「笠原鉄道廃線跡ウォーク~笠原町街歩きとタイル感謝祭」 笠原鉄道廃線跡ウォーク編 | cotsplaceのブログ

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2024年4月21日

 

午後から雨が降る天気予報だったので、早めにウォーキングを済ませるために、時間を見計って多治見へ出かけました。

 

 

いつもは、事前にさわやかウォーキングのサイトでマップを確認していくのだけれど、

今回は、他社主催と言うことでマップの事前公開はありませんでした。

 

 

どうやら、東農鉄道が主催するウォーキングイベントのようですね。

 

 

名鉄犬山線の木津用水駅からJRの多治見駅に行く方法はいろんな経路があります。

①名鉄犬山線で木津用水駅から名鉄名古屋駅に出て、JR中央線に乗り換えて多治見へ行く方法 1310円

②名鉄犬山線で木津用水駅から犬山駅に出て、名鉄広見線に乗換え新可児駅まで行き、JR太多線で多治見へ行く方法 750円

③名鉄犬山線で木津用水駅から犬山駅に出て、名鉄各務原線に乗換え新鵜沼まで行き、JR高山線~太多線で多治見へ行く方法 760円

④名鉄犬山線で木津用水駅から上小田井駅に出て、地下鉄鶴舞線に乗換え鶴舞駅まで行き、JR中央線で多治見へ行く方法 1370円

 

一番安く行ける②の方法を使いました。

 

 

名鉄広見線の新可児駅に到着です、

 

 

駅舎を出てすぐお隣にあるJR太多線可児駅から乗り継ぎます。

 

 

JR太多線は、美濃太田駅から多治見駅までを結んでいる、非電化の単線路線です。

太多線の列車は、高山線を経由して多治見から岐阜への直通列車も走ってます。

 

 

可児駅のホームの端まで来てみました。

すぐお隣の線路には、名鉄広見線の赤い電車が止まっています。

なぜこんなに駅が近いのかというと、戦前のJR広見駅時代には、名鉄がJRの駅に乗り入れていたのだそうです。

 

 

今は、分離されて別々の管理になっていますね。

 

 

美濃太田方面のホームに行くためにエレベーター付きの立派な跨線橋が出来ています。

その橋脚の部分のすぐ横が名鉄の新可児駅の入り口でした。

 

 

ディーゼルエンジン特有の音をたてながら、二両編成の列車がやってきました。

 

 

ドアに付いている開閉ボタンを操作して乗り込みます。

可児駅を発車したら下切駅、姫駅、根本駅、小泉駅に停車後、終点の多治見駅に到着しました。

この列車は、折り返し岐阜行きの普通列車として運行されます。

 

 

多治見駅の改札を出ます、

 

 

改札口を出たところにデスクが用意してあって、

「さわやかJRウォーキング」「たじみ」「スタート」と書かれたモザイクタイルがありました。

さすがに焼き物の街らしいディスプレイでした。

 

 

ここで、今回のウォーキングマップを配布していましたので頂きます。

 

ルートは、多治見駅(スタート)→陶彩の径始点→橋台(笠原鉄道遺構)→本多治見駅跡→市之倉口駅跡→下滝呂駅跡→滝呂駅跡→笠原駅跡・陶彩の径終点→三千盛→モザイクタイルミュージアム(有料)・タイル感謝祭会場→笠原神明宮→東農鉄道多治見営業所(笠原車庫)→(有料シャトルバス)多治見駅(ゴール)です。

地図が簡略すぎて、よくわからない地図だと思いましたが、廃線路は一本道だろうから十分かもしれません。

ゴールの辺りの拡大図の近辺がちょっぴり難しいかな。

 

 

スタートの横で、私の大好きな「朴葉寿司」が売られています。

いつもならば、ここで朴葉寿司を買っていき、途中の広場で食べるのですが・・・・・・・

ネットの天気予報では11時過ぎから雨が降るかもしれないという予報です。

今回は買わずに一目散でウォーキングして、ゴールした時に、まだ売っていたら買いたいと思います。

 

 

多治見市の公式マスコットキャラクター「うながっぱ」のいる多治見観光案内所を横目で見て、

多治見駅の南口から駅舎の外へ出ていきましょう。

 

 

久しぶりに来た多治見駅ですが、駅舎が綺麗になっていたのは知ってましたが・・・・・・

 

 

多治見駅南口側と再開発事業区域がペデストリアンデッキ(二階部分の歩行者デッキ)で繋がれており利便性の良い駅に変身していて驚きました。

 

 

そのペデストリアンデッキから下へ降りていき、陶都大橋で土岐川を渡ります。

今回歩くのは、笠原鉄道廃線跡です。

笠原は、モザイクタイル発祥の地で、いまもモザイクタイルの生産量が日本一だそうです。

そのタイルや耐火レンガ等を運ぶために笠原鉄道線が利用されてきたそうです。

 

