茶道のお道具を買うならどこのお店がいい? | WABI×SABI〜日本のレキシが選んだ美のカタチ〜

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現在に伝わる日本の歴史・美を伝えていきたいと考えています。

特に茶道を通じて、日本独自の精神や美について記事を書いています。




お稽古をはじめる時にまず必要なものと、
それらが売っている茶道具店を3つご紹介します。

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(新宿)京王デパート新宿の美術工芸 千華

ゆっくり、接客してもらいながら茶道具を買いたいとき。

(東京)三越日本橋本店

有名なお茶碗も見ながら、やるならより質のいいお道具をはじめから揃えたいとき。

(京都)原田茶具商店

アクセス便利なところで、入門者・初心者向けのリーズナブルな茶道具を買いたいとき。


まずは、京王デパート新宿の美術工芸 千華のご紹介です。
こちらのお店は、品揃えはもちろん、お店の方にお聞きすれば丁寧に教えて下さいます。

また、フロアの一番奥にありますので、ゆったりと商品を選ぶことができます。
私は、お稽古に使用します懐中物一式を買いに行きました。

懐中物一式は、主に帛紗、扇子、懐紙、菓子切のことを言い、
それらはたいてい奇数屋袋に入れて持ち歩きます。

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まず帛紗(ふくさ)の購入するときのポイントは、
「色」「素材」「厚さ」ということを教えて頂きました。

「色」:お流派によって色が異なるようです。

「素材」:ポリエステルと絹があるようです。
学校などの行事などで使う場合は、ポリエステルを、
お稽古で使用される方は、絹を選ばれているようです。
(懐中物一式セットなどの中に入っている帛紗はポリエステルであることが多いです。)

「厚さ」:絹の帛紗には厚さのバリエーションがあります。
薄い方が練習しやすいのと、絹は洗えないため、
汚れてきたら使い捨てるということもあり、
練習を沢山する場合は、薄くて安いので始めるのがポイントのようです。

次に、奇数屋袋について2つの質問をしました。

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絵柄は派手なのを使っていても大丈夫なのか?
また、値段が極端に違うのはどうしてなのか?
前者に関しては、あまり気にされなくても大丈夫ですよとアドバイスを頂きましたので、
自分の気に入ったものを購入しました。

中には、昔から伝わる有名な絵柄だったり、
新しいデザインの柄だったりがあるようでした。
後者は帛紗の時と同様で、奇数屋袋の布には
ポリエステル素材のものと絹素材のものがあるようです。

よって、お値段も素材に応じて違うようです。

最後にお扇子についてですが、お流派によって長さが異なるようです。
帛紗とお扇子は、お流派を決めてから買いにいくとスムーズに購入ができるかと思います。


次に、日本橋三越本店のご紹介です。

こちらのお店は、6階と5階と2つのフロアで茶道具を販売していました。
6階には、茶道具一式が売っている茶道具店と様々な展示が行われる美術展ブースがあります。

美術展ブースでは、
普段見られないような有名なお茶碗などの茶道具も展示販売されていて、
お買い物と展示拝見の両方が楽しめる場になっていました。

展示の内容によっても様々ですが、
全国各地から茶道具が集まってきているように感じました。

そして5階キッチンコーナーには、
茶杓や茶碗などが置かれていて、
1万円~3万円くらいの茶碗をお買い求めしたい場合は多くのお茶碗を拝見できると思います。
茶杓も、絵柄などが書いてあるものがあり、
普段あまり身近で目にしないものが売っていました。

最後に、京都の河原町にある原田茶具商店のご紹介です。

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河原町の四条通といえば、様々なお店が並び、大変にぎわっている通りです。
その途中の路地に入ったところにあるのが、
原田茶具商店です。

入門者・初心者向けのお道具から、
書付物まで揃っていました。
また、奇数屋袋の種類も豊富で、
こだわりのある方は楽しく選ぶことができそうです。