2026年9月6日
伊豆の長八美術館を観覧した後、松崎町の歴史の散歩道を散策しました。
松崎の歴史的な見所を訪ね歩く手軽な散策コースなので、
足の向くまま、気の向くまま、気軽に散策を楽しめます。
長八美術館の向かい側に、長八記念館がありましたが、開館が10時からなので、まだ閉まってました。
長八記念館は、浄土真宗本願寺派である浄感寺内の施設です。
なぜ浄感寺に?・・・・・
幼い頃長八が過した郷里の松崎です。
入江長八が火事で焼失していた浄感寺本堂が再建されるのを知り、
恩師正観上人に報いるべく江戸から弟子2名を連れて浄感寺を訪れ工事に加わりました。
この時、寺内で描いた天井絵・彫刻・漆喰細工など、数々の長八の作品が残っているのです。
伊那下神社の境内に水汲み場があり、24時間いつでも汲むことができます。
神明水とは
1800年も昔からこの地に沸き続けている神明水は、不老長寿の泉として末永く親しまれてきました。
神霊の宿る「牛原山」から湧き出る浄水で、透明度が高く、無臭でまろやかな甘味があることから、ご神水とされて人々に守られています。
取水口には、「健康長寿の水」と「知恵の水」と二か所あります。
それぞれの汲み場には「雲龍」と「天神」の彫刻が安置されています。

健康長寿の水
生きものに生気をもたらす雲龍の気を込めた水です。健康長寿を祈ります。
知恵の水
知恵袋を持った天神さんの気を込めた水です。心願成就・学業成就をお祈りします。
一口頂きましたが、まろやかで、とても美味しい水でした。
なまこ壁通りは、松崎の風情を代表する通りです。
なまこ壁とは、壁面に四角い平瓦を並べて張り、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げる技法です。
江戸時代に防火、防風を目的として普及しました
なまこ壁
全国でも希少となったなまこ壁ですが、松崎町では重要資源と位置づけ保存活動が活発です。
今でもなまこ壁を作れる左官職人がいて、修復を行うことで技術伝承や街並みの整備を行うとともに、
地元有志による「松崎蔵つくり隊」が保全・啓発運動を進めています。
当たり前のように存在するなまこ壁ですが、こうした職人と町民の「地域資源を未来に残したい」
という想いと努力があるからこそ、残していけるものなのだそうです。
ここ松崎町には200棟余りが現存していて、失われつつある日本の原風景に触れることができるのです。
こちらの建物は、近藤平三郎氏の生家だそうです。
近藤平三郎氏生家とは?
静岡県賀茂郡松崎町にある、薬学博士 近藤平三郎氏の生家です。
近藤平三郎氏は、ベルリン工科大学へ留学した後、1911年に塩野義三郎商店(現 塩野義製薬)の顧問に、
1915年には乙卯研究所の所長になるとともに東京帝国大学教授に就任しています。
以後アルカロイド関連の薬剤開発に没頭し、1928年学士院賞を、1958年には文化勲章を受章しています。
松崎町が生んだ偉大な偉人の一人なのです。
もともと薬問屋だった建物は、「なまこ壁」が魅力の見事な佇まいの松崎町を代表する景観です。
那賀川にかかる「ときわ大橋」は、なまこ壁で欄干を装飾した珍しい橋です。
近くの浜丁通りはなまこ壁の民家が多く残り、また「伊豆の長八美術館」にも近接していることから、
周囲の景観に合った橋をと、昭和60年に施工したものだそうです。
ときわ大橋のかかる松崎町をほぼ真西に貫いて流れていました。
那賀川は、町の中心部を二分した後、松崎港(駿河湾)へ流入していくのです。
これから、橋のたもとにある「明治商家 中瀬邸」を見学させてもらいます。
その様子は、またあした。

























