2015-1-8)
アメンバー申請をいただいておりますが、また保留が多くなってしまっております。下記の内容をご確認の上、申請いただければすぐに承認させていただきます。

間違いなくやったのに承認されない!という方は、すぐにメッセージくださいませ。申し訳ございません、見落としでございます



アメンバー申請について


本日のテーマ写真

まずはじめに、りおのヨンとウンスの設定は、ヨンは嫉妬深いけど純粋にウンスを愛しているあたたかい人。どんな、時もウンスへの愛にあふれている、そんな人です。ウンスはちょっといい意味でお馬鹿ちゃんな感じ。前半のウンスのイメージです。後半は毒を盛られてちょっと神妙な感じでしたが、あれは弱ってたからで元来は前半がウンスの性格のように思います。

チェヨンの「医員なのになんでそう(おバカ)なのだ…」と言ったあのニュアンスがとっても好きです。ちょっとおバカな愛すべきウンスがチェヨンは好きなんだと私は解釈しています。ドラマのイメージと違う方がいたら申し訳ないです。その場合はドラマとは別物と思ってみて頂ければ幸いです。

私個人的なPRとしては、ドラマの二人に「あるある!」的な、二人のイメージに結構忠実に書いてるつもりではいるのです(・∀・)/私の頭のなかはドラマの二人が動いてます。が、つたない文章なので再現しきれてないのと、ひとそれぞれ解釈や受け取りかたも違うと思うので。

うちの子ヨンとウンスを好きになってくれる方だけアメンバー申請をお願いいたします。申請したってことは、認めたってことで、イメージと違う許せない!というクレームは一切おうけしませんのでご注意を(笑)

ところで、甘い雰囲気のお話は限定記事で掲載しています

ラブラブな甘いお話もありますが、変態ヨン、Sヨンもあります(むしろこっちが本性)…暴走したあほすぎる下ネタも、どんな話でも許せる方だけ申請をお願いします

申請方法
(ボタンを押すだけじゃありません)
*今までの申請方法だと、分かりづらいようで、かなりの多くの方が、保留となってしまっています。より簡単にできるように変更してみました


1~3点の3点をご協力ください。宜しくお願いいたします。

1.アメンバー限定記事より、アメンバーになるを押し申請をする。
http://secret.ameba.jp/cosmeweb/amemberentry-11958714120.html
アメ承認後、こちらのお話を読んで、ひいた方は、他のアメ限定記事を読まずに一般記事のみご覧ください♪ うちのアメ限定記事はやや、変態Sヨンです

2.私が書いたお話で一番好きな、お話のコメント欄にそのお話が好きな理由、感想の記載の書き込みを宜しくお願いいたします。

その際に、【シンイで一番誰が好き&理由】【ヨンの一番好きな髪型】【どのシーンが一番好き】【こんなお話が今後見てみたいのアイディア】のどれか1点を一緒にお書きください

申請ボタン押しました
 も必ず書いて下さい

3.アメ限定記事は、限られたアメンバーさん限定のお話です。あまりに反応がないと、ひかれている?自粛して書くの辞めようかな…と悩んでしまいます。

宜しければ、面白かった!という時は、一言程度でもいいので、コメント残して頂けると嬉しいです。最近、暴走気味だったので、アメ限定的なお話を、ただ今、自粛しようかと悩み中です。

アメ限定のコメ欄で、盛り上がり知り合った方たちと、別の場所で遊んでいます(ただ今変態満員御礼のため、次回募集は未定のため、コメ欄でお待ちください )みんなチェヨンが大好きで、変態妄想まっしぐらな方たちばかりでとっても楽しいです

様子は、過去のコメを見て頂ければ分かるかと … 是非、一緒に壊れちゃいましょう 一度踏み出せば、楽しい世界です(笑)


本職の仕事が多忙なため、個々のメッセージへの返信は申し訳ありませんができない状況です。皆さんから熱いコメントは全て目を通させて頂いておりますので、お許し頂ける方のみ申請してください

