VIX指数の動き(2013年5月7日時点):12.83%、前日比+0.17ポイント
5月7日のNY株式市場は上昇しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.58%、ナスダック総合株指数は同+0.11%となっています。ダウ工業株30種平均は再び史上最高値を更新しました。
ドイツの3月の製造業受注がコンセンサス予想を上回り、欧州株式が上昇、その影響でNY株式市場は買い優勢でスタートしました。その後も利益確定売りをこなしながら買いが続き、結局上昇して引けています。NY株式相場は引き続き上昇トレンドを維持しています。
なお、リスク志向の高まりで、債券相場は下落(金利は上昇)、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しています。円が主要通貨に対して買われたことが目立っています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月7日の終値は12.83%となりました。前日比0.17ポイントの上昇で、4営業日振りに小幅反発しました。投資家心理がやや悪化したことを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。5月7日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は14.35%で、前日比0.04ポイント上昇しました。4営業日振りの小幅反発です。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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金融ストレス指数の動き(2013年4月26日時点):マイナス0.704%、低位を維持!
セントルイス連邦準備銀行はフィナンシャル・ストレス・インデックス(St. Louis Financial Stress Index=日本語では“金融ストレス指数”と呼ばれている)という指数を開発し、週ベースのデータを公表しています。
2013年4月26日時点の数値が発表されていますので、確認しておきましょう。
金融ストレス指数は、18のデータから算出し、金融市場の不安感を示す指標として使われています。金融ストレス指数が上昇すれば、金融の安定度が低下、ストレスが蓄積されていることを示唆し、逆に金融ストレス指数が低下すれば、金融市場における安定度が増したことを示唆します。
金融ストレス指数の詳細を知りたい方は、セントルイス連銀が公表している下記のページを参照してください。
http://research.stlouisfed.org/publications/net/NETJan2010Appendix.pdf
下記は金融ストレス指数のチャートです。
2013年4月26日時点ではマイナス0.704%となっています。前週比0.069ポイントの低下で、2週間振りに下落しています。金融市場におけるストレスが弱いことを示しています。
金融ストレス指標はこのところ低位を維持しています。この数値から見る限り、米国の金融・証券市場は当面安定的に推移しそうです。
下記は金融ストレス指数とVIX指数を合わせたチャートです。概ね似た動きをしていることがわかります。金融ストレス指数の動きから見る限り、VIX指数はまだ低位を維持する可能性が高いと思われます。
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T-Note先物の投機筋のポジション動向(2013年4月30日時点):買い越し枚数が増加!
CBOTのT-Note先物取引のノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向を確認しておきましょう。
まず、T-Note先物のチャートをみておきましょう(5月6日時点)。上昇トレンド(長期金利は低下トレンド)が続いていましたが、5月3日、6日と下落しています。
4月30日時点では132,044枚の買い越しとなりました。6週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて11,404枚増加しました(2週間振りに増加)。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のスタンスは、「強気」継続と判断します。
下記は、実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家)のポジション動向です。
4月30日時点では88,073枚の売り越しとなりました。6週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて10,633枚増加しました(3週間振りに増加)。
年金など実需筋のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
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