cotasoさんのブログ -49ページ目

20時

『美奈子ちゃん?』



バスルームの外で

淳司の声がした



『あ、おかえりー』



一気に健の姿が消えた



給湯器のモニターの

時計を見ると

20時になっていた



いつも

彼が帰ってくる時間だ



1時間近く

湯舟に浸かっていたけれど

今の声を聞くまで

自分が

のぼせている

ことすら

気がつかなかった

SEXよりも

記憶の糸を手繰って

貴方に抱かれた

思い出を

一日残らず

脳に焼き付ける



そして

今日も

その時と

同じように

快感に達するの



こんな行為が

淳司とのSEXより

何倍も感じてしまう

なんて

もう私は

誰とも

まともなSEXが

出来ないのでは

ないだろうか

もしも

もしも

誰でも良いから

抱きたい

気分の時があったら

迷わず

私に連絡して



どんな

大事な状況でも

すぐに

駆け付けるから



愛してほしいなんて

図々しいこと

言わない



そんな

女に成り下がっても

もう一度

抱かれたい