上記がそろっていない場合は承認が出来ませんのでご注意ください
特にボタンを押し忘れる方が多いです




アンケート回答のお願い
「ミノ君ファン?チェヨンファン?」
投票数100件でたら一度集計します


ぬくぬくへの道。何と、10月4日以来の続きです(汗)…きっと、皆様。すっかり忘れてしまっておりますよね…。

さぼっているお話

・チェヨン大護軍の嗜好品
・やきゅう拳 後編 -ブラックよん版
・夜に鳴くひな鳥
・ど ~ て ~ チェヨン
・初めての夜2

かな??だって…だって…どう考えても、全部結末は、普通に書いちゃうと、根本同じになりがち。そんな、こんなですよね

なので、あえて捻っていくかもです…

全部同じだったらがっかりしますでしょ…

責任を持って、ちゃんと完結させていくのが、今年の目標デスね… ← 情けない目標ですね


==========

「ウンスの取り扱い説明書」
ぬくぬくへの道 目次

※連載ものです、順番にお読みください

1.ぬくぬくへの道1
2.ぬくぬくへの道2


本日のテーマ写真:


こんな想いは俺だけなのだろうか…




あるのかな?ないのかな…

着替えをした、着ていた服をきゅっと握って、もやもやする胸元をあやす様に、ポンッポンッとあて叩いた

頭の中でぐるぐると自問自答を繰り返し、ウンスは長い廊下を1歩、1歩とゆっくり歩いている

心臓が壊れちゃうんじゃないかと思うほど、どきどきと高鳴って、身体中が火照るように熱い

浸かる湯の中で、とにかく色々な事を考えてしまって、あっという間に時間が過ぎてしまった

すっかり、長風呂しちゃった。すごく、待たせちゃったかな…

あの人は、私が戻るのを、どんな気持ちで待ってるのかな?

何にも考えてない?

それとも…?

もし、もしもよ。あの人も私みたいに、ドキドキして待っていてくれているなら、すごい嬉しい…

あぁ、やだ。顔が熱い。手にした服を、恥ずかしさで染めた頬を、隠すようにギュッと宛がう

湯あたりなのか、それとも…。この後の事を考えて、身体中が火照るのか、もうどっちだか分からない

すっかりのぼせてしまい、頭までぽーっとしちゃった

はぁ~とため息をつくと、ウンスは上気する頬を、パタパタと手の平で扇いだ

今日なのかな?違うのかな…?

天門に飛ばされる前は、両想いになったって言っても、毒だのキチョルだので息をつく時間もなかった

二人で何も気にせずに、甘い時間を過ごすなんて事も出来なかった

いつも、危険と隣あわせで…あの人は私と笑いながら過ごしていても、常に警戒を解かずに、気を張り巡らせていた

再会してからだって、本当にいつも慌ただしくて、ほんの少しの空いた時間で、つかの間の逢瀬を楽しんだだけ

今日は、こんなにも穏やかな時が流れているんだもん

そして、ついに、あの人のご両親にご挨拶も出来たし。ふふっ。あれって結婚のご挨拶よね

ソウルのオンマ、アッパとも、あの人のご両親とも、実際にお会いすることは叶わなかったけど…

あの人のご両親の墓前にご挨拶が出来た。それだけで満たされ、心がじーんと温かくなった

天国にいらっしゃる、お父様、お母様も、私の事、あの人のお嫁さんとして歓迎してくれたかしら?

料理も上手に出来ないし、主婦としてはまだまだだけど…あの人の事を想う気持ちは、誰にも負けない…

チェ・ヨンあの人は、他の女の人に見向きもしなかったって…ウダルチのみんなが口々にそういってくれた

4年もの間、私が戻る日を信じて、ずっと待っていてくれたんだもん

あの人だって、きっと同じ気持ちで居てくれるよね。ご両親も、きっと祝福してくれているはず

ねぇ、アッパ、オンマ聞いて…二人も祝福してくれるかな?

「次の休みにはイムジャの両親にご挨拶を。天門に共に参りましょう」って言ってくれたの

そんなあの人の気遣いが嬉しくて、涙が出ちゃった

それって、結婚するって事だもんね。私たち、本当に結婚しちゃうんだ…

嬉しすぎて、この現実が信じられない…

あんまりに幸せすぎて、突然、この夢が終わっちゃうじゃないかって、未だ不安がつきまとう

目の前にある、この扉を開ければ、すべてが夢だった。また、あの悪夢に落ちたらどうしようって…

だから、あなたに…

私はあなたの物だって…。実感させて欲しい。この全身に付きまとう、不安を全部掻き消して欲しい

私を、あなたのその大きな体で抱きしめてもらいたい。自分の体で、もう大丈夫だよって。その事を感じたい

せっかくあなたの元に戻ったのに、恋しすぎて、苦しくて…

あなたの肌を感じたい

抱いて欲しい…

そんな風に思う、私っておかしいのかな?



