cotasoさんのブログ -51ページ目

本入店

次の日

佐藤さんに電話で

入店のお願いをしたら

凄く喜んでくれた



松本さんにも

連絡を入れた


出勤日が決まったら

教えてほしいと

言われたので

とりあえず

二週間分を

伝えた



そして

本入店一日目となる

金曜日の明日

同伴の約束をした

決意

家に着いて

寝室を覗くと

淳司は

寝息を立てていた



起きて

待っていなかった事に

とてもホッとしたのは

後ろめたい

気持ちが

あるからだろう



ゆっくりと

湯舟に浸かりながら

考えた



プレッシャーを

感じるなんて

図々しいのかも

知れない

私みたいなのには

誰も期待なんて

していない

少し貯金が出来たら

辞めようくらいの

軽い気持ちで

始めてみよう

タクシー代

電話番号とアドレスが

書かれた

メモ用紙が

二つ折にされて

間に一万円が一枚

挟まれていた



【タクシー代です】



家の少し手前で

送りの車から降りた



こんな時間に

非常識とも思ったが

急いで番号を押した



『もしもし』



ガヤガヤしている

良かった

まだ移動中か



『美奈子です!

今日は本当に

ありがとうございました

それで

あの

タクシー代…



送りがありますので

次回お返しします』



『あはは!

わざわざ

それで連絡くれたの?

じゃあ

洋服とか

何か好きなもの買う

足しにでもしてよ!』



その後

返す・受け取っての

押し問答が続いたが

松本さんが

『一度出したもの

引っ込まさせないでよ』

と言ったので

今回は

受け取ることにした