価格が変動する金融商品の場合、
安い時に買って、高い時に売れば
儲かります。
ですが、これができる人は
とても少ないのです。
たとえば、投資信託の選び方を教えていると
マイナスになっている投資信託を選ぶ人は
まずいません。
皆さんリターンがプラスになっている
ものを選びます。
でも、冷静になって考えて欲しいのです。
そもそもリターンがプラスになっている
と、いうことは
今は高く買っているということでは
ないのでしょうか？
そして含み損、つまりマイナスになっている
ということは、
安く買えていることではないでしょうか？
もちろん、今リターンがマイナスになっている
投資信託は
投資方針が、いまの経済に合っていなくて
マイナスになっているケースもありますから
マイナスリターンになっているだけで
購入するというのは危険です。
ただし、それは調べればわかることです。
投資は、未来予測なので「必ずこうなる」と
いうことは、ありません。
それでも、これだけは間違いないだろうと
いうことから未来予測をして
予測が正しいシナリオと
予測が外れた場合のシナリオを考え
両方に対応できるように
ポートフォリオを考えることが大事です。
投資で失敗するのは
「高く買って安く売る」ことです。
価格がドンドン上がっている銘柄を
購入したいと考える人は多いですし
買ったら逆にドンドン値が下がってしまって
怖くて売却してしまう人が多いのです。
なぜ、株価が上がるのか？
なぜ、株価が下がるのか？
それを説明しても、
ご自身のお金を投じて購入した銘柄が
値下がりするとマイナスを我慢できないのです。
または、マイナスは我慢できたとしても
そこから少しブラスになっただけで
「やれやれ売り」をしてしまうのです。
そういう人は、口をそろえて
「また、下がったらイヤだからプラスに
なっている時に売却しました」
と、いうのです。
それが「やれやれ売り」で
未来の高リターンを捨ててしまう
行為なのです。
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■編集後記
そもそも10年で資産を２倍にする予定で
投資をはじめたのに
１から２年目がマイナスになっても
問題はないのです。
10年後に確実にリターンが得られるので
あれば
今マイナスなのは、安く購入できる
チャンスなのです。
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