
走行中、急にエンジンが止まってしまったとのことで牽いてご来店頂きました(*^▽^*)
止まったあとはエンジンがまったくかからない状態とのことです
現象を確認すると言われていたとおりエンジンかかりませんでした
飛び込みのお客様で整備手帳なども無かったためリフトに上げながら今までの整備履歴などをお聞きすると基本的に自分達で整備しているとのこと

ただ主に息子さんが整備されているとのことで少々うる覚えのようでした
それでも整備が二度手間になるよりは貴重な情報を頂けたかと思います(*^▽^*)
まずは大まかに状況を把握していきます


まずはオイル...んん~っ、オイルレベルが規定量の倍ぐらい入ってますね(;^_^A
あと先ほど現象確認した際にセルの回り方に頼りなさを感じたのでバッテリーも確認します

パチモンですね...それでも電圧があればいいんですけど...(^▽^;)
通常では12.1Vと少し低いかなぐらいなのですがセルを回して負荷をかけると電圧がみるみる低下していきます

容量が少ないようでこのバッテリーも交換対象のようです
あまりよろしくない箇所は出てきておりますがエンジンがかからない直接原因にはならないのでシート、カバー類などを外してスパークプラグを確認します


イリジウムプラグが入っておりました
ここでお客様が用事があるので一旦引き上げるとのこと、帰り際に通勤に使用しているので今日中に直ると有り難いとのご要望でした
当店も狭い店舗なので修理が完了したら即行引き取りに来て頂ける方は非常に有り難いのです(*^▽^*)
そのことも踏まえて再度作業に取りかかると...
点火時の火花が非常に小さかったんですヾ(@°▽°@)ノ
原因の入口が見つかったので作業をすすめていきます

プラグキャップを外してハイテンションコードの状態で火花を確認しましたが火花は小さいままです
当然、定番のイグニッションコイル手前の橙線、黒線の接触不良などは最初に確認済み
点火系統を順々に確認するかと思ってテスターで確認していくと、なんと最初の橙線、黒線までは電気がきておりましたо(ж>▽<)y ☆
これでもうお分かりかと思いますが原因はイグニッションコイルでした(*^▽^*)
ただ同時に部品注文に...でも何か見たことある形のイグニッションコイルだなと思って

気付いてしまいました、Vinoキャブ車などのとソックリ(-^□^-)

コイルの刻印は両方ともX7Aなので同一なんですね
部品番号の違いはハイテンションコードの長さの違いだけのようです
幸いVino側の方が長いので切って調節すればいいだけです
そして取り付けて、いざっスパ~クっ!

強い火花が飛んでおりますね

今日中の目安もついたところでちょうどお客様が来店頂いて説明すると喜んでおられました、良かったですね(*^▽^*)
閉店時までに新品バッテリーの初期充電を終えて引き渡し完了です(^-^)/