「リタの散歩道」 を歩いた後は、ウイスキー風呂で酔いましょう (北海道余市) | cotsplaceのブログ

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札幌銀婚旅行 Part.7 (2015-10-3) 

 

「リタの散歩道」を歩いた後は、、ウイスキー風呂で酔いましょう  (北海道余市)

 

 

北海道余市町、

 

ここに、ウイスキー作りに情熱を注いだ男、竹鶴政孝がいた。

 

隣には肌の白いリタがいた。

 

二人が共に歩んだウイスキー醸造の道のり、

 

故郷スコットランドを遠く離れて訪れた余市は、

 

雪深い冬に厳しさと豊かさがあり、

 

故郷スコットランドにどこか似ていた。

 

 

リタさんは、政孝さんにお弁当を届けたあと、

蒸溜所からリタロードを通り、

余市橋から田川橋までの桜並木を散歩して帰るのが日課だったらしい。

 

 

時は流れて、ここは「リタの散歩道」として整備され、

桜の季節には皆に愛されている散歩道になっている。

 

 

 

私たちも、「リタの散歩道」を歩いてみましょう。

 

余市駅にやってきました。 

 

 

駅前からは、信号越しに「ニッカウヰスキー余市蒸留所」が見えています。

 

 

竹鶴政孝が夢への出発点として選んだ北の大地なのです。

 

日本のスコットランドと称される、ニッカウヰスキーの聖地、余市です。

 

 

ここにも寄って試飲したのですが、後日のブログ記事にします。

なので、今日は先に進みます。

 

 

工場の横の道が、「リタロード」と呼ばれています。

歩道には、花が植えられており、レンガが敷き詰められています。

 

余市川温泉の案内看板もありました。

散歩を楽しんだ後、ここでウヰスキー風呂に入りたいと思います。

 

 

公衆トイレもお洒落になっています。

レンガ造りになっていて、ウヰスキー工場と形もマッチしています。

 

 

こちらは、ウヰスキー工場の裏側です。

観光客向けの駐車場になっていました。

 

 

余市消防署です。 レンガが敷き詰められて、いい感じですね。

スコットランドをイメージしたデザインですね。

 

 

消火栓もお洒落です、ピカピカで外国みたい。

あっ、写真を撮っている私が・・・アハハ 

 

 

その先に見えてきたのが、余市宇宙記念館です。

 

宇宙飛行士の毛利さんは、余市の出身らしいですね。

毛利さんの栄誉を称え、記念館を作ったのでしょうか。

 

毛利衛さんは、1992年と2000年にエンデバー号で宇宙へ飛び立ちました。 

 

 

スペースシャトルが誇らしげです。

でも、スペースシャトルは2011年の飛行をもって退役しちゃいましたね。

 

  

スペース童夢も見学したかったのですが、

今日はリタの散歩道がメインなので時間の関係で割愛しました。 

毛利さん、ごめんなさい。

  

  

余市橋までやってきました。

この橋は、リタブリッジとも呼ばれ、

ここから余市川沿いの土手が「リタの散歩道」になります。

  

 

橋のたもとにあるのが、リタ幼稚園です。 

 

 

幼稚園の名前の「リタ幼稚園」ですが、

設立当初は「余市幼稚園」という名称でした。

 

なぜ、名称が途中で変わったのでしょうか?

 

そこには、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝さんと妻のリタさんとの関係がありました。

 

1960年に吉岡一牧師が余市教会牧師、余市幼稚園園長として赴任します。

 

吉岡牧師・園長が赴任して間もない1961年に、竹鶴リタさんが天に召されました。

 

リタさんが天に召された日の朝、ご子息の竹鶴威さんとニッカ工場長が吉岡牧師宅を訪ねて来られ、葬儀の依頼がありました。

 

リタさんの葬儀を吉岡牧師・余市教会に依頼した理由としては、、

 リタさんが生前新任の牧師(吉岡牧師)に会いたいと言っていたこと。

 リタさんが幼い頃、キリスト教の洗礼を受けていたこと。

などがありました。

 

教会側で、リタさんの葬儀をお引き受けられ、葬儀の一切は、吉岡牧師に一任されました。

 

リタさんの葬儀は、山田町の自宅で執り行われ、お家の前から100㍍にわたって、花輪が並んだそうです。

それだけ、リタさんは町の人、多くの人々に愛されていた方だったのです。

 

