平成狸放談 -3ページ目

中田宏横浜市長

8月3日(木)


私の師匠と大師匠が集い、赤坂の料亭で会合。

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今日のゲストは民主党から2002年に横浜市長になった中田宏 市長だ。

37歳で人口360万人の日本最大の市の市長になった。

現在2期目で41歳。

安倍晋三官房長官は若いといっても51歳である。

3期勤めて国政に戻っても安倍氏よりも若い。

高雄算命学 の髙尾学館校長の中村嘉男氏は、「中田市長はちょうど国政に戻った頃に重要な働きをする」と言っている。

未来の首相候補である。

彼が初めてやったことは多い。

クールビズも彼が最初だ。

スタジアムの名前を売りに出す自治体も多くなったが、横浜スタジアムの名前広告に使用して、日産スタジアムになり6億円程の収入を得たのも彼が最初だ。

この若さで日本最大の市を率いて、3兆弱の膨大な予算を決済するのはやりがいがあって羨ましく思う。

別に民間の若手社長から見れば、これらの発想はたいしたことではないが、若くして選挙に臨み、勝った上でこれが出来る人はまずいない。

将来の日本のボードメンバーになるであろうことは間違いなさそうだ。


キリル・ミャスニコフ

7月28日(金)


国立レニングラードバレエ団のキリル・ミャスニコフが来日していた。

今年1月にも天才マエストロ指揮者アニハーノフ、少女役世界一のハビブリナ、高貴な王子役ばかりのキリル、技工派マミン、などの友人達と飲んだが、今回は彼独りだそうだ。

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(1月の飲み会 左からアンドレイ・アニハーノフ エルビラ・ハビブリナ キリル・ミャスニコフ ラシッド・マミン)


もちろん他のダンサーも来ていたが、親しい友人としては彼だけだった。

彼はトップソリストだが、もう大ベテランであり、ワガノワスクールの教官でもある。

数多くのトップソリストの中でもキリルとマミンの二人だけがアカデミシャンになっている。

私は鬼才ルジマトフとも会ったことがあるが、少々気難しさが感じられた。

その点キリルは明るいひょうきん者で、誰とでも友達になれる奴だ。

ということでこれから六本木に飲みにい行こー ヽ(゜▽、゜)ノビール

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与謝野馨 経済財政政策・金融担当大臣の話を聞く

実は一ヶ月ぶりにブログを書いている。
お盆過ぎまで色々せわしなくて書けなかったのだ。


7月20日(木)


さて永田町社稷会に出席する。室舘君平井君 も連れて行く。
今回の講演者は与謝野馨 大臣である。

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このブログでも書いたが、経済財政政策・金融担当大臣として、大変良い仕事をしている人である。
与謝野という苗字で与謝野晶子を連想する人も多いと思うが、与謝野晶子の本当の孫である。
文部大臣・通産大臣・官房副長官も歴任している。
敗戦間もない中学・高校時代に海外留学していた経歴を持ち、この国をどうするかというイメージを描ける数少ない人でもある。
今度の首相候補にも名前が出ている。
しかし、選挙が弱い。9回当選して3回も落ちている。
全部当選していたら、当選12回になるからすごい。
同じ選挙区に人気者の海江田万里がいるが、日本にとっては与謝野馨の方が百倍は日本の為になる。
今回の村上ファンドに対する金融庁での活躍は記憶に新しい。
このまま宮内オリックス会長や竹中平蔵総務大臣まで追求してほしいものだ。
講演の席で、「竹中と結託したところを狙い撃ちしており、まことに素晴らしい」などと言われていたが、「やるべきことをやったらたまたまそうなっただけです」と本人は言っていた。
現役の閣僚の話は立場上どうしてもお堅い話になるのが常である。
まして財政や金融の話など、本来眠たくなるような話題である。
しかし与謝野大臣は非常に解かりやすく簡単に説明してくれる。
けっしてドラマチックな抑揚のある話し方ではなく、淡々と話しているのだが、まったく眠たくならない。
文官恐るべし、祖母の血は伊達ではなかった。

朝4時半

7月12日(水)


日の出の麻布十番

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タワーと雲の感じがなんかおどろおどろしかったのでup!

東京ベイホテル東急

7月7日(金)


師匠と一緒に、ディズニーリゾートにある東京ベイホテル東急 で行われた自民党婦人部部長の柳内光子女史のパーティーに行く。

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毎年誕生パーティーとして行っているが、今年は「世界優秀女性起業家賞」受賞の祝いとしてお披露目を行った。

