月収10万円の行政書士が集客せずに仕事がくるようになり月収100万以上稼ぐことができる誰でも出来る方法

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人付き合いが苦手な僕が、営業・集客なしで月300万稼ぐようになった秘訣

Amebaでブログを始めよう!

おはようございます。

 

毎朝タリーズで本日のコーヒーのショートサイズを頼んでるせいか、最近はレジに立っただけでコーヒーを準備し始めるスタッフの動きに、本当はグレープフルーツセパレートティーが頼みたいのに「本日のコーヒーで」と言ってしまう心の弱い男

 

行政書士の だいっけ です☕️

 

 

さて本日は「付加価値」についてお話をします。

 

 

先日こんなツイートをしてそこそこ反響があったので

noteにしたのですが、ブログの方でも載せておこうと思います。

 

殴り書きで1時間ぐらいで仕上げたので直すまではこれでご勘弁くださいまし。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

2つあります。


①報酬規定を見直し 
②商品設計から変える

僕はどっちも試しました。

なので結論から言うとどちらも有効です。


①報酬規定の見直し

①に関してはシンプルだけど信頼があれば可能。
あとは勇気のみ。

ただし、
「お客さんはあなたを安さで選んでいない」
という状態に持っていく必要がある。

 

【値段を上げても離れない秘訣】

・日頃から無料であげれるものをギブしまくる
・人の代わりに調べてあげる
・ちょっとお節介をする
・悩みの相談された時は、何時だろうが休日だろうが夜中だろうが、トイレだろうが、お風呂だろうが全力で助ける。しかも快く‼️

 

【許容範囲】

相手はあなたから得るものが多ければ
一定の範囲での値上げは許容範囲内

「許容範囲」を見極めるためにしたこと
・予算組み段階から入れるような根回し
・予算組みに必要な金額の知識を全部頭に入れる

 

【予算組み】では

・「最低から最高まで」の金額の幅を持たせる
・値引きまで想定した見積もり金額を伝える
・金額を即答する
・相手に「高い」と言いやすくする
・「見積もりは高めに出す」と言う


②商品設計から変える

【報酬プランそのものを全く新しい仕組みに設計する。】

うちは
・相続をパッケージ化➕オプション制に変えた。

・他士業、他業種連携を商品に組み込んで
    他には真似できないシステムし作り変えた。

 

【パッケージ化】
顧客単価の安定し、
作業の効率化(時間あたり売上)を分析するのに
指標となった。

「割りに合う仕事」と「合わない仕事」の分別が可能になった。


割りに合わない仕事は単価を上げる

受けたら赤字になるような仕事は見積もり段階でフィルターをかける

 

【報酬規定、加算規定を細分化した】

普通の相続の報酬規定は多くてせいぜい10個以内

うちは30個以上

値引きまで規定化されてる。

依頼書、個人情報同意書、プライバシーポリシーを説明している。

相続関連商品の書面の数は業界一

「付加価値」を、抽象的にせず、全て細分化、具体化させた。

 

【マニュアル化・仕組み化】

ルーティーン化している作業は
徹底的にマニュアル化、仕組み化していった。

働く人も各々の時給(売上÷労働時間)が出せるくらい細かく案件管理をした。

属人化(この人だからこの金額が取れる)を徹底的に排除した。

電話対応から案件処理まで全てマニュアル化されている。
マニュアル化、仕組み化によってお客さんに信頼感、安心感を与え、
報酬の細分化で金額の妥当性を担保した。

 

【他士業連携・他事業連携のワンストップ】

今、ワンストップ士業は集客に有利

選ぶ自由という選択肢はまだ士業に求められてない。

故にワンストップ=顧客のメリットとなってる

組織が外観上、大きく見えるので比例して価格を上げやすい。

ワンストップは同種同業のライバルがまだまだ少ないので、比較対象となり得ない。

まだまだブルーオーシャン市場。

 

まとめ

結局、信頼があれば値上げしてもある程度大丈夫。

でも、値上げするには相手の許容範囲を知るべき

値上げだけじゃなく、相手に十分伝わるレベルであなたの良さを理解してもらう。

商品設計に問題がある場合が多い

せっかく信頼を得ても、それを換金する装置(報酬規定や商品ラインナップ)が悪いと効率が悪い仕事になってしまう。

商品価格を考えることも、立派なマーケティング。

ワンストップは競争が起きにくい独占市場。

ワンストップに限らず競争が起きにくいポジショニングを確立できれば、値上げをしても問題ない。

マニュアル化、時間管理で仕事の採算を数値化し

しっかり稼げる仕組みづくりを構築すべし!

