COTレポートの読み方 -6ページ目

VIX指数の動き(2013年7月3日時点):16.20%、前日比-0.24ポイント

73日のNY株式市場は2営業日振りに反発しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.38%、ナスダック総合株指数は同+0.20%となっています。

朝方はポルトガルとエジプトの政局混迷で欧州株式相場が大きく下落した影響を受けて、売り先行でスタートしました。しかしながら、その後日発表された6月のADP全国雇用者数と新規失業保険申請件数がコンセンサス予想よりも良い内容だったため、切り返し、結局前日比プラスで引けています。6月のISM非製造業景況指数は良くない数値でしたが、マイナスには作用していません。4日は独立記念日、5日は雇用統計発表が控えているため、動きづらい状況だったようです。

なお、債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しています。国際商品市況では原油価格の上昇が目立っています。

S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、73日の終値は16.20%となりました。前日比0.24ポイントの低下で、2営業日振りに下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。


COTレポートの読み方-VIX1-20130703

 下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。中長期でみれば、VIX指数はまだ水準は低いといえます。


COTレポートの読み方-VIX2-20130703

 下記はVXV指数のチャートです。73日時点のVXVS&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.81%で、前日比0.21ポイント低下しました。2営業日振りの下落です。


COTレポートの読み方-VIX3-20130703


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

VIX指数と投機筋の動向(2013年6月25日時点):売り越し枚数が急速に減少!

掲載が遅れましたが、VIX指数先物の2013625日時点のポジション動向を確認しておきましょう。

下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。

625日時点では24,294枚の売り越しとなりました。82週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて16,749枚減少しました(3週間連続の減少)。売り越しポジションは急速に減っています。

CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスはまだ「弱気」継続と判断しますが、中立方スタンスに変わりつつあります。


COTレポートの読み方-CFTCVIX投機20130625

 下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。

625日時点では18,683枚の買い越しとなりました。81週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて19,468枚減少しています(3週間連続の減少)。

機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、まだ「強気」継続と判断しますが、中立スタンスに変わりつつあります。なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数を活用しています。


COTレポートの読み方-CFTCVIX実需20130625

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

日経平均のAVSと一目均衡表(2013年7月3日時点):5営業日振りに小幅反落


COTレポートの読み方-225DMI20130703
7
3日時点の日経平均のAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。

3日の日経平均は前日比43.18円安となりました。5営業日振りの小幅下落です。

なお、73日のシカゴの日経平均先物(20139月限、円証拠金ベース)は3日の大証終値20円高の14,040円となっています。

下記は、日経平均のトレンドフォローシステムAVSのチャートです。72日時点で「買い」転換しましたが、3日時点では「買い」継続となっています。74日時点のSAR値(売買転換値)は12,750.31円です。


COTレポートの読み方-225AVS20130703

 下記は日経平均の一目均衡表です。73日の終値は基準線の上、かつ雲の中に位置しています。転換線と基準線の交差が近づいています。


COTレポートの読み方-225一目20130703

 下記は週足ベースの一目均衡表のチャートです(73日のデータまで反映)。73日の終値は転換線の下に位置しています。週末時点で転換線を上回ることができるかどうかがポイントとなります。


COTレポートの読み方-225一目週20130703

 下記はDMIのチャートです。72日時点で「買い」転換しましたが、3日時点では「買い」継続となっています。ADXは低下中です。


COTレポートの読み方-225DMI20130703

 下記はMACDのチャートです。73日時点では「買い」継続となっています。


COTレポートの読み方-225MACD20130703

 次に逆張り指標をみてみましょう。

 下記はストキャスティクス13日線のチャートです。「買われ過ぎ」の領域にあります。


COTレポートの読み方-225ストキャス20130703

 短期売買指標(変形騰落レシオ)のチャートです。10日線は「買われ過ぎ」の領域、20日線は中立領域にあります。


COTレポートの読み方-短期売買20130703

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------