車検取得から一ヶ月が過ぎました。
が、取得三日後に東北地方太平洋沖地震が来てしまい、
計画停電やガソリン不足が続き、バタバタと落ち着かない生活が続いていたので
この一ヶ月で乗ったのはたったの二回。
わずかに二回ですが、乗った時に感じていたのがクラッチが遠くそして重いと言う事。
レバーに4段階の調節機能は備えているのですが、
一番近くにしても比較的手の小さな僕にはまだ遠い・・・
その上重いので(これは大型車と言う事である程度は仕方ないのでしょうが)、
手は痛くなってくるし、更に肩まで凝ってしまうんです。
それををどうしたら解消できるか考えました。
で、まず考えたのはレバーのみの交換。
純正のレバーは外に行くほど角度が急になって開いています。
主に中指と薬指の力でクラッチ操作をする僕にとっては非常にありがたくないデザイン。
これをグリップに対してなるべく並行に近い角度になっているレバーに交換すれば
力も入れやすくなって操作がしやすくなるかもと。
ただ、あるにはあるのですがなかなかのお値段。
って事で、ひとまず保留。
次に考えたのが、クラッチのラジアル化。
元々、RZで使用していたNISSINのブレーキ(ラジポン)を持っているので
これをいつかは着けようと思っていました。
それにあわせてクラッチもラジアル化する事で軽くなるし
レバー形状も純正レバーよりは角度の開きも緩やかなのでWでいいのではないかと。
あ、ラジポンといっても、クラッチ側もNISSINですよ!
ブレンボやベルリンガーなんてモンは はなっから考えてません。w
そんな金あるわけ無いです。
ここ数週間、悩みに悩みましたよ。^^;
いろんな事をシュミレーションして。
最終的な理想の形に向かって一番無駄が無く、
しかし、もちろん経済的な事情も含めてBESTな選択は何かと考えました。
で、出した結論が・・・
NISSINのラジポンへの換装。
NISSINのラジポンなら、費用的にはレバー交換のみよりは掛かってしまいますが
費用対効果で考えると・・・と僕は判断。
さて、ラジポンへの換装は決心しましたが、ここで問題になったのが「色」でした。
既に持っているブレーキのラジポンはブラック(ホルダー)×ブラック(レバー)。
で、NISSINのラインナップを見ると、なんとブラック(ホルダー)×ブラック(レバー)がない!
一番近いものでブロンズ(ホルダー)×ブラック(レバー)。
一瞬、これで妥協してしまおうとも考えたのですが、やはりどうしても納得できず…
かといって横型のマスターはつけたくないし。
これ(横型)ならブラック(ホルダー)×ブラック(レバー)があるんだけどね。
ってか、なんでそんな ド定番のカラーが無いんだよっ!?
と、あきらめかけた時、とある情報を入手。
なんとZZR1400がSTDでNISSINのラジアルクラッチマスターを装備しているんだけど
それがなんとなんとブラック(ホルダー)×ブラック(レバー)なんだそう!!
これを流用すればいいじゃん!
ってな訳で、ネットでKAWASAKI純正パーツカタログを検索。
KAWASAKI・YAMAHAはネットで公開してるのね。
助かります^^。
番号を調べいつものSBSで注文して取り寄せました。v(~~)
純正部品でしかも注文品なので割引は一切無し。
ライコとかに売ってるNISSINのパッケージものならもっとずっと安く買えるのに…
でも、まぁ仕方ないですね。
色の妥協は出来ませんから^^;
ラジポン本体の目処が付いたのですが、マスターを交換するだけという訳にはいかず、
ホースも何とかしなければいけないことが判明しました。
バンジョーの取り付け位置が純正とラジポンでは全く違うため、
約7~10cmほど足りないのです。
っていうか、ハリケーンのバーハンドル化がなされてマスターの位置も上方&後方になっているのに
純正のホースのままついていたんですよ、僕の。
その時点でもホースに無理が掛かっているように見える状態だったので
これはクラッチホースも併せて交換が必要になると思い調べだしたのですが、
これまた結構なお値段で・・・^^;
他になんとか少しでもコストを抑える方法はないかと探していた所
DAYTONAから延長ホースが出ているのを発見!
しかも丁度10cm延長のヤツ!!
今回は「僅かながらでもタッチを向上させる」と言う事が目的なのではなく
ただ単にレバーを近くし、クラッチを軽くする事が目的なので
ホースは純正のホースを利用して、
それを延長させNISSINのラジポンを取り付けることに決定。
ホース部分はシルバーでとっても目立ってしまいそうだったので
配線用のベトベトしない黒いテープを購入し、配線風にグルグル巻いて
少しでも目立たなく・・・と。
さてさて、クラッチのラジポン化が決まったら、
もちろん同時にブレーキのラジポン化もしてしまいましょう。
ブレーキホースは既にハリケーンのオリジナルステンレスメッシュホースに
換えられているのですが、中途半端な事に
マスターからキャリパーまでのホースはメッシュホースなのに
キャリパー同士を結ぶホースが純正のゴムホースのまま・・・Orz
これ、前から気になってたんですよね・・・
どうせマスタをー交換する時にエア抜きとかしなくちゃならないんで
このタイミングでその純正のホースも、同じハリケーンの適合品にお取替え~。^^
ただ、交換してみたものの、マスターからキャリパーまでのホースが若干短いような気が…
あと3~5cmくらい長かったら良かったんだけどなぁ。
交換後、近場をぐるりと一周してきましたがとくに問題は無さそう。
でも、フロントをスタンドなんかで持上げた時にどうかな…
今日は朝9時頃から作業を開始してランチもとらず3時頃まで掛かりました。
もしまた同じ事をする時があれば半分くらいの時間で終わるかとは思うけど
とにかく初めてやるバイクはいろいろと余計な時間が掛かってしまいます。
配線の取り回しとかね。
そそ、フロントのブレーキ・クラッチのマスター交換&エア抜きが終わった時点で
フルードがかなり残っていたのでついでにリヤのフルードの交換もしておきました。
リヤはリヤカウルを外さないとリザーブタンクが出てこないのでチョイと面倒なのですが
ついでなのでとやってしまいました。
見てみると・・・
結構よごれてますねぇ・・・^^;
リヤに関してはエア噛みがないので、古いフルードを新しいフルードで押し出すだけなので
超簡単。
リザーバータンク内の古いフルードをシリンジでギリギリまで吸い取り
新しいフルードを注ぎ足して、あとはキャリパーから古いフルードが出てこなくなるまで
ひたすら押し出すだけ。
完璧です!
そそ、ブサ子のリヤキャリパーはブリーダーバルブが外側だけじゃなく内側にもあるので
忘れずに。
そんなこんなで交換完了。
う~ん、カッコいい。
で、肝心の交換後のインプレですが・・・
純正と比べ2割くらい軽くなったかな?と言う印象です。
ブレンボなんかは指一本で操作できるほど軽くなるそうですが
逆に乗りにくくなってしまったと言う人もいると聞いたので、
僕的にはNISSINのもので十分。
併せてレバーも近くなったので、とっても快適に乗れるようになりましたよ!
なんと言っても、見た目も良いしね^^
ついでにリヤのフルードも変えたのですが、更についでにTTRのもやってしまおうと
マスターの蓋を外そうとしたのですが・・・
ネジ、思いっきり舐めてます・・・Orz
僕の道具でこれを開けることは不可能なので、
今度Eddieさんに持って行って開けてもらう事にします。
という事で本日はブサ子の作業のみで終了!