長い時間が過ぎ、しーんと静まり返った部屋の中、何度も落としたため息。また大きくため息を零した

湯などに、ゆっくり入っている気分ではなかった

イムジャがすぐ隣の湯殿で、湯あみをしている、そう思うだけで、いけない妄想が頭を占領する

部屋を暖める火鉢の、パチパチとした音がいつになく気に障る。苛立ちを煽っているようで、耳に残る

湯から出てだいぶ経とうと言うのに、やたら喉が乾く

からからとした口の中を、生唾で潤そうとするも、口の渇きが止められず、何度も水を煽る

心臓が飛び出るのではないかと思うほど、胸が激しく鼓動し、身体中が火照るように熱い

嫌でもいろいろな事を想像してしまう。胸の中を覆い尽くすような、もやもやする、何かがもどかしい

ずいぶんと長い湯あみだ。イムジャは何をしておるのだ?

あの方は今、その場所に一人で何か考えておるのだろうか?

何にも考えておらぬか?

こんなに、気が高ぶっておるのは俺だけなのか?もしも、イムジャが…同じような思いであれば…

イムジャと再会し、こんな風に煮え立たぬような、思いを抱えているのは、俺だけなのだろうか

くそっ。うじうじと情けない

しかし、イムジャを見るたび、そんな事ばかりが胸を突く

そう言ったらあの方は呆れるか?

それとも、同じ気持ちであったと、言って下さるだろうか

天門に再び入れられ、イムジャを失うまでの間。イムジャと心が通ったといっても、常に敵と戦う日々

心は通っても、二人穏やかに時を過ごす事など出来なかった。あなたを敵から守る、その事が常に優先された

再会後も、凱旋帰還の手筈を整えるため、俺はあわただしい日々を過ごしてきた

あいつらに任せていては、どれほど余計な時間を食うか。そう思うと居てもたってもいられず、自ら指揮を執った

一刻も早く、イムジャを安全な場所に、誰にも見られぬ場所に隠して、俺の…手元に置きたかった

俺は、共に過ごしたい、逸る気持ちを押さえて、少しの時間すら惜しんで、軍の帰還の準備を優先し取り仕切った

イムジャを手元に…それはつまり俺との婚姻。俺の妻になってくださると言う事だ

イムジャの父上、母上にはお会いすることは叶わぬ

天界と通じる門を前に、せめて誓いをしたい。そういった俺に、イムジャは涙を流して、笑みを零した

俺はこれからも戦わねばならぬ。イムジャにどれほど不安な思いをさせるだろう。俺は、何度あなたを泣かせるか

しかし、イムジャを想う気持ちは、誰にも負けぬ。それだけは、チェ・ヨン俺の名に懸けて、剣を握る者の誇りに懸けて誓える

イムジャも同じ気持ちでいてくれておるだろうか?自ら、俺の元に帰って来て下さったのだから、そう思っても、俺の自惚れではないよな?

そして、こんな二人をイムジャの父上、母上は、祝福して下さるだろうか…

俺も、父上、母上の墓前に婚儀のご報告をする事が叶った

横には、イムジャあなたが居る。まるで夢のようだった。イムジャは気づいておらなかっただろう…

俺は、父上、母上の墓前でご挨拶をしているさなか、何度も横目で、イムジャの存在を確認していた

墓前で手を合わせ、瞑った目を開いたその瞬間、全てが夢物語でイムジャの姿を再び見失うのではないか…

そんな馬鹿な事を考えてしまい、俺は…何度も、何度も、イムジャが居るのを確認してしまった

自分でも呆れちまう。何をやっているんだと、笑ってしまう

未だイムジャが、この俺のそばに居る事が、信じられぬのだ

だから俺は…

イムジャは俺の物だって。実感したいのだ…虚しく過ごした、あの四年の日々は無駄ではなかったと…

イムジャをこの腕で抱き、あなたが確かに、ここにいる事を確かめたい

寒さで震えた俺の心も体も、イムジャの熱で温めて欲しい

イムジャの肌を感じたい

イムジャを抱きたい…

そんな風に思っているのは、俺一人だけなのだろうか…


*「初めての夜」という婚儀の時が初めてのお話を書いてしまっているので、今とっても葛藤中です。もともと、これはパロディにするつもりでした…。これだけ放置しておいて、ふざけんな パロディで済むと思うか と言うご意見がありましたら、コメ残してください。ここで致してしまうと、辻褄が合わなくなりますが…

*9月末にブログを初めて、か~なり初期1週間目くらいに書いたお話です…。少しは上達したかな?(爆笑) 慣れてから、結末を書く。「アリ」と言って頂けるでしょうか…。それにしてもさぼりすぎた…反省しています。


