映画「容疑者Xの献身」
原作に愛着があったのと ドラマ化されたときキャストと演出の一部が好きになれなくて微妙な感じだったのと 映画のキャストもイメージと合わなかったため 劇場に行こうかどうかしばらく悩んでいたのですが 夜おうちでごろごろしているうちに 行かないで不満なのもどうかと思いなおしました そうしたらすぐにでも見たくなって真夜中にネットで席を予約し朝一番に見てきました
ここから先は映画の感想です
見に行った感想は 原作とか脚本とか そんなのどうでもいいというか どちらもハッピーなんじゃないかと思えるくらい良かった 原作から無くなったところも 変わったところも 加わっているところも どれも映画が自立していてよかった 石神役の堤さんと花岡靖子役の松雪さんが原作のイメージから離れていることで 工藤と花岡靖子の男女の艶っぽさが無くなったり脚本も変わらざるをえなかったんだろうけど 演技が素晴らしいし脚本にも無理がなくて すっと映画の世界に入って夢中になれた ただ刑事役の美人な柴咲さんが長年の友人の草薙の代わりになったのに 「友人として話を聞いてくれるか」のところを変えなかったのは腑に落ちなかった 友情と友情のトライアングルのバランスが 数年事件を通じて関わりがある女にすり替わることでどうしたって異質なものになってしまう べつに 男と女の友情は成立するかなんて話をしているのではなく 学生時代の友人というかけがえのなさを補うために そこは友情ではなく愛情に踏み込んでほしかった そこに湯川と内海の関係が進展することで 湯川の告白も 真相の重大さも 刑事として秘密を共有できないときに失うものの大きさも 切迫感が増したと思うのだけど 残念だった 湯川の人格にまでゆがみをきたすような影響力があるはずだろうと思ったけれど それがあまり感じられなかったのかな
それでも ツーっと後半から涙がこぼれて 同じところで 隣の男の子も泣いていたみたいで その場面は 小説を読んでいた人だけが泣ける場面のはずで ああ いっしょだぁ おんなじところで涙がでるなんて 気が合うねぇなんて 気になってこっそり横を見てみたら ひょろっとした高校生くらいの眼鏡君が これまたほそほそとした指先でまつげのあたりを二、三回そっとなぞっているところで その一瞬に見とれてキュンとなっていたら スクリーンは ちょうど花岡美里役の金澤美穂ちゃんの笑顔がいっぱいにまぶしくて 素晴らしいかった なんで美里の自殺のくだりがなくなってしまったのだろうか それは工藤と花岡靖子の男女の艶っぽさが無くなったこととセットなわけだけど このへんがごっそりなくなって残念だった それを差し引いても充分素晴らしい映画だったので 原作の凄みを際立たせている そして今日原作を読み返してみたけれど 昨日見た映画のオリジナル部分が 原作を読みすすめていくと ところどころで効果的に作用して感じていることに気づいたのです つまりは私にとってどちらもハッピーな作品が生まれたんだなと思ったしだいです
また映画みたくなりました もういちど劇場にいけるといいな
星影の小径
そんな気持ちのよい三連休のはじめの夜はこんな曲でのんびりしたいです 何度聞いても心がピュアになる気がします 10月は仕事が忙しくて先週はぎっくり腰になってしまい踏んだり蹴ったりでしたが 会えば誰かの心のとげとげが溶けてなくなっていくような そんな大人の女性になりたいな この曲を聴くとそんな気分にさせてくれます
ちあきなおみさん 素敵な夢をたくさんありがとうございます(たぶんネットはご覧になっていないと思われますが)
それにしても早く暖かくならないかなぁ 春が待ち遠しいです また薔薇がたくさん咲く代々木公園で散歩したいです
日光 紅葉・ドライブ 中善寺金谷ホテルのランチ
日光日帰りの旅がつづきます 中善寺金谷ホテルの紅葉を楽しんだあとは ホテル内のレストランでランチをいただきました 2階・3階のアートスペース
で奈良美智さんの作品が展示されていて入場料大人¥1,000を払えば宿泊客以外も見ることができるそうです エントランスに奈良美智さんデザインのminiが展示されていましたが 不思議とホテルのロビーの雰囲気に合っていておもしろかったです 名前を呼ばれるまで少し座って休みました
12時ころ名前を呼ばれて廊下の奥に進むと そこはどの席からも外の紅葉が見ることが出来る細長いお部屋で 明るくて落ち着いた雰囲気でした 一番奥まった席に座りメニューを見て色々と悩みましたが私は秋のスペシャルランチにしました
野菜のクリームスープ
秋なすびと那須産豚ヒレ肉のコンフィ 2色のソース
サラダ
本日のデザート(とちおとめのクレープ)
珈琲
パン
お料理はどれも美味しかったけれど 野菜のクリームスープはコーンだけではなくいろんな香りがした メインの付け合せの茄子が美味しいのでいっそう好きになってしまいました バルサミコのソースにはジャムで甘みが足されているせいかまろやかで あっさりとしたヒレ肉とオリーブオイルのソースと とても合っていて 今度自分でも作ってみようかなと思いました
食器は白いノリタケで統一されていて 使い勝手がよさそうで素敵だなぁと じーっと眺めてしまいました 私は運転があるのでがまんですが みんなワインで乾杯 今年も両親が健康でいてくれて本当にうれしい 来年もこうしてどこかに連れていってあげたいな
秋のスペシャルランチ ¥3,900(税込み)
特にお得なお値段でもないとおもうけれど 紅葉をあんなに楽しんだのでもったいないくらいでした 今度は夏にも来て温泉にも入ってみたいです
13時頃 帰るときには満席で予約なしだと1時間待ちとのことでした 休日や紅葉の時期は予約したほうがいいのかもしれませんね












