ユーロの動きと投機筋の動向(2013年6月11日時点):売り越し枚数が急減!
ユーロ相場について、IMM通貨先物取引の2013年6月11日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向を確認しておきましょう。
6月11日時点では、7,533枚のユーロ売り越しとなりました。16週間連続のユーロ売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて44,088枚減少しました(2週間連続の減少)。
 投機筋のユーロに対するスタンスは、「弱気」から「中立」に変わったと判断します。
 ユーロ先物と円先物のポジションの差をとれば、ユーロ-円のポジション動向をみることが可能となります。筆者は、クロス円通貨については、2通貨のポジションの差をとってグラフを作成しています。
下記は6月11日時点でのユーロ-円のポジション動向のチャートです。65,373枚のユーロ円買い越しとなりました。29週間連続のユーロ円買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて34,250枚増加しました(3週間連続の増加)。
 投機筋のユーロ円に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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VIX指数と投機筋の動向(2013年6月11日時点):売り越し枚数は高水準を維持!
遅れましたが、VIX指数先物の2013年6月11日時点のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
6月11日時点では68,060枚の売り越しとなりました。80週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて3,576枚減少しました(3週間振りの減少)。売り越しポジションは高水準を維持しています。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは「弱気」継続と判断します。
 下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
6月11日時点では63,859枚の買い越しとなりました。79週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて667枚減少しています(3週間振りの減少)。
機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数を活用しており、ヘッジ比率は高水準です。
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VIX指数の動き(2013年6月17日時点):16.80%、前日比-0.35ポイント
6月17日のNY株式市場は上昇しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.73%、ナスダック総合株指数は同+0.83%となっています。
アジアと欧州の株式市場が上昇したこと、さらにこの日発表された6月のNY連銀製造業景気指数がコンセンサス予想よりも良いけ㏍だったことから、買い優勢でスタートしました。ダウ工業株30種平均は一時190ドル超上昇しました。その後利益確定売りが入り、引けにかけて上げ幅を縮小させました。
なお、債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して反発しています。ドルインデックスは6営業日振りに反発しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月17日の終値は18.80%となりました。前日比0.35ポイントの低下で、2営業日振りに下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。
 下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。大底圏からは脱しましたが、中長期でみれば、VIX指数はまだ低位を維持しています。
 下記はVXV指数のチャートです。6月17日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.99%で、前日比0.31ポイント低下しました。2営業日振りの下落です。
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