だいぶさぼってしまいました。完結まで応援してね…どうぞポチッとクリックの協力宜しくお願いいたします。




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本日のテーマ写真:


生きてくれ…
いつの日か釣りを共に


こんばんは
りおです

今日はコバンザメ宣言をした、inyon様のサイトより。おまけに、コバンザメ、りおを受け入れて頂いてありがとうございます

釣りを教えてあげます。でもあんまり釣りは好きそうじゃないなぁ…と一人突っ込みしているのが可愛い


原語から翻訳しておられるので、本当の 「テジャンの言葉」 を知る事が出来る素敵なサイトです。

シンイ15話「釣りのやり方を教えて差し上げます」
http://inyonblue.blog.fc2.com/blog-entry-189.html
出典:inyon様


※是非皆様からも御礼を♪
コバンザメ仲間として

================



「もう、やだっ。何でヨンァばっかり」

「なんです?」

「一匹も釣れないじゃない。きっと、ここのあたりの魚は、全部、雌(めす)ね。だからあなたばっかり…」

「あなたばかり?」

「分かってるくせに、意地悪…。だから、あなたばっかり釣れるのよ…。もう~いやになっちゃう」

ウンスは、口先をつんととがらせ、眉間にしわを寄せる。恨めしそうにチェヨンをチラリと睨み付けた

そのように、イムジャは膨れて…

まだ釣りを始めてから、たいして時間もたたぬではないか

その日休暇を取り、二人は近くの水辺に釣りに来ていた

前々から一度行こうと言ってた釣り。やっと念願が叶う

やはり俺が思っていた通りだ

チェヨンは、内心思っていた通りだった、ウンスのその反応に、腹の中で笑いが止まらない

ウンスに悟られぬように、唇をキュッと噛みしめて、くすくすと笑いをやり逃したのだった

「イムジャは、そのように落ち着きがない。そのようにしていては、魚は逃げてしまいます」

目を細めやさしく笑いかける

もう少し、落ち着いて釣りをせねばと。呆れ声でウンスを窘める

水に差し入れた糸を引っ張ってみたり、つんつんと動かすウンス。終いには釣竿を置いて、水面を覗き込む始末

ぷっ。ふて腐れるイムジャの顔が、おかしくて敵わぬ

体を震わせてチェヨンは、また堪えるように笑ったのだった

イムジャは覚えておるだろうか

あの、徳興君あいつに毒を盛られ、イムジャは生死をさまよっていた

チャン侍医に、言葉をかけるように言われた俺は、祈るような思いで、横たわるイムジャに語りかけた

「釣りのやり方を教えて差し上げます」

釣りのやり方を教える。どうかその日が無事に訪れるように。その日を迎える事が出来るように…

それには、まず、あなたが毒から、立ち直られ、しっかり回復し、お元気になって頂かねばならぬ

いつの日か、共に釣りを…

俺は切なる願いを込めて、毒にうなされ冷たくなった、貴女の手を温めるように、強く握りしめた

一向に温まらない、イムジャの凍るように冷たい、固くなったその手に、もし、その日が訪れなかったら…そんな不安が何度も過ってくる

横たわるあなたの青白くなった顔が、不安を誘い…そんな恐怖が、俺の胸をずきずきと突き刺した

イムジャの「死」その事を考えるのが怖くて、俺は言葉を止めることなく、ずっと話し続けたのだった


「イムジャ。こちらへ」

「何よ」

イムジャ、いじけておるな

「何度も覗き込んではなりません。そわそわとなさる、イムジャの気持ちが、魚にも伝わってしまいます」

「だって、気になるじゃない」

頬を膨らませ目を大きくし、ふて腐れるウンスの手を引いて、自分の元に寄せる

チェヨンはウンスの背から、包み込むように両腕を回し、1本の釣竿を共に握りしめた

「イムジャ、このように持って」

「こう?」

チェヨンは、微笑みながらこくこくと頷く

「そっとです。悟られぬよう、静かに降ろして。これは、底の方にいる魚を釣るためのものです。針にかかるまで、じっと待ってください」

二人で握りしめた釣竿を、そっと降ろしていき、釣り針のついた、糸をそっと水中の中に落としていく

「悟られぬよう?」

ウンスが抱きかかえるチェヨンを振り返り、くすりと笑いながら悪戯に問いかける

「悟られぬよう」

チェヨンも笑みを浮かべる

「静かに?」

二人は言葉と共に、視線で会話を交わす

イムジャに出来ますか?