 

昭和3(1928)年に笠原鉄道の4.6キロ区間が開通しました。

モータリゼーションの発達により、貨物輸送がトラックに切り替わる中、昭和53(1988)年に廃線となってしまいます。

多治見駅付近は開発が進んでいる影響もあって、廃線の痕跡が残っていませんでした。

 

 

陶都大橋橋を渡った所から笠原鉄道廃線跡が遊歩道の「陶彩の径」として残されています。

平成10(1998)年に廃線跡を整備したもので、笠原まで約3.2キロ続いています。

 

 

スタート地点付近には、旧本多治見駅の跡があったそうですが、説明パネルの写真を撮り忘れてしまいました。

 

 

代わりに撮ったのがこの石碑でした。

 

 

土岐川左岸に橋台跡があるようなので見に行きましょう。

 

 

これが、土岐川左岸に残っている笠原鉄道線の橋台跡です。

 

 

ここに鉄橋がかけられていたのだと思います。

 

 

階段を登って陶彩の径に戻ります。

 

 

陶彩の径は、緩やかなカーブで続いていて、ここが線路の跡だったことが伺えます。

 

 

途中で多度神社の横を通ります。

 

 

陶彩の径には焼き物も置かれてました。

 

 

でべそなのは猫ちゃんでしょうか

 

 

こちらは、シーサーなのでしょうか。

 

 

なんとなく、紅葉の始まりみたいな雰囲気ですが、4月21日です。

 

 

廃線路跡は、ずっと続いてますね。

 

 

大きな工場の横を通ります。

 

 

このあたりに、市之倉口駅があったようです。

 

 

説明書きには「貨物駅の引き込み線がありました」と書かれています。

古い写真を見てもわかりますが、残存している道よりも、幅が広かったのだと思います。

 

 

市之倉口駅では、陶磁器や耐火煉瓦などの貨物の取り扱いが多かったそうです。

 

 

「TYK CORPORATION」と書かれているのは「東京窯業株式会社」でしょうか、
 

 

岐阜県多治見市に本部を置き、東京都港区に本社を置く会社で、

レンガなどの耐火物製品およびファインセラミックスなどを製造販売しているようです。

 

 

暫く川沿いに道が続いています。

 

 

道の横にある境界杭に、東農鉄道KKと記された杭が残っていました。

廃線路の証ですね。

 

 

民家の塀がタイル張りだなんて凄すぎですね。

 

 

うながっばに狸まで・・・・・・・すごいことになっています。

 

 

ゆるやかな登り勾配を上った峠に当たる部分は、切通しになっていました。

 


ここに、下滝呂駅がありました。

開業当時の蒸気機関車はパワーが小さく、坂の途中に駅を設けると発車が困難なことから、

頂上付近の峠に駅を設置したようです、

 

 

昔の写真を見ても、下滝呂の駅が険しい場所にあったのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

見晴らしの良い橋を渡ります。

 

 

下には、川と道路が見えてます、鉄道は高台を走っていた感じですね。

 

 

高台にある橋を渡ります。

 

 

橋を渡ってすぐの所に、滝呂駅がありました。

 

 

滝呂駅の開業当初は1面1線のホームでしたが、戦後に交換可能な駅になっています。

 

 

今はその面影はありませんが、公園として整備されていました。

 

 

 

9時25分ですね、少しペースを上げましょう。

 

 

陶器の街の公園は、なんでも焼き物で作られていますね。

 

 

よくみてみると、皆がタイルに文字を書いて、それをはめ込んであるようです。

 

 

消防団のイベントも開催されていました。

 

 

藤の花も咲いていました、

 

 

白い藤も綺麗だと思います。

 

 

まだまだ廃線道は続いています、

 

 

 

大きな道を横切りますが、信号のある横断歩道まで迂回しました。

 

 

モザイクタイルミュージアムの記念のモザイクタイルです。

 

 

こちらは、多治見市の笠原庁舎でしょうか。

 

 

ご当地アニメの「やくならマグカップも」も描かれています。

 

 

ここから先は、市内の小中学校のモザイクタイル画が並んでいますね。

 

 

いよいよ、終着駅の笠原駅跡です。

 

 

こんな単車が走っていたのですね。

 

 

でもやっぱり地場産業のタイルなどの貨物輸送が主力だったみたいです。

 

 

陶彩の径は、ここで終わりになっています。

 

 

この道の先は、東農鉄道のバスの車庫になってました。

多分、東農鉄道の車庫があった場所だと思われます。

 

廃線路ウォークはこれでおしまいですが、ウォーキングは、笠原町街歩きへと続きます。

その様子はまた明日!!