日曜日、うちの村ではトンド建てでした。
漢字でなんと書くのかは知りませんが一応自分的にはひらがなで「とんど」です。
高さ5~6メートルってところでしょうか?
村人の高齢化もあり、昨年よりふた周りほど小さくなりました。
いろんな地域の事情で張りぼてのようなものもありますが、うちの村のものは二階があってぎゅうぎゅうにササキ(細い竹)を詰め込んだ、力作です。
![$修理屋の兄ちゃんのブログ/武内自動車整備工場](https://stat.ameba.jp/user_images/20120109/18/craftmansgarage31/de/aa/j/t02200165_0800060011725556685.jpg?caw=800)
数年前まで無くなっていたのですが、村人の意向で復活されて確か4年目で3回目の建造です。
いつも、この完成品を見ると、思わず頭の中にフラッシュバックする漫画の一節があるのですが、
プラネテスという、モーニングでやっていた宇宙漫画の一説なんですが、
もし興味がありましたら全4巻しかありませんので先に読んできてください。
それましたが、その話の中に、ロケットというものを表現する一説として、
うろ覚えの部分もありますが、
一度地面から離れたら、二度と丘に帰って来ない物だけが本物。
ただただ遠い、深遠の宇宙にめがけて飛んでいくためだけの、希望と意志の力に満ちた、
哀しい機械。
と、言う一節がありまして、
ああ、これもそうなんじゃないかな、と、思うキヨシです。
未だ自然の中で小さな存在だったかもしれない遠いご先祖様たちが、
神様とか仏様とか言うとにかく空の上にいるであろう見たことも無い存在に、もしかしたらそういう宗教観の無い頃から、ただただ空を見上げて祈ってしまうその遠い空に、
唯一こちらからアクセスするものではなかったのかと。
とても一方的なアクセスで、返事なんかは無いのだけれども、それでも夜空に立ち上る炎に願いを込めて空を見上げるのではないかと。それが本来の人間なのではないかと。
と、ロマンを感じてしまうキヨシです。
来週は点火しますので、年末に着いたおかがみをいただいてまいります。
海苔で巻いて焼肉のたれにつけて食べるのが好きなキヨシです。
自分の感じるロマンを守るために、あえて正しい由来は調べないキヨシでした。