「静かに」

やだ、私だって、できるわよ

「息をひそめて?」

「くすくす。はい。息をひそめて。それも、出来ますか?」

辛かったあの過ぎ去りし日々が、今では、イムジャとの二人の思い出へと変わった

「夕ご飯は?」

「釣った魚を食いましょう」

そして、あなたは、あの日と、まった同じ笑顔を俺に向けるんだ

眩しくて、目がくらむような。差し向けられた、変わる事のないイムジャの笑顔に、あの日の胸の高鳴りを思い出した

そして、水平線をきらきらと照らしている、沈む夕日を浴びながら、二人の唇が、そっと…優しく、重なりあったのだった


  夕暮れ時の事

「あっ、イムジャ。何をするんだ」

「あら、いいのよ」

「何で、せっかく釣った魚を逃がしてしまうのです!!」

日も暮れ帰ろうとしたその時、二人で釣り上げた魚を、ウンスが突然、水の中に戻し逃がしてしまう

チェヨンは、あまりに突然の事に、びっくりして声を張り、口を魚のようにぱくぱくさせ、目を大きく見開いた

「なんか、かわいそうになっちゃって。せっかく、二人で楽しく過ごせたんだもの、それで十分じゃない」

予想してなかったその事に驚いて、大きく空いた口から、はっ。と、小さく声を出すと、チェヨンは心の中で思う

まったく、あなたという方は…

あれほど釣れたと、たいそう喜んでおられたのに、まさか、その魚を、全部逃がしてしまうとは…空いた口が塞がらぬ

まぁ、イムジャらしい…が…。

そんなイムジャが、俺は…。
そんなイムジャだから、俺は…

「イムジャ。責任を取ってくれ」

「え?」

「どうするのです?」

「えっ?何が?」

「何がではないだろう。今宵の夕飯をどうせよと言うのです」

「あっ。そうだった。やだ。アハハ、考えてなかったわ」

ウンスは、まずいとチロっと舌を出す

そんな事だと思った。この方は、考えなしに、思いつきで行動される。それが少々、玉にきずだ…

「逃がした魚は大きいと…」

「やだ。ヨンァ。何言っているのよ」

「食い損ねた、魚の代わりに…」

「ええ!?」

驚いた顔をするウンスに、俺も驚かされた。お返しだ…

心の中でチェヨンはそういって、ウンスの唇に、すっと視線を落とすと…

にっこりと笑って

そこに、ぱくっと食らいついた


【逃がした魚は大きい】

手に入れそこなったものは、惜しさが加わって、実際より価値があるように思われる

そういう意味だが…。

俺にとっては、手に入れそこなったイムジャが、今は、この俺の元に…

逃がした魚が、戻って来たならば、もう二度と、逃すわけなどあるまい

俺は、何も食わずに、腹を空かせて、指をくわえ待っておったのだ

釣り上げて、捕まえた魚は、後は煮るなり焼くなりして、好きに食うまで

その、あま~い口づけとは裏腹に、高麗の釣り師チェヨンは、にやりと不敵な笑みを浮かべていた



釣り。私もチェヨンに教えて欲しい。でも魚も餌も触れない。…どうぞポチッとクリックの協力宜しくお願いいたします。




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こんにちは
りおです

「チェヨンに言われたい台詞55選」

おかげさまで
総投票数 446票
本当に、驚くほど、たくさんの投票を頂いて、ありがとうございました

それでは1位~10位まで発表いたします 途中、大きな順位変動がありましたので、りお、ちょっとびっくりしております

本当にたくさんのご参加ありがとうございました。投票期限を無期限とし、1人1回しか投票出来ないようにして無期限で受け付けます。

参加してない方は、ご参加お願いします。

あと、先ほど新しいアンケートを作りました。「ミノ君ファン?チェヨンファン?」ぜひ皆さんの参加をお待ちしております

↓こちらからお願いします


投票のお願い  
みんなの信義アンケート広場
*現在4つのアンケート全て受付中です

本当に、本当にありがとうございました


  皆さんからの熱いコメントはこちらでご覧ください

そばにいてくれるなら死ぬまで離しません。生きている限りずっと
(61票/13.7%)

黙って俺のそばにいろ
(32票/7.2%)

俺のそばでは駄目なのか?
(29票/6.5%)

そなたは俺の女です。俺だけがそなたを自由にできるのです。
(24票/5.4%)

俺が…離せぬ
(23票/5.2%)