「信頼」によって1人の顧客から30人まで顧客層を広げ売上を50倍達成した行政書士のすずっきーです(だいっけですw)
 
 
みなさんはこんな言葉をよく目にしませんか?
 
「行政書士は食えない資格だ」
 
僕もよく目にするし、耳が痛いほど聞かされました。
 
行政書士の資格を目指した頃、うちの姉や母まで言ってきたくらいです。
 
おそらく、事実として行政書士だけでなかなか生計を立てるのが難しい人は多くいるでしょう。
(行政書士の廃業率の記事についてはこちら)
 
でもみなさん、行政書士が食えない資格だといわれる理由をよく分かってますか?
 
実は、行政書士が食えない理由を掘り下げると、行政書士の集客スタイルに原因があることが分かり「どうすれば食える行政書士になるのか」がわかってくるのです。
 
そしてたどり着いた答えがコレです!
 
 
 
『たった1社にのみ信頼される行政書士になれ!』
 
 
 
これでピンときた方はこれ以上読まなくても大丈夫ですw
 
 
いまいちしっくりきていない人のためにこれから説明していきまーす❗️
 
 
目次
 
1.たった1社に信頼されるだけで得られる効果
  1-1 リピートが起きやすくなる
  1-2 収入が安定する
  1-3 長期的に仕事がくる
  1-4 競争が起きない
  1-5 幅広い知識が得られる
  1-6 経営がわかるようになる
  1-7 紹介が発生する
  1-8 新規集客の時に信頼を勝ち取りやすくなる
  
 
2.成功者になるための3つのメゾット
  2-1 市場の分析をする
         ~他士業とのマーケティングの違い~
  2-2 集客と商品開発
         ~プロダクトアウトとマーケットイン~
  2-3 顧客生涯価値(LTV)で判断する
         ~値引きの割合をLTVで判断する~
 
 
3.行政書士がマーケットインに向いてる理由
  3-1 士業マインドはプロダクトアウト思考が多い
  3-2「商品」で選ばれていない
  3-3 リピート率が命!
  3-4 これから開業準備をする人へ
 
4.LTVこそ行政書士が意識すべき指標
  4-1 目先の利益に何の意味もなし
  4-2 新規顧客はリピート客の5倍のコスト
  4-3 中小企業の社長にはリーガルパートナーが必要
  4-4 LTVを意識した商品ラインナップ例
  4-5 やっぱり『人』
 
 
5.まとめ
 
  
 
 

1.たった1社に信頼されるだけで得られる効果

 

信頼される =「あなた」という価値の購入
 
信頼されるということはどういう効果が得られるか。
それは「商品」以上の「あなた」という価値の購入です。
 
よく「ブランディング」と言われていますが
これも1つ1つの商品の魅力だけではなく
「この人だから」「この会社だから」
という信頼による価値の担保が行われいるんです。
 
これがどういう相乗効果を生み出すかを8つ挙げていきますね。
 
 

  1-1 リピートが起きやすくなる

これが一番のメリットです。

1回購入してもらえばリピート購入のハードルはものすごく下がります。
信頼があれば、必要なものを提示するだけで購入が発生するわけですね。
 

  1-2 収入が安定する

当然、年間を通して購入が発生する組み立てができれば収入は安定します。

会社には経費という最強の節税手段があるので、必要なものには投資するメリットが大アリなんですね。

 

  1-3 長期的に仕事がくる

会社が存続する限り提案する仕事は増えていきます。
また、記帳代行などの仕事は経理が居ても継続する可能性が高いです。
なぜなら、取引先はあなた気軽に聞けるキッカケが必要で、
記帳代行はちょうどいい「いいわけ」になるからです。
 

  1-4 競争が起きない

顧客はそもそも価格であなたを選んでいません。
価格以外のサービス面は付き合いが長くなればなるほど、他では真似できないクオリティになっていくので、競争は起こらないというわけです。
 

  1-5 幅広い知識が得られる

経営者のパートナーとなりサポートしていくようになると、専門性の高いものから、経営に関する基礎知識まで色々な幅広い知識が必要となってきます。
1社にとことん寄り添うことで、会社経営にはどんな知識が要求されるのか分かるようになってきます。
 

