富山に遊びに行ったとき、かまぼこを買ってきました。
じゃ~ん!! どうですか、全部かまぼこですよ~
デコレーションケーキならぬ、デコかまぼこなのです。
「細工かまぼこ」といいます。
富山湾でとれる豊富な海の幸により、富山県ではかまぼこ文化が発展してきました。
その中でも伝統の職人技の丁寧な手作業が巧みな、細工かまぼこは富山を代表する逸品です。
富山のお祝いごとには欠かせません。
あ!、これは買ってないのよね~、お高いですから・・・・
で、買ってきたのはこのかまぼこです。
「昆布巻きかまぼこ」といいます。
北前船により北海道の昆布が富山へ入ってくるようになりました。
昆布の食文化と富山湾の新鮮な魚を使った練り物が融合し、昆布巻きかまぼこが生まれました。
うず巻き状にすることで味と風味が均一になるように考えられたのです。
そして・・・・・富山の普通のかまぼこには板が無いばかりか、赤いかまぼこも渦を巻いていた!!??
これを「巻きかまぼこ」といいます。
富山のかまぼこは、昆布や赤い皮で巻き上げられているのが普通なのです。
世間一般では、「板付きかまぼこ」といって、板の上にかまぼこが盛られて作られますが、富山のかまぼこは板がありません。
スーパーマーケットで売られている普通のかまぼこは、巻きかまぼこなのです。
見た目の美しさにより、食卓を楽しく賑わせてくれますね。
巻きかまぼこは全国で富山だけで作られている富山名産の代名詞なのです。