今日は、私が高校時代に書道部の顧問をしてくださっていた先生の


個展に行ってきました。


でも、本当はすごく行きたくなかったんです。


だって、私を書道嫌いにして8年間も書道から遠ざかる理由を作った


張本人なんですから。


こんなこと言ったら先生に怒られそうですが、結構我の強い人で


何でも自分の思い通りにしようとする所のある人なんです。


私も私で我が強いから、しょっちゅう先生と衝突してました。


一時期は先生に反抗して部活をボイコットしたこともあるくらいです(^^ゞ


それでも、何か縁があるんでしょうか?


こんな小生意気な私の力を買って下さっていて、


未だに展覧会を開かれると招待状を送ってきてくださり、


私をご自身が所属する書道会へ入るよう勧めてくださります。



まぁ、そういうことで、今回も招待状が来たので、


嫌々ながらも行ってきました。


またあの先生の自己満足の世界を見させられるのだろうと思って。


しかし、実際は私の人を見る目の無い未熟な人間でであることを


痛感させられる結果となりました。


私はなんて人の表面的なところしか見てこなかったんだろうって


すごく反省しました。


それというのも、先生のお母様が今年で十三回忌ということで


今回の個展のテーマが先生の「お母様を偲ぶ」というものだったのです。


そのため、お母様の生い立ちを書でつづった作品がありました。


それを読むと、先生は戦中、戦後と大変なご苦労をされていたことが


わかったのです。


そういう思うにままならない人生を長いこと送られていたから、


やっと自分の思うように生きられるようになった時、


人より少しわがままになってしまうのかなぁって気がして、


私もあの頃は今よりずっと考えが子供だったなぁって反省したのです。



で、作品のすばらしさはどうかというと、私には書を見る力が無いので、


さっぱり「?」でした(;^_^A



夕暮れにわんこが見る夢-高価な硯石

ジャ、ジャーン!!


写真だとわかりづらいんですけど、この硯石巨大なんです!


隣に置いてある筆が極端に小さいわけじゃありませんっ!


一応大きさの目安として半紙サイズのものを書く時用の


太筆を置いてみました。


私が自分の書道の道具をお披露目するのは初めてなんですけど、


(単に普段、人にお見せできる程良い物を使っていないだけなんですけど…)


今回はどうしても見ていただきたくて!


というのも、この硯石ただの硯石じゃありません∑(゚Д゚)


何とかっていう(既に名前を忘れている…)超高級な石で出来ている


普通だったら販売価格は約10万円の代物です!


実際はその1/5~1/4の値段で手に入れたんですけどね(^_^;)


それでも、私にとったら安い買い物ではありません。


で、なぜこれを買うことになったのかをちょっと聞いてくださいよ。



ちょっと前にお披露目した『明るく楽しく』という作品を書いていた時のことです。


塾の先生が「これは人にあげるものだから墨を磨って書け」とおっしゃいました


が、恥ずかしながら、私は今の今まで墨を磨ったことがなかったのです。


墨汁という文明の利器があったため、これだけ長い間書道をやっているのに


自分で墨を磨らずにやってこれてしまったのです。


したがって、硯石(墨を磨る用の)も墨も持っていなかったのです。


その旨を先生に伝えると、「じゃー、これを機会に用意しろ」ということになり、


いくらくらいなら準備できるかと聞かれました。


私は1万くらいと答えると「あ~、そんなものはない!」と言われました。


いくらあれば足りるのかわからなくなった私はビビってしまい、


そんなものに高いお金をかけてはいられないと思い、


話をあやふやにして無かった事にしようと試みました。


が、次の週、お稽古に行くと、またその話になりました。


すると先生は「お~、ちょうどそこに良いものがある!」とおっしゃいました。


話によると、倒産間際の画材屋さんが、先生のところへやって来て、


普通に買ったら10万くらいの代物だが、


安くするから買ってくれとい言って、硯石を見せてきたそうです。


そこから先生の巧みな話術でさらにまけさせて、


私が買った値段で買い取ったそうです。


それを聞いた私は「おっ!これはお値打ち品♪今が買いだな!」


と思い、即、買ってしまいました。


今考えると、私ってバカだなぁって思います。


まんまと先生の口車に乗せられていたのです(ノ_-。)


私がその硯を買うと先生は


「これは本当は売る気はなかったんだがな。


初めて硯を買う人にはそんな高価なものは買わせない。


4~5千円のもので十分!


まぁ、でも、あんたは一生懸命やってるから


良いものを使わせたほうがいいかと思ってな。」


とおっしゃるんです!


「あ゛?!今なんつった?」ってかんじです( ̄∇ ̄)


最初は1万出しても無いって言ったのにっ!!


先生は一枚も二枚も三枚も上手でした。


人間、70年以上も生きてるとこんな風になるんだなって


良い勉強になりました。


その勉強の代償がこの巨大な硯石です。


先生曰く、孫の代まで使えるというので、


このエピソードとともに伝えていきたいと思います。

夕暮れにわんこが見る夢-細字


師範をとってから、新たなものに取り組みたいと思い「細字」を始めました。


最初は一枚を書くのに30分はかかっていましたが、


最近では調子がよければ20分くらいで書けるようになりました。


でも、これを練習した後はかなり疲れます(-。-;)