  1-6 経営がわかるようになる

自分で会社を経営していなくても、会社の経営を疑似体験できるのでものすごく自分の経験値となります。
また、今後、他の経営者との話をする上でも経営について語れるのは大きなアドバンテージとなります。
 

  1-7 紹介が発生する

これも大きな恩恵の1つです。
いい仕事をしていると自ずと紹介が発生して自然と仕事が増えていくというのは、このやり方では通用すると思います。
実際に僕はそれだけで売上の8割を稼いでいますね。
 
 

  1-8 新規集客の時に信頼を勝ち取りやすくなる

1社の寄り添うと分かると思うのですが、会社経営者はどんなところに悩んで、どんなところにニーズがあるのかが分かるようになり、それは新規集客の時に初回でハートを掴むことが可能となります。
大体の会社経営者は、行政書士やコンサルのクオリティの相場を感じていると思うので「あなたは違う」と大きく上回るインパクトを与えることができるようになるのです。
 
 
以上がたった1社に信頼される行政書士になることで得られる8つのメリットです。
 
では実際、どうすれば1社に絶大な信頼を獲得できるようになるのでしょうか?
 
その秘訣はこれから説明する3つのメゾット(方法)が大きな鍵となるのです。
 
 

2.成功者になるための3つのメゾット

「たった1社に信頼される」ということは簡単なようで、なかなかに難しいことでもあります。

 
それはなぜかというと、ノウハウや小手先のテクニックでは他の士業、行政書士やコンサルとやってることは変わらず、経営者の心を掴むことにはならないからです。
 
それでは何が必要か。
それは、しっかりとした「分析」と「マインド」です。
 
・市場や周りの士業はどういうことをやっているのか。
 
・お客さんはどういうことを望んでいるのか。
 
・どういう時に問題や不満が発生するのか。
 
などをしっかりとリサーチ→分析して、
「常に顧客目線でいる」というマインドを持っていればさほど難しいことでもないのです。
 
具体的な3つのメゾットを紹介します!
 

  2-1 市場の分析をする

   ~他士業とのマーケティングの違い~

顧客の問題解決や業務改善などをやっている他の士業やコンサルなどは相当数いますが、お客さんからしたら自分にはどれが一番最適なのか判断することは難しくなってきます。

 

例えば、「業際」の問題は我々士業にとっては大事な問題ではありますが、お客さんは認知していないことが多いし、ニーズを解決してもらいたいのに縦割り行政のように業際の話を出されても
「そうなんですね‥」と残念な気持ちになるだけです。
 
役所で手続きをしたことがある人なら分かると思いますが、相手の理由で自分がたらい回しにされるほどストレスになることはありません。
しかもその度に1から説明する必要があるなんで手間です。
 
同じことをお客さんにしていては、信頼どころか不満を与えることになりかねませんよ。
 
なので「業際」を守りつつ、どうすればお客さんの不満を解消し「満足」へと導けるか、常にお客さん目線で考えるべきです。
 
お客さんが求める「最適」の価値を提供する。
 
そのためにはまず【ステップ1】として
自分がどの位置づけなのかをしっかりと把握することが大事となってきます。
 

  2-1-1 士業別ターゲット顧客の特徴を見極める

会社に提供する商品やサービスも士業によって微妙にターゲッティングが違ってきます。

 

例えば、
司法書士
→会社設立や増資、会社組織変更などの【登記手続】がメイン。
事業計画や資金計画は関与しない。
ターゲットは「登記」のみを求める人
やりたい事は【手続き】のみ
 
税理士
→顧問税務、申告関係メイン
会社法意外と知らない。
事業計画も税金の側面からのみ考える。
ターゲットは節税、記帳申告を求める人
やりたい事は【会計処理と申告】
              
コンサル
→事業計画に関して、収益性や市場の拡大を見越した提案をする。金額高め。
法務や税務など専門性の高い分野は知識が浅く、それ故に落とし穴がある。
ターゲットは新規事業、事業拡大、改善を求める人
やりたい事は【マーケティング、人事管理、業務効率化のお手伝い】
 
行政書士
→????
 
行政書士はあえて答えを書きませんでした。
 
 
他士業やコンサルのメリット、デメリットが見えてくる中で行政書士がどういう位置付けでやっていくべきなのか。
 
それはこれから説明するプロダクトアウト(商品重視)とマーケットイン(顧客目線)に深く関係してきます。
 
 

  2-2 集客と商品開発

  ~プロダクトアウトとマーケットイン~

 
みなさんは自分の商品ラインナップをどういう基準で決めていますか?
 