柳内さんはめちゃめちゃパワフルな女性で各界で有名な人である。

偶然我々の仲間であるサイヒロコ 女史とも親しく、会場には千葉大の古在豊樹学長と共に来ていた。

扇千景参議院議長や堂本暁子知事、タレントの美川憲一さん、由紀さおりさんら約六百人が集まった。

乾杯の音頭を野中広務元自民党幹事長が行った。


野中広務氏はたしか80歳だと思うが元気である。

悪行の限りを尽くした議員なので、まあ評判は良くない(笑い)汗

野中広務氏は北朝鮮のミサイル発射は、(裏で軍部に金を渡して) アメリカがやらせているのではないかといっていたのが面白い。

昨日のブログでも書いたが、だいたいこんな見方をするものなのだ。


また鋭い考察もあった。

今の政局は、ポスト小泉ではなく、ポスト福田だと言うのだ。

これには唸った。さすがである。

尾身幸次自民党行革本部長(安倍幹事長を推している)に聞く

7月6日(木)


私の師匠と大師匠が集い、赤坂の料亭で会合。

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今日は尾身幸次 衆議院議員が出席。

阿部幹事長を推している重鎮である。

西村康稔 衆議院議員と小林温 参議院議員も一緒だ。


20日前までは福田元官房長官は総裁選に出馬すると言う話だった。

今は小泉の8月15日の靖国参拝後の世論を見て出馬するかどうか考えるのだそうだ。

それでは安倍晋三首相、二階幹事長の線で決まりかと言うと、そうでもない。

安倍氏は二階氏をまだ完全には信用していないようなので、幹事長はまだ流動的である。


一方民主党の小沢党首は精力的に全国を飛び回っている。

小沢は選挙のプロである。

自民党は、小泉が国民の雰囲気で戦い、アホの武部幹事長が造反議員問題で各自民党県連を壊し、選挙の基盤はがたがたである。

まるで昔の民主党の選挙の戦い方を自民党がやっており、昔の自民党の鉄壁の選挙を民主党がやっているようである。

来年夏の参議院選挙は絶対に民主党が勝つと小沢は言っている。

造反議員や自民党内でも負けるといっている人が多々いる。

安倍首相が誕生しても自民党は苦しい立場になるかも。


さて、昨日やっと北朝鮮がミサイルを撃ったのでその話題も花咲いた。

これで誰が得するのかというと、ダントツで一番得をしたのはアメリカの軍需産業だ。

いやアメリカの軍需産業以外誰も得しないという点で一同同意。

対弾道弾ミサイルの開発と導入が早まり、テポドンの射程内にある国々への商談も弾むというものだ。

あと、着弾地点と近いウラジオストックにちょうど米第七艦隊旗艦のブルーリッジが入港しているのが興味深い。

青海南ふ頭公園

7月5日(水)


成田空港から大江戸温泉へ来る。

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特に海外から帰ってきた時は、帰り道に大江戸温泉によく寄るようになった。

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大江戸温泉の横というか裏には、青海南ふ頭公園がある。
ここはいつ来ても人がいなくて、私は大好きだ。
CXTVやデッキスの前にあるお台場海浜公園とはえらい違いである。

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大江戸温泉の裏に回ると池と川と緑豊かなエリアが続く。

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南側にはコンテナバースがあり、積み下ろしを見ているだけで飽きない。

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しがくセミナーで講演

7月2日(日)


目黒区民センターで、ベスト の第18回しがくセミナーで講演した。

講演の依頼を受け、若い人に何を話そうか考えて、

「日本人として地球人として起つ為の日本の歴史」と題することに決定。


何故かというと、普段の丹野塾で喋る内容はあまりにも危険すぎて却下されそうだし、また聞く資格のない者に話す内容 でもない。

さりとて9月の総裁選の行方やロシアの事喋っても受けないと思うし、それ程今話す意味があるとは思えない。

それよりも今の教科書問題以前に、根本的に日本国に対する認識が間違っているのでそれを是正しようと思う。

だいたい外国人が評価しているのに日本人が知らないことが多すぎる。


それと近い将来米国と中国が具合が悪くなりそうだ。

そうすると日本はますます貧富の差が開く事になるが、そのような状況でこそ海外とのビジネスや交流が大事になる。

その時、日本の文化を背景にした知性がものを言う。

そのきっかけになればと思い今日のテーマに繋がった訳である。


しかし私が若い時も同じだったが、若い人や、特に女性は歴史や地理は興味がないものだ。

でもとりあえず、さらりとひとくだりは話さなければならない。


講演後やっぱり反省したね。

江戸の芸術や風俗を中心にして、戦国時代から話せば良かったと。

なんせ聴衆は古代朝鮮半島の百済や新羅が解からないのだから。


それと明治維新の酷さをもっと話したかった。

現代日本の直近の原因は明治維新と大東亜戦争なのだから。

明治維新がなければ、大東亜戦争も起きていないし、中国韓国との関係も全然違ったものになっていたであろう。

明治維新の人達というか、新しい体制側は常に自分達の正当性を示す為、前の体制は酷かったと宣伝し教育する。


だからこそ坂本龍馬や福沢諭吉他の維新の人間達の罪と売国奴の実態をもっと話したかった。

まあ商売人レベルとしてはグラバーと結託した武器商人の坂本龍馬は評価できるし企業家の目標にもなろう。

竹中平蔵大臣や村上ファンドの村上世彰を見れば解かるように、外国と結託しての売国奴商売は大変儲かるのである。


福沢諭吉は、バックルの「イギリス文明史」やギゾーの「ヨーロッパ文明史」を基にした「文明論の概略」を書き、その中で「日本や中国アジアは半開の国であり、西洋諸国が独り文明を誇り、我々は半開野蛮の国であることを自覚してがんばろう」等と、超ふざけたことを言っている。