あなたの帰りを待つ人がいる。それでも聞きます。一生守るから俺のそばにいてくれないかと
(18票/4.0%)

今宵は俺の好きにさせて頂きます
(17票/3.8%)

はぁ~~~困っちまう
(12票/2.7%)


俺の目は、あなたしかうつしませぬ(壁ドンで)
どこにいらしても必ず探し出します
(11票/2.5%)

10位
必ずお守りいたします
もっと強請ってくれ
やらせてくれ!
(10票/2.2%)



結果発表楽しんで頂けた方…どうぞポチッとクリックの協力宜しくお願いいたします。




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台詞を吐くのはこの男



では、行きます
耳元で囁かれることを、想像してください


必ずお守りいたします
手間のかかるお方だ…
黙って俺のそばにいろ
誰にも渡さない!
俺のそばでは駄目なのか?
あなたを前にして我慢など出来ぬ
俺の身体に触れてみよ
あまり見ないでいただきたい(動揺)
触れてもよろしいですか…?
俺だけしか見えなくなれば良い
あなたの帰りを待つ人がいる。それでも聞きます。一生守るから俺のそばにいてくれないかと
そばにいてくれるなら死ぬまで離しません。生きている限りずっと
離れていては守れません
私が個人的に…あの方を恋い慕っております
恋しい女が連れ去られ囚われたと聞き、心穏やかでいられず飛んで参った次第
お互いのために手間をかけないで
険しい道のりになります…はぐれぬよう離れないでください
絶対に俺から離れるな!俺が守ってやる
落馬したら私が受け止めます
俺の目には…あなたしか映らぬ
そなたは俺の女です。俺だけがそなたを自由にできるのです。
あなたの躰は口ほどにものを言う
俺はあなたに溺れきっている
あなたしか考えられぬのだ
火がつきましたか?
侮るな
一生お守りします
俺から目をそらすな
今宵は俺の好きにさせて頂きます
もっと乞うてくれぬか?
もっと強請ってくれ
どうしたら良いのか判らぬ。俺を…俺を助けてくだされ。
どこにいらしても必ず探し出します
俺が…離せぬ
そんなに俺の事が好きですか?(小生意気なニヤり顔で)
欲しい…
抱いても良いですか?
見くびるな
はぁ~~~困っちまう
ア・イ・シ・テ・ル
俺とずっと一緒にいてください…
俺の目は、あなたしかうつしませぬ(壁ドンで)
俺とずっと一緒にいてください…
まったく、あなたというかたは
あなたと、結ばれたい。
したいです。
やらせてくれ!
お迎えに参りました
イムジャ… (絞りだすような声で)
イムジャを孕ませたい…
他に方法がないのです…
今の俺は生きていけぬ
本能のまま 俺を求め、感じ ほどけてくだされ
もう忘れなくていいですね?ずっと見つめていたい…
お覚悟を…



こんばんは
りおです

シンイ仲間から「姫はじめ」のお話を書いている人って案外いないよねって言われて、ちょうど、そっちに年明けからすっかり頭が行ってしまっている、りお

それなら、ちょうどいいじゃんってことで…姫はじめだけじゃないですが、さっそく書いてみました。

アメ限定ではなくて、全公開できるように書いたので、ラブラブはご期待せずに…

そして、2015年度も、うちのブログのテーマは 「ウンスの嫌よ嫌よは、好きのうち」でいきます


本日のテーマ写真:


