歩道を歩いていて、以前から、
「なんなんだろうなあ」と思っていたことがありました。
白くなっているんです。
「うーん、歩道を作ったときの印とか?」
いったいなんであんな模様が
ところどころについているのか
わからなかったのです。
日本の歩道はどんなふうだったかは忘れました。
というより、私の育ったあたりには
歩道なんてありませんでした。(笑)
うん、信号もなかった。
この辺の(つまりブリスベンです。他の地域のは覚えてません)
歩道には、
上の写真のように、
50cm~1mくらいの間隔で、横に筋が入っています。
セメントを貼るときにはずらっと流して、
その後で、こういう筋を入れるんでしょうね。
下の地面が上下しても
この筋のところでずれてくれということなんでしょう。
ヒビが入る代わりに。
この間、公園で孫守りをしているときに、
わかったんです!
あの白い模様の意味が。
道の向こうに、作業をしている人がふたり。
ひとりは小さいトラクターみたいなのを動かして、
もうひとりはバケツと柄付きのブラシみたいなのをもってついていきます。
ところどころで停まって、
なんやら音が。
それからまた前へ。
で、後ろの人が、停まっていたあたりを掃いて、拾って。
要するに、あの横に入った筋のところに、
段差ができていれば、停まってガリガリ削っていたんです。
私が不思議に思った模様は、
歩道のコンクリートが削られた跡だったんです。
市役所の人なんでしょうが、
年がら年中、
ブリスベン中を順番に回って、削ってくれているんでしょうね。
こういうチームが複数あるのかもしれませんが、
気の遠くなるような仕事です。
かくして、私の疑問は氷解。
歩道を作ったあとも、
こうやってメンテナンスをしてくれているんだなあと
ブリスベン市役所に感心いたしました。
段差で転んで訴えられるのを防止しているのかもしれません。
凹んだところや、段差がありすぎて削れないところは、
埋めてます。
こういう材料もあの二人組がもってるんでしょうね。