何かと忙しい12月。仕事中は、やらなきゃいけない事に矢印が向き、家に帰れば家族やパートナーに矢印が向く。ふと気づくと、自分自身に矢印が向いていない。そうした状態が続くと、自分のニュートラル(心地よく、前向きな気持ちを感じる)がわからなくなってしまう。
そうなる前に忙しい年末の疲れをリセット!ヨガブロックを使った簡単ポーズをご紹介します
忙しい年末、心の疲れをリセット!ヨガブロックを使った簡単ポーズ
Setubandhasarvangasana (ヨガブロックを使ったセツバンダサルヴァンガアサナ)
Setubandhasarvangasanaは橋をかける(アーチ)、ヨガのポーズ名です。
Step1→壁に対して垂直にマットを引きます。ヨガブロック、肩の下にひくブランケット(バスタオルなど)を用意。
Step2→肩の下にブランケット引いて、膝を立て、仰向けになります。
Step3→手のひらを床に向けてから、お尻を持ち上げ、ヨガブロックをお尻の下に入れます(写真③の場所)
Step4→ブロックの向こう側で手を組み、肩を後ろに引きます(写真④)
Step5→片脚ずつ脚を伸ばし、足裏を壁につけます(写真①)、腰が痛い場合は、脚を床と平行にします(写真②)
Step1→ブランケットがない場合は、バスタオル(写真は高さ3cm程度)か、ヨガマット(半分の半分、さらに半分)を畳みます。(クラスではいつもヨガマットを畳んで行いますが、床が寒かったのでブランケットで代用しました)
Step2→ブランケットは、首の根元までのせ、肩をサポートします。
Step3→お尻が上がらない場合は、ブロックの高さを低くします(壁に対し縦向きにブロック)。ブロックを入れる位置は、仙骨と尾てい骨が当たるところ(写真③)→腰の下にある逆三角形の骨が仙骨。仙骨の1番下の骨が尾てい骨
Step4→ブロックの向こう側で組んだ手は、ギュッと力を入れず、手のひらは柔らかく。最初、軽く肘を曲げ、肩を後ろに回転してから肘を伸ばすと、胸が開きやすいです。
Step5→両脚の内側は壁の方に伸ばします。足裏を、親指側から小指側に広げ、小指の外側で壁を押す力を使って、太ももの外側をお尻の外(骨盤の外側)に引き込みます。お尻の外側はお互いに近づき、骨盤はコンパクト(締まる)な感覚になります。この動きをする事で、股関節のネジはキュッと締まります。
ブロックを入れる前に、お尻のお肉をウエストから離す意識をする事で、腰が伸びます。それでも痛い場合は、脚を床と平行(写真②)か、膝を曲げた状態にします(写真④)
このブロックを使ったセツバンダサルヴァンガアサナは、脚を働かせながら、胸を開きます。
気持ちがモヤモヤしていたり、悩んだりしている時は、「何かに集中すること」が大事。
脚とお尻の筋肉を、骨の方にキュッと寄せる意識を集中的に行う事で、下半身全体が強く安定する。そうすると、胴体は自然と伸びて、肩、胸は開きますこの胸の開きが、心のモヤモヤ、疲れを解消する事にとても役に立ちます
忙しい年末の疲れをリセット!ブロックを使った簡単ヨガポーズ、いかがでしたか?
5分でも自分自身に矢印を向ける時間を持つことで、「今の自分の状態」を確認出来ます。
身体が疲れている時や生理中は、ボルスターを使ったセツバンダサルヴァンガアサナ(下記リンク)を行って下さいね
アイアンガーヨガ認定指導員
Ayumi