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MSCI世界株価指数の動き(1月11日時点) … 下落トレンド続く!

 MSCI Barra社が算出しているいくつかの株価指数(米ドルベース)をみてみましょう。

 まず、世界株価指数のチャートです。前週は1.8%の下落となりました。なお、昨年来高値(2007年10月31日の1682.35ポイント)からの下落率は9.9%です。

世界株価指数

 次は米国株のチャートです。前週は0.9%の下落となりました。なお、昨年来高値(2007年10月9日の1480.24ポイント)からの下落率は10.5%です。

米国株価指数

 ヨーロッパ15のチャートです。前週は2.2%の下落となりました。なお、昨年来高値(2007年10月31日の2235.356ポイント)からの下落率は9.4%です。

ヨーロッパ15株価指数

 日本株のチャートです。米ドルベースであることに注意が必要です。前週は3.3%の下落となりました。なお、昨年来高値(2007年2月27日の3471.577ポイント)からの下落率は16.4%に達しています。

日本株価指数

 下記は、日本と米国との比較チャートです。

日本米国株価指数

日本米国株価指数(比率)

 米国と日本のファンダメンタルズを比較すれば、日本株の方が割安であるとみています。2008年は日本株が見直される可能性が高いとみています。

 下記は新興国株価指数のチャートです。前週は0.9%の下落となりました。なお、昨年来高値(2007年10月31日の1338.49ポイント)からの下落率は9.3%です。
新興国株価指数のチャートは保合い相場に入ったようにみえます。

新興国株価指数

 BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)の株価指数のチャートです。前週は0.2%の上昇となりました。なお、昨年来高値(2007年10月31日の466.901ポイント)からの下落率は6.1%です。
 BRICSについては底固い動きをしています。

BRICS株価指数

 最後に中国とインドの株価指数のチャートを確認しておきましょう。

 上海総合株指数は、前週比2.3%の上昇となっています。なお、昨年来高値(2007年10月16日の6124.04ポイント)からの下落率は10.4%に達しています。

上海総合株価指数

 BSE SENSEX指数は、前週比0.7%の上昇となっています。1月8日に昨年来高値を更新しています。上昇トレンドが継続しています。

SENSEX株価指数

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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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ドルインデックスの動き(2008年1月9日):保合い

 1月9日の外国為替市場は、米ドルが主要通貨に対してやや上昇しています。ドルインデックスは前日比0.308ポイント高の76.419ポイントとなりました。


下記はドルインデックスの一目均衡表です。終値は転換線と基準線の下に位置しています。相場の方向性ははっきりしていません。


0110ドルインデックス一目均衡表




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国際通貨研究所
マネーの動きで読み解く外国為替の実際







VIXの動き:1月9日の終値は24.12%に低下!

1月9日のニューヨーク株式市場は乱高下したあと、最後は上昇して引けました。自立反発といえそうです。ニューヨークダウ工業株30種平均は146.24ポイント高(+1.16%)、ナスダック総合株指数は34.04ポイント高(+1.39%)となりました。


S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、1月9日の終値は24.12%と、前日比1.31ポイントの低下となりました。


株式相場が落ち着きを取り戻すかどうか、現時点ではまだ判断できません。


0110VIXの推移




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