ヤシの木は nuisance だ! | 子育て終了、海外にいこう!・・・オーストラリア、ブリスベン

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ブリスベン37年。
子育ても仕事も終わり、毎日の暮らしをゆっくり楽しむはずが、
なんの因果か、そうではない…

ブリスベンの住宅街のあちこちに、ヤシの木が生えています。

 

 

ヤシの木というと、ココナツの取れるココヤシをイメージしますが、

ココナツは取れません。

 

「椰子の実」の歌もココナツですが、

この辺に生えているヤシの実は直径1.5センチくらい。

たぶん食べられない。

 

なぜこんなにヤシの木が生えているのか。

私の勝手な推測だと、

イギリスから来た移住者が熱帯のイメージに憧れて植えた!

 

 

いったい何年で、

あそこまで、でかくなるのか、

10年ぐらいだすると、私の推測は間違っている……

 

 

見た目はともかく、このヤシの木、

まったくの nuisance (ニューサンス)です。

 

Nuisance とは、迷惑なもの、面倒なもの、いやなものです。

響きからして、イヤな感じですよね。

 

 

ヤシの木の生えている家の持ち主にも、

隣の家の人にとってもかなりな nuisance。

 

 

数日前、隣の家の人が、

うちの家との境の塀のそばのヤシの木を1本処分してくれました。

 

業者に頼んで、

1100ドルかかったそうです。

約10万円。

 

見積もり時は2200ドルと言っていて、

今、時間空いてるからって半額にしてくれたんですって。

 

 

これで、私は、隣の家から落ちる椰子の葉

(でかいので、葉というより、枝のイメージ)を処理する手間から

解放されました!

 

 

しかし、反対側の隣の家にもあるんです!

 

この間は、朝、車で出かけようとしたら、

道に出るところに落ちていて、

エッサエッサ、どかしました。

 

 

そして、ヤシの木のやっかいなところは、それだけじゃない。

小さな実がたくさん落ちて、芽が出ます。

 

 まるで日本の葉蘭(バラン)みたい。

 

でも、だまされてはいけません。

ほうっておくと、あのヤシの木になる!

 

 

今、私はせっせと引き抜き中。

 

 

隣の人は、ヤシの木を処分してくれましたが、

これって、隣の人の罪じゃないのです。

 

オーストラリアは移動の多い街です。

その家に住んでいても、そこに生えている木を植えたのは、

今、所有している人やその祖先ではない可能性大。

 

隣の人、「inherit したようなもんだな」と言ってましたが、

まさにそのとおり。

 

木とかにまつわる面倒も前の(前の、その前の)所有者から

受け継いでしまったわけです。

 

 

最近の私は、木を地面に植えない主義です。

もし、植えたかったら、鉢に植える!

 

昔、移住してきて、

その頃は非常に安かった、

庭のある家を買って住んだときには、

果物の木とか何本も植えました。

 

その前が団地住まいでベランダしかなかったので、

うれしかったのです。

 

 

でも、そのあと、木を植えて大きくなると、

あとあとたいへんと悟りました。

 

 

Norfork Pine (コバノナンヨウスギ)の苗木をくれた人がいて、

植えたら、

どんどん大きくなって、

業者にお金を払って切ってもらったというのも、いい勉強になりました。

 

 

和歌山の実家にも、

父や祖父が植えた木がたくさんあって、

 

後片付け役の私は、

自分で剪定したり、切ってもらったり。

 

勝手に生えてくる雑草と同じで、

管理がなかなかたいへんでした。

 

 

だから、果樹とか植えたいときは、

鉢に植えることにしました。

 

ブリスベンは木が多くて緑いっぱい。

私が植えなくても、

公園にも、道にも、家々の周りにも緑がいっぱいで大丈夫です。