イムジャ、機嫌を直してくれ




「あ~食べ過ぎたわ。あんなに食べなければよかった。お腹が苦しい」

「だから言ったのです食い過ぎだと」

あれほど何度も止めたではないかと、呆れた声でチェヨンが窘める

「だって、美味しかったんだもん。お正月の今しか食べられないのよ。逃したら勿体ないじゃない」

高麗のお正月のお食事、大好きなのよね。口を小さく尖らせて、ウンスはチェヨンに言い訳をした

マンボ兄妹の店からの帰り道、年始の街並みを…二人ゆっくりと景色を楽しみながら、手を繋ぎ歩いて行った

道中は閉じている店も多く、いつもよりひと気も少なく閑散としていた

ちょっと寒いけど、ヨンァの大きな手から伝わる温かさが染み入り、心が温まりぽかぽかとする

満腹ですっかりご機嫌なウンス。繋いだ手をぶらぶらと、振り歩いて、チェヨンとの穏やかな時を楽しんでいた

毎年、毎年この方は懲りない。いつも同じ台詞をいっておるのだ

あんなに食べなければ。もう何度その台詞を聞いた事だろうか

イムジャの食べなければよかったは、結局は口先だけなんだ

どう考えても、自粛をしようとする者の食い方ではないだろう

くるしい~と、腹を抱えるように撫で下ろすウンスを見て、チェヨンは、その姿が可笑しくて肩を震わせていた

風がぴゅーと吹きつけて、ウンスがぶるりと体を震わすと、繋いでいた手を離して、チェヨンはウンスの肩を抱き寄せた

互いに顔を見合わせほほ笑みあうと、寒さをやり過ごすように、身を寄せ合ってまた歩いて行ったのだ

その矢先、ウンスが、突然思いもよらぬ事を言い出した

「そもそも、あなたが悪いのよ」

ウンスは顔を顰め、上を見上げて、チェヨンを睨み付けた

ころころと変えるウンスの表情が可笑しい

チェヨンは突然、自分に向けられた矛先に、少し驚いて目をぱちくりとさせる

またこの方は、今度は何を言い出すのかと、ウンスの次の言葉が待たれた

きっとろくでもない事であろう

ぷっと、吹き出しそうになるのをぐっと堪えチェヨンは問い返した

「なんの事です?」

チェヨンは目を細め、様子をうかがう様にウンスを見下げると、ウンスはふて腐れ顔で、チェヨンに不満を漏らす

「だって、初日の出を見に行きかったのに。今年も起こしてくれなかったじゃない」

「え?その事ですか。それとイムジャの食い過ぎと何の関係が?」

まさかその話が出てくるとは…。思いもよらなかった。くっ、イムジャは本当に予測がつかない方だ

「だって、ほら。初日の出に行ければ、マンボのオンニの店はいけなかったじゃない。つまりはあなたのせいよ!」

よくもまあ、そんな事が言える。だからイムジャは面白い

呆れ笑いを浮かべながらも、そんな下らないやり取りが心地よく、そんな他愛もないやり取りに、チェヨンは楽しさを覚える

そもそも、イムジャは疲れて、ぐっすりと寝ておったではないか

そのようなところを、下手に起こせば機嫌が悪くてかなわぬ

俺は、一応、申し訳程度に起こそうとしたが、つついた俺の指先を、鬱陶しそうに振り払ったのは誰だと思うておるのだ

「イムジャは、疲れてぐっすり寝ておったではないか。俺は、明け方イムジャを、間違いなく起こしました」

はっ?呆れた。

何が疲れてよ…

「ヤァ!そもそも、誰のせいで疲れたと思っているのよ。今年こそは、絶対に初日の出に行きたかったのに」

そう来たか、若干耳が痛む

「さぁ…」

こうならば、開き直りだ

「さぁ。じゃないでしょ!ねぇ、ヨンァ、何処の誰のせいよ?」

形勢は変わらぬか…

「まぁ、心当たりがない事もないが…」

むしろ大ありだ

「あっ、呆れた。心当たりがないどころか、どう考えてもあなたのせいよ。だから言ったのよ、もう止めようって」

言われたか?
言われたな…

「イムジャ、来年こそは共に参ろう。な?来年こそ必ずお連れいたしますので、そのように怒らないでくれ」

「まったく…絶対よ?」

「はい。必ずや…。来年こそ、イムジャと共に日の出を見ましょう」

毎年、毎年この人は懲りない。私はいつも元旦に、同じ台詞を言っている気がする

来年こそは共になんて、本当に、この人は、口先だけなんだから

一晩中起きているだけでも眠いのに、もう明け方には、くたくたなのよ

どう考えても、ヨンァは、反省なんて言葉、三歩進めばすっかり忘れているわね

鶏よ、にわとり!

