第15回「ニオイもスッキリ」-部屋干し洗濯物のニオイ対策
梅雨も明けて夏真っ盛りのこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?真夏に洗濯物を外干しするとパリッと乾いて気持ちがいいですね。
でも、ひと月もすると秋雨前線がやってきます。梅雨時と同様、洗濯物を部屋干しする機会も増えてきそうです。
今年も梅雨を控えて「部屋干し対策」の洗濯洗剤、柔軟剤などの新製品が発表され広告をご覧になった方も多いと思います。今回は部屋干しの洗濯物のニオイを防ぐにはどうすればよいかについて書いてみたいと思います。
部屋干しの洗濯物のニオイは「汚れ」と「菌」が原因です。梅雨時など湿度が高く洗濯物が乾きにくいときには湿った状態が長く維持され、洗濯物に残留した「汚れ」をエサに「菌」が増殖するのに格好のコンディションとなります。
ニオイ対策には「汚れ」と「菌」を減らすことが必要。「部屋干し対策」の洗濯洗剤は、酵素等の成分で有機物を分解し「汚れ」を落ちやすくしています。また、除菌や殺菌に効果のある成分を含むものは「菌」の数を減らす働きがありますので、このような製品を使うのは一つの対策となります。
他の対策としては、「汚れ」対策の「充分なすすぎ」と「菌」対策の「洗濯槽の乾燥」があります。
効果の高い洗濯洗剤でせっかく「汚れ」を洗濯物から遊離させても、その汚れを含んだ水が洗濯物に残ってしまっては意味がありません。しかし、一般の全自動洗濯機の「すすぎ」に含まれる脱水工程では、洗濯物に含まれる水分の半分程度が取り去れるに過ぎないのです。さらに洗濯物の量が多すぎたりするとモーターのパワーが追いつかず充分に脱水できません。
効果的な脱水のためには洗濯物の量は適量を守ること、洗濯物の量が多かったり、吸水性の洗濯物の割合が多いときには、脱水→給水→脱水のすすぎ工程をもう一回行うことが洗濯物に残留する「汚れ」を少なくするのに有効です。
また、洗濯しないときに洗濯槽の中に洗濯物を入れておいたり、洗濯機の蓋を閉めておくことは、洗濯槽の乾燥を妨げ「菌」の増殖を促すことに繋がります。使用しないときは洗濯槽をカラにして乾燥を心がけ、末尾のリンク[1]などを参考に定期的な洗濯槽のクリーニングを行うと洗濯物に付く「菌」の数を減らすことができます。
洗濯物の干しかたにも注意が必要です。湿った状態が維持されて菌が増殖するのを防ぐにはとにかく早く乾かすこと。洗濯物どうしを密着させず、できれば風を当てたり部屋に除湿機をかけて、水分をできるだけ早く蒸発させてしまうことが望ましいです。日差しのもとで外干しできるならば最も理想的ですね。
これからの季節、部屋干しの洗濯物のニオイが気になる方は上記をご参考になり、ニオイもスッキリな洗濯にトライなさってはいかがでしょうか?
<関連リンク等>
[1]洗濯槽の正しい洗い方
http://sekken-life.com/life/soap_kabi2.htm
○ 関連キーワード:脱水率