55歳を過ぎたところで、年収がガクンと
下がるタイミングが3つあlります。
最初は、55歳の役職定年です。
役職定年とは「部長・課長などの役職から
自動的に外れる」という制度のことです。
主に大企業で採用されている制度です。
役職にもよりますが、役職定年になると
年収は2~3割程度減ってしまいます。
たとえば年収700万円の方ならば
500~550万円に減るということです。
役職定年のない会社やそもそも役職について
いないから大丈夫と思っている方は
要注意です。
現在50代のなかばの方はバブル期入社で
社員数が多いのです。
役職がなくてもグループ会社などに
転籍を命じられ、年収が下がることもあります。
55歳だと子どもは大学生くらいの年齢です。
教育費のピークに年収が下がるのは
大きな痛手です。
会社の人事評価制度の内容を調べて
おきましょう。
次に年収が下がるのは60歳頃の再雇用です。
企業は原則65歳までの雇用確保を
義務づけられています。
定年の廃止や定年を65歳までに延長する
企業もありますが
多くの企業は60歳を定年として、
65歳まで再雇用する形が多いのです。
ちなみに70歳までの雇用は努力義務なので
義務ではありません。
再雇用になる給与はグンと下がります。
私が相談いただく方の中にも
「再雇用になると仕事内容は同じで
給与は半額になるので働きたくない」と
いう方も少なくありません。
日経ビジネスの「定年後の就労に関する調査」を
https://bit.ly/3H0yLkj
見ると下記の記述があります。
『年収については「定年前の6割程度」という
回答が20.2%と最多で、
「5割程度」が19.6%、「4割程度」が
13.6%と続く。』
60歳になると大きく収入は減ってしまうのです。
そして、65歳の年金受給開始になると
年金額は思ったよりも少ないのです。
昨日計算した通り年収700万円としても
19.1万円程度の受給額なのです。
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■編集後記
老後の生活費の不足分は、思っているよりも
高額です。
30代、40代から早めに準備をするか
年金の範囲内で生活できるように生活習慣を
変えるかしかありません。
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