VIX指数と投機筋の動向(2013年5月7日時点):売り越し枚数は3週間連続で減少!
VIX指数先物の2013年5月7日時点のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
5月7日時点では57,050枚の売り越しとなりました。75週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて7,285枚減少しました(3週間連続の減少)。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスはまだ「弱気」継続と判断します。ただし、VIX指数が低位を維持しているものの、売り越し枚数が減少しており、スタンスに変化がみられます。
下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
5月7日時点では59,921枚の買い越しとなりました。74週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて8,578枚減少しています(3週間連続の減少)。
機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数を活用しており、ヘッジ比率は高水準です。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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VIX指数の動き(2013年5月13日時点):12.55%、前日比-0.04ポイント
5月13日のNY株式市場はまちまちの動きとなりました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.18%と下落しましたが、ナスダック総合株指数は同+0.06%と上昇しています。
朝方発表された4月の小売売上高がコンセンサス予想より良い内容だったのですが、本日は断続的に利益確定売りが入り、もみあう展開が続きました。ただ、NY株式市場は依然として上昇トレンドを維持しています。
なお、債券相場は下落(金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して上昇しています。このところ米ドルの強さが目立っています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月13日の終値は12.55%となりました。前日比0.04ポイントの低下で、2営業日連続で下落しています。投資家心理が安定していることを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。5月13日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は15.05%で、前日比0.34ポイント上昇しました。2営業日振りの上昇です。
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対外及び対内証券売買契約の状況(5月4日に終わる週):1,661億円の資金流出超に変わる!
5月4日に終わる週の対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)が本日(5月10日)発表されましたので、確認しておきましょう。
非居住者による株式の取得・処分状況(5月4日に終わる週)は262億円の処分超過(売り越し)に変わりました。2週間振りの売り越しで、前週(6,079億円の買い越し)に比べて大きく変化しています。ゴールデンウィーク中であり、この数値だけでは海外投資家の動きは判断できません。
下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。5月4日に終わる週は1,432億円の取得超過(買い越し)となりました。2週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週(1兆4,009億円)に比べて大きく減少しています。
下記は、対外及び対内証券売買契約(株式・中長期債・短期債のすべてを合計したネットの数値)の合計値および4週平均値と、ドル円相場を合わせたチャートです。
このグラフは、週ベースでの証券投資の流れがドル円相場にどう影響しているかを示唆するチャートとなります。
ただ、中長期債の投資の場合は、通常、為替ヘッジを行いながら投資する場合が多いため、単純に数値の合計額だけをみて判断することは危険です。ご注意ください。
5月4日に終わる週は、1,661億円の資金流出超に変わりました。5週間振りの資金流出超となっています(前週は1兆8,283億円の資金流入超)。
これはドル円相場にとっては、円高圧力から円安圧力に変わったことを意味します。
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