どう考えたって文明は江戸のほうが遥かに優れていたし、事実西洋近代美術は日本の浮世絵の影響によって成り立っていた。

つまりギゾーやバックルの西洋史観を基にして日本や中国アジアは半開の国だと、まるでイギリスに雇われた宣伝広報官になっている。

この教育のおかげで、アジアは野蛮であり中国や韓国を蔑むことに繋がったのだ。


また、福沢諭吉の書いた「学問ノススメ」は国民の10人に一人は見るという大ベストセラーになる。 (ホント困ります汗)

大体、寺子屋に当時の児童の80%が通っていた世界一の教育国家だったのに「学問ノススメ」はないだろう。

「天は人の上に人を造らず」で始まるのだが、現代社会でも生まれからして平等ではないのだ。

実態は「天は人の上に人を造る」のである。

ここから始まらないと空虚な観念論になる。

内容は、「読み書き算盤」の重要さを強調し、(寺子屋で前からやってるって) 高尚な文学や学問の前に「いろは47文字を習い、手紙の文言、帳合の仕方、算盤の稽古、天秤の取扱い等を心得」と「読み書き算盤」の重要さを強調し、 (だから寺子屋でもうやってるって) 身分制社会を壊そうとの願いを込めて、身分に関係なく学ぶべきと説く。 (もうだからとっくに寺子屋でやってるって)

その中身は個人主義・実利主義に基づいて学問論・国家論・知識人論など多彩な民主主義的立国論である。

何のことはない、西洋の個人主義・実利主義の価値観を日本に持ち込んだだけでなく、大学まで造って広めることに尽力し、日本の民度を下げた売国奴の大バカ野郎だったわけだ。


最近米国が最高唯一の価値観のように奉る、この民主主義も問題である。

だいたい民主主義を提唱したルソーは、民主主義を最上とは思っていないし、やむなく選択すると言っているのだ。

大変皆豊かで概ね良い政治を行った江戸と、農民を奴隷とし、流血革命で変革したようなヨーロッパやロシアとでは、前提が全く違うし、ルソーからすれば理想国家は日本であったという位の違いがある。

民主主義については項を改めいつか書こうと思う。


また福沢諭吉の心訓も酷いと思う。

前述の本もそうだが、一見素晴らしいことを言っているように見える、手の込んだ愚かさは本当に問題だ。

特に、「世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事を持つことです」
「世の中で一番寂しいことは仕事のないことです」という部分は問題だ。

生活する為の「生業」(なりわい)と直接報酬に結びつかない「仕事」の違いを、当時も今も国民がわかっていれば (ちなみに学校教育では習わない) 問題はないのだが、殆どの人は知らない。

だからライフワークやボランティアと解釈すれば問題はないが、仕事と言っているので、そのまま解釈すれば、死ぬまで奴隷のように働けと言っている訳だ。

最初から一生お金に困らない家庭に生まれているなら、心訓も慈善事業的仕事として意味があるが、大多数の人は生活の為に仕事をしているのだ。


現在西欧では、生活の為に死ぬまで仕事をすることはいやだから、一生分のお金を稼いでなるべく早くリタイアし、趣味やボランティアに興ずることが最高の目標になっている。(て言うか誰でもそう思うだろう)

しかし福沢によれば、一生仕事をすることが立派なのだそうだ。

まあ労働者を奴隷に縛り付けておくには良い思想である。

彼は身分制社会を壊そうとしていたのに。


社会の指導的立場にあるものが間違うと国家が危うくなる見本である。

早く1万円札から消えていただきたい。

ヤマダモンゴル

6月30日(金)


よく行っている店なのだが、ブログで書くのはたぶん初めて

ヤマダモンゴル赤坂店 です。


私と平井君Seaside娘 ・サトクミ・山村君と韓国のお客様2人で行く。

名前から解かるようにジンギスカンです。

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安くて旨いので満足感高し。

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特に大勢で食べると安く感じます。

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信州・軽井沢・大町・松本 III

6月28日(水)


朝はぐっすり眠って遅めの出発。

松本城へ

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へぇー、ここの初代城主は石川数正なんだ、知らなかったー。


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なんか熊本城を思わせるつくりである。


昼食は穂高まで行き、岩魚料理を食べる。

お店はふくらい家・笑福 さん。

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岩魚の刺身はなかなか食べられません。

岩魚の塩焼きも美味しかった。


帰りがけに安曇野の大王わさび農場 へ寄る。

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どこまでもわさび田!


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クロサワ映画で使った3連の水車が綺麗です。