 

吉岡牧師は、クリスチャンであったリタさんの葬儀を通して、地域の方々や葬儀に参列した方々に、キリスト教のことを知ってもらうチャンスを与えていただいたと考えていました。

 

そのため、竹鶴さんより葬儀の謝礼の申し出があった時に、謝礼は受け取らないと吉岡牧師は伝えました。

 

しかしながら、竹鶴さんとしてはそれで収める訳にはいかず、最終的には、吉岡牧師が願っていることを応援しようということになりました。

 

  

その当時、吉岡牧師と余市教会・幼稚園の一番の願いは、木造で戦争や台風で老朽化し、傷んでいた教会堂と幼稚園を新しく建て直すことでした。

 

竹鶴さんの応援があり、地域の様々な人々の働きと協力によって、現在の黒川町の土地を取得し、教会と幼稚園を建てることになりました。

 

  

その時の費用は、720万円がかかったのですが、そのうち120万円を竹鶴さんより寄付していただきました。

その寄付は、リタさんの遺産の一部でした。

 

そうしたことに感謝を込めて、余市教会は臨時教会総会を開催し、余市幼稚園を「リタ幼稚園」に変更することを決めたのです。 

 

  

リタブリッジの向こうに見える赤い屋根は、余市図書館です。

 

 

橋の欄干飾りは、「第一号ニッカウヰスキー」のボトルにちなんだデザインです。

 

  

橋を渡らずに、リタの散歩道に入ります。 

 

 

リタさんは毎日、蒸溜所まで「マッサン」にお弁当を届けていたそうです。

 

  

その帰り道に通ったのが、ここ「リタの散歩道」なのです。

 

 

ご自宅→蒸溜所→余市橋(リタブリッジ)→田川橋→ご自宅

という経路で散歩を楽しんでいたそうです。 

 

 

散歩道には鳥の声と風の音が聞こえました。 

 

 

すぐ横には、マッサンが働く工場棟が見えています。

赤い建物は、試飲会場となっているところですね。

余市川と余市蒸留所は隣同士だったのですね、気が付きませんでした。

 

 

散歩道の車止めには、桜と鮭の図柄が描かれています。 

 

  

建物は、ポツリ、ポツリとありますが、景色がいいですね。 

  

 

暖炉の煙突があります、冬は寒そうですよ。 

 

 

田川橋から撮ったウイスキー試飲会場の建物です。

余市川の横にありました。 

 

 

蒸留所と反対側の土手には、桜並木がありました。

桜の季節に来てみたいですね。

 

  

そして、放牧場かと思うような景色が目に飛び込んできました。

余市の運動公園らしいです。 

 

  

野球をやっていました、運動公園で間違いないようです。 

 

 

あと少しで、リタブリッジに戻ります。

まだまだありますね。 

 

  

赤い屋根の建物は・・・・

 

 

余市図書館でした。 

スコットランドのデザインなのでしょうか。

 

  

余市橋に戻って、左手に・・・・余市川温泉です。 

  

 

宇宙飛行士・毛利衛さんの実家でもあった余市川温泉です。

毛利さんの両親が営業していたお風呂屋「喜久乃湯」を、

親戚のオーナーが譲り受け、自社温泉を採掘し余市川温泉になりました。

1998年に建替えた時、毛利衛さんの偉業を記念したスペースシャトルの模型を屋上に設置したようです。

 

  

私のお目当ては、ここの名物風呂の、「ウイスキー風呂」なのです。

銭湯並みの値段でご当地風呂が楽しめるとあれば、行かない手はありません。

 

お風呂の撮影が出来ないので、ホームページから写真を借りています。

 

  

琥珀色したウヰスキー風呂は、ぬるめの湯でした。 

 

 

日によっては、リンゴを丸ごと幾つも浮かべた「リンゴ風呂」や、

「ワイン風呂」 も楽しめるようでした。

 

 

男湯には、美女はいませんよ、悪しからず。

 

なんだか、血行が良くなった感じで体が温かです。

 

これから、2階で名物どんぶりの、余市川丼を頂きます。

あしたへ続く・・・

 

  

施設のデータ

施設名 宇宙の湯 余市川温泉   公式ウェブサイト   公式Facebookページ 

住所  余市町入舟町322番地

      JR余市駅から徒歩約15分

電話  0135-22-4126

営業時間 9:30~22:00

休業日 無休