先に申し上げておきますが、ここで息子ちゃんのIQの数値を公開することはこれからもないと思います。

まだ結果もでていないのですがね。

 

ここでは、息子ちゃんがIQのテストを受けることになった経緯を綴っておこうと思います。

 

Gifted & Talented -天才には天才のための教育を

で書いたように、アメリカの学校には

IQの高い(と思われる)子たちを集めた特別プログラムがある学校が多く、

息子ちゃんの学区、ヒューストンのSpring Branchでもそのようなプログラムがあります。

 

キンダーでとりあえず申し込んでみたところ、プログラムには参加できなかったのですが、

今年もう一度申し込んだところ、合格し、来年度からはGiftedプログラムを受けられることになりました。

といっても、キンダーから2年生までは週に1回、数時間だけGiftedの子供達が集められて特別授業がある、

というだけなので、たいした変化はないと思います。

3年生から週に一回別の学校に通うようになるそうです。

 

Spring Branchでは、キンダーから1年生の間は毎年このプログラムに入るテストを受けられ、その後は2年おきにテストが受けられる、だったはずです。

お隣のHouston ISDでは、キンダーの時に一回、その後は4thか5thぐらいまでテストがないとか、、

お友達ベースなので、本当かどうかはちゃんと調べていただきたいですが、

学区によってかなり違うようです。

お子さんの英語にそれほど問題がなく、Giftedプログラムを狙うなら、Spring Branchはいい学区のような気がします。

 

で、Spring Branchでのこのテスト、3段階あります。

Level 1 親の推薦に基づき、先生と特別教諭が学校でのプロジェクトの様子などを見ながら判定

→前回はここで落選(つまり、極フツーの子、との認識だったのでしょう)


Level 2 Level1を通った子がIQテストのような認知テストを受ける

→ここでそれなりの数字の子は合格し、来年度よりGiftedプログラムへ


Level 3 Level 2のテストでかなりの高スコアを出した子が、個別のIQテストを受け、IQ145以上になると、例の天才君が通う特別な学校に通う資格がもらえる(実際に入学できるかどうかは抽選にもよるそうです)

 

息子ちゃん、Level 2のテストでかなりのスコアを出したらしく(昨年までは親にそのスコアがもらえたらしいですが、今年はなし)、

Level 3で本当のIQテストを受けることになりました拍手

 

学校からのレターによると、

人口の0.5%に相当する、IQ145以上の可能性があるので、個別テストをさせてください

 

とのことでした。

 

テストは先日受けたのですが、結果は2月末ごろ、だそうです。

 

夫の反応、、

え?アイツ絶対145とかないでしょ真顔

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

もうちょっと純粋に喜んだらどうだい、って感じですが、

夫の言う通り、本当に息子ちゃんは、いわゆる

「IQの高い賢い子」

って感じはしないんですよね。。

 

未だに舌ったらずだし、組み立てて話すのが下手なので、

一体何を伝えたいのかがさっぱりわからない。。チーン

確かに、パズルなんかは得意で、

私ができない難しいブロックの説明書を見ながら完成させたり、

立体パズルなんかも上手です。

算数は得意ですが、計算が特別早い訳でも、

とびぬけて数学的考え方をしている風もありません。

 

まあ、だから結果に期待はしていないので

ここまでこれたことに私としては大満足です。

 

子どものIQを知ってしまうのは

なんだか将来の限界を知らされるようで、怖い気もするのですが、

アメリカでは割とよくあることなんでしょうね。

 

ま、IQが高いからそれだけで人生上手くいくほど人生は甘くないし、

その結果をどれだけ先に活かせるか、が大事なのだと思います。

 

にしても思うのは、

やはり、Giftedの判定はとても難しいということ。

 

きっと今の息子ちゃんの知能レベルとキンダーの時点のレベルはそれほど変わっていないと思うのです。

でも、今回Level1のテストを通過できたのは、

やはり「テストの点数」

もっといえば、MAP TestというSpring Branchが使用している学力診断テストみたいなもの、

という目に見えるものが大きいのだと思います。

天才君が引き抜かれたのも、このテストの結果によるものです。

 

キンダーのGifted判定のころの

Mapテスト、人生で初めて受けた学力テストみたいなものは、

結果が 「ほぼ平均」 (偏差値のような全体での位置づけが結果としてでます) だったので、

先生としても、

この親はなぜに応募してきたんだろう、だったと思うのですよね。

 

で、今回、1年生として受けたテストは

学期の初めのMAP Testの特に算数の分野で上位1%というスコアを出し、

先生たちが慌てて飛び級のテストを受けさせ、それに合格した後、

ということで、先生たちの「先入観」みたいなものも大きく違っていたと思います。

 

だから、普段の生活から

Giftedの子を見抜く、というのは

やはりテストなどの結果がないと

それなりに難しいのかな、と思います。


ただ、お勉強ができる=Gifted でもないらしく、

飛び級をしている子でGiftedじゃない子もたくさんいる、と言っていました。


ではGiftedとはなんぞ?ということについては過去の記事をご覧ください。

 

いずれにせよ、

生徒のレベルにあわせて、

できるだけchallengingな機会を与えてくれようとするアメリカの教育制度に感謝です。




 飛び級は話が違う。。


 天才君の特別な学校と特別な授業


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引き抜かれてしまった天才君


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