反省して、自粛をしようとするなら、適度って言葉をいい加減覚えて欲しいものだわ

チェヨンはふて腐れるウンスの肩を、誤魔化すように無理やり引き寄せ、耳もとで唆すように甘く囁いた

「イムジャ、機嫌を直してくれ。甘酒を飲みにいきますか?」

この方の機嫌を直すには、酒、食い物、祭り事だ。食い物はもう入らぬだろうから、これしかあるまい

「えっ?いいの?」

一転し表情を変え、目を輝かせるウンス

ほら、図星だ

イムジャは、俺に簡単に手懐けられ過ぎだろうと、また呆れ笑いがこぼれる

「今日は正月です。参りましょう」

ここは折れるとしよう

「やったぁ。早く行きましょ」

そのように、よい大人が、ぴょこぴょこと飛び跳ね回ってまったく…チェヨンは微笑ましげに、ウンスをじっと見つめた

外の街並みは寒いが、俺の心は温まる

イムジャは、手をぐいぐいと引っ張り、今にも走り出しそうな勢いだ

この方はすぐ調子に乗る

「しかし、ほどほどに…」

予め釘を刺さねばと、チェヨンが、諭すように、ウンスの目をまじまじ見つめた

「まぁ。呆れた。自分は、”ほどほど” がちゃんと出来ない癖にね。よく言うわ」

まずい、また立場がまずくなる
下手にとばっちりが来ぬうちに…

チェヨンは、何の話だと素知らぬ顔をして、ウンスの手をぎゅっと握って引き、満面の笑みで歩き出した


 その晩の事

「イムジャ」

「なに?」

「そろそろ、床に参ろう」

「私、今日はあっちの部屋で寝るわ」

「なっ、何を言っておるのだ」

「ねぇ。ヨンァ。今日は三が日よ。三が日っていうのはね、女性のために、妻に休息を与えるためにあるんだから」

本当は、家事をお休みするって意味だけど、家事はほとんどしてないし、どう考えても、一番の重労働は、これよこれ!

三日間くらいは、妻のお勤めをお休みしたって罰は当たらないわよね

「イムジャは、何が言いたいのだ」

「だから、つまりは、この三日間は、私の休養期間って事よ」

「はっ。何を馬鹿な事を…」

「だから、私は今日は、一人で、ゆ~くり寝ますから。よろしくね」

「ちょっと待て」

「やっ、やだ。手を離してよ」

「イムジャ、”姫はじめ”という言葉を知らぬのか?その、”三が日”とやらの前に、”姫はじめ”であろう。天界ではどうか知らぬが、ここでは重要なしきたりです」

「はっ、呆れた。”姫はじめ”が重要な事だなんて、そんな話聞いた事もないわ」

「今俺が決めました。チェ家当主の言うことは、いわばチェ家に居る者のしきたり。我が一族の訓に加えます」

「ぷっ。やだ、あなた何て書くつもりなのよ?三が日より、姫はじめを重視せよって書くわけ?」

「何か問題が?」

「あなた、有名人だって忘れたの?そんな馬鹿な物を残せば、後世まで受け継がれて、チェヨンの祠堂に飾られて笑い者よ」

そんな恥ずかしいものが後世に残ったら、ユ夫人である私まで笑いものじゃない

「……」

「そもそも、昨晩、大晦日の夜だって、日をまたいで朝まで…だったんだから。もう、姫はじめは達成よ、達成!じゃぁね」

誰のせいで初日の出を逃したと思うのよ

「待てっ」

「何よ。まだ何かあるの?」

「イムジャ。一年の計は元旦にありです。何事も最初が肝心であると、倭国の毛利元就という者が言っておるとか」

「あら。何事も最初が肝心なの?じゃぁ、なおさら、気を付けないと。もう、眠いのよ。ヨンァ、お休み」

「イムジャ。新年早々夫に、そんな辛い思いをさせるつもりか?」

「あら、ヨンァ。妻に新年早々、本来貰えるはずの休みも与えずに、あなたは辛い思いをさせるわけ?」

「なっ、辛い思いをだと…?辛いと?イムジャの気持ちは、よう分かりました」

「あら、分かってくれたのね。旦那様、じゃぁ、お休みなさい♪」

「イムジャ、本当に辛いのですね?」

「えっ?」

「本当につらいかどうか確認せねば」

「はい??」

「辛い思いなのであれば、俺がどのような事をしようとも…イムジャは悦に入った表情はせぬはずであろう?」

「えっ、はっ…ちょっ…」

「もし、本当に辛いならば、辛いなりの顔をしていただかねば」

「ええ!」

「イムジャは、感じずにいられる自信があるのだろう?」

「何を馬鹿な事を…」

「本当に、辛そうならば止めるとします。しかし、そうでなくば…」

「やっ、あなた何を…?」

「姫はじめです。イムジャ、途中で止めくれてと、本当に言える自信があるのか?」

「きゃぁ、や~。ちょっ、あぁ~きゃーーー!!!!」

無駄な抵抗は余計に俺を煽るだけ。

結局は、「ウンスの嫌よ嫌よは、好きのうち」。これも、チェ家に伝わる、重要な格言の一つ。つまりは、始めてしまえばこっちのもの

そして…

【一年の計は元旦にあり】

今年一年、この先が、思いやられるウンスさんなのであった



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