもしませんでした。

わび助さん注文:ホタテ、キス、タコ、海老、アスパラ

僕の注文:串カツ(牛)、ホルモン、紅生姜、玉ねぎ

 

総体的にみて、ここの串カツは美味しいですね。その中で一番気に入ったのが玉ねぎかな。

 

 

 

ハイボール

 

90円(税抜き)の品です。これも中ジョッキサイズ。コスパがあまりにもいいので、2杯目も直ぐにお代わりしてしまいました。でもね、飲みなれている角ハイとは異なるので、たった2杯で酩酊気味。

 

ホタルイカ沖漬け 肴めんたいこ

 

やめんか~い。

 

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酒好きのアテです。これもわび助さんとの意見が異なり、ホタルイカは僕の好物。

 

 

めんたいこを注文する際に、軽く表面を炙ってもらえないですか と店員さんに優しく尋ねるわび助さん。でも傍で聞いていて、あんな風に頼まれたら断れんやろ~と思ってしまったわ。

 

 

厚揚げ

 

これも目がないのです。そうわび助さんに言うと、知っていましたよ~との返答。

だからといって、厚揚げをくすぐるのはヤメレ!

 

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イベント準備で走り回る中を駆けつけてくれたわび助さん、ここでタイムアップでした。

週末にはどこかの会場に現れることでしょう。

 

事前に目を通して照準をあてていた 鯖おから、結局注文できず。だからまたこなきゃ。

ご馳走様でした。