こんにちは!アダルトチルドレン専門セラピスト安宮正敏です。
アダルトチルドレンは子供時代から家族の中で演じてきた役割が大きく分けて5つあります。
詳しくは以前にアップした「アダルトチルドレンが演じる5つの役割」という記事を参考にしてください^ ^
今回は「ロスト・チャイルド」の特徴、演じる理由、強みと弱み、そしてその役割からの解放について書いてみようと思います。
【ロスト・チャイルドの特徴】
・受け身でなるべく目立たないように行動してきた
・「おとなしくて面倒をかけない」「素直な子」と言われることが多かった
・「自分はいなくてもよい存在なのでは?」と、孤独を感じることが多かった
・大勢の中にいるより一人で過ごす方が落ち着く
・人前で自分を表現したり、意見を主張するのが苦手
・色んな事をイメージしたり、物事にじっくり取り組むことが多い
・誰かと繋がりたくても、自分の殻から一歩踏み出すのが怖い
これらの内容が多く当てはまるのであれば「ロスト・チャイルド」を演じている可能性があります。
ではなぜ 「ロスト・チャイルド」を演じる必要があるのでしょうか?
【ロスト・チャイルドを演じる2つの理由】
1つ目はネグレクト(親の育児放棄)によるものです。
子供は、無視され、放って置かれる状況の中で「自分には価値がない」「私はいらない子」などといった信念ができます。
自分には価値がないと思っているから自分の存在を否定することに慣れてしまい、存在感を消すようになったのです。
2つ目は過保護や過干渉によるものです。
子供が境界線を作り出す幼少期に、親がズカズカと踏み込むことで、内なる世界を壊されたり、指示されたり、コントロールされてしまいました。
そのため、境界線が曖昧になり、自分というものがなくなってしまったと考えられます。
【ロスト・チャイルドの強み】
・柔軟性がある
・相手に自然体で接することができる
・周りの環境や状況にうまく順応できる
・悪い状況の中でも冷静でいられる
【ロスト・チャイルドの弱み】
・自分から行動を起こせない
・自分で決断するのが苦手
・こうしたいという方向性がなく、人に流されやすい
・選択肢をあげられない
・自分の力を知らない
このように「ロスト・チャイルド」という役割はマイナスなことばかりではなく、強みもあるということです。
あなたが演じてきた役割を理解し、その中にある「強みと弱み」に気づくことが大切です。
そうすることで、どの部分を手放し、どの部分をもっと育てていけばいいのかがわかるからです。
【ロスト・チャイルドという役割の鎖から解き放つ】
あなたをロスト・チャイルドという役割に縛り付ける鎖の正体、それは「信念」です。
あなたが縛られている鎖を解き放つには、古い信念を新しい信念に変える必要がります。
「ロスト・チャイルド」に多い信念を例にしてどのように変化させればいいのか具体的に書いてみますね。
・感情を表現しなければ傷つかない → 感情を自由に表現しながら周りから受け入れられる
・私が何をしても状況は変わらない → 私は状況を変える力を持っている
・目立たないでいる方が安心安全です → 安心安全に自己表現できる
・自分で決断したり行動するのは危険だ → 自分のやりたいことを自由にそして楽しみながらできる
このように役に立たなくなった古い信念が新しい信念へ変わる時、あなたの「ロスト・チャイルド」という役割が解放されるのです。
それは「ロスト・チャイルド」という役割を演じなくても自分は本当は守られているということに気づくからです。
最後まで読んで頂きありがとうございました(o^-')b
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