こと士業に関しては9割、いや99%と言ってもいいくらいあまり考えていないと思います。
 
なぜなら、既存の商品が昔からずーっと決まっているからです。
 
そして、それはいつ、誰が決めたのでしょうか?
 
 
答えは「国」です。
もっと具体的に言えば、当時のお役人が法律で決めました。
 
「ずーーーーーーーーーーっと昔に」です。
 
 
これだけ世の中が予想もしない速度で進化している中で、我々士業の商品は昔からほとんど変わっていないんです。(笑)
 
これっておかしいと思いませんか?
 
 
実は、これはある商品開発の考え方にとても似通っています。
 
そこにヒントがあります。
 
 
商品開発やマーケティングをする中で2つの考え方があります。
 
・プロダクトアウト
・マーケットイン
 
プロダクトアウトは、商品重視の考え方で、作り手市場に合った考え方です。
一昔前にはものすごく有効でした。
 
わかやすい例えでいうと、
ゲーム機のプレイステーションです。
 
当時16ビットだったスーパーファミコンを凌ぐ32ビットのゲーム機として登場したプレイステーションは爆発的なヒットを生み、後に高スペックゲーム機の連鎖を生みました。
 
当時は「良いもの」を作れば売れた。
「売り手市場」だったのです。
 
しかし、今はどうでしょう?
 
ハイスペックな物って必ずしも売れてますか?
 
また、ハイスペックじゃなくても売り手が「これは必要だ!」「皆んな絶対ウケるはず」と考えたモノって必ず売れてますか?
 
 
答えは「NO」です。
 
今は、お客さんによって欲しいものは多様化しているんです。
 
機能だけじゃなくコスパも大切です。
 
しかも、厄介なことに欲しいものは「顕在化」(お客さん自身が理解している)とは限らず、「潜在化」(なんとなくぼやっとしか認識してない)しているものも多くあるんです。
 
「人によって求めるものは違う」時代なんです。
 
 
そこで今、マーケットインという考え方が主流になりはじめました。
 
これは作り手のこだわりやコンセプトにとらわれずに、お客さんのニーズを徹底的にリサーチして、そのお客さんに必ずウケるものを商品開発するという考え方です。
 
 
プロダクトアウトからマーケットインに移行して赤字を黒字化させた例で有名なものに『ハウステンボス』があるので、気になる方はググってみてください。
 
 
ハウステンボスがオランダの風景をコンセプトにしていた初期のコンセプトから、無料入園スペースを作ってワンピースのゴールドメリー号などを誘致するなど「顧客目線で」戦略を180度変えていったように、士業も「こうあるべき」という昔からのコンセプトにずっととらわれるのは、そろそろやめにしませんか?
 
 
 

  2-3 顧客生涯価値(LTV)で判断する

       ~値引きの割合をLTVで判断する~

 
僕は、広告をする時や商品開発をする時、値引きなど格安商品の提供をする際にLTVを判断材料とします。
 
LTV(Life Time Value)は日本語では「顧客生涯価値」と訳されます。
顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益のことを指し、一般的には顧客の商品やサービスに対する愛着(顧客ロイヤリティ)が高い企業ほどLTVが高まりやすくなります。
 
例えば、行政書士の建設業許認可申請について依頼を貰った場合、単体の許認可申請だけではなく、年間を通して様々な依頼が貰えるようになります。
 
これについては青森の行政書士のたっきーさんが以下のツイートをしていますね。

 

顧客を1案件(1依頼)単位で見るのではなく、年間の総売上やもっと先までの総売上で判断して顧客の価値を考えていくのがLTVなんですね。

 

 

商品の愛着が高まればLTVも高まると表現しましたが、
士業に関してはまだまだ属人的な部分が多く
 
「商品=人」と解釈していいでしょう。
 
そうなると、顧客のあなた(商品)への愛着がLTVの向上に
影響していくことになります。
 
商品開発の決定権、値引きについての裁量権がある人なら
LTVを意識して判断するようにしましょう。
 
僕は特に値引きをする時にLTVを意識して割合を決めています。
 
LTVが低く将来増える可能性が低い顧客層には1、2割
LTVが高い、高くなる可能性ある顧客層には3〜5割以上
 
とっさの判断が求められる場合だと値引きの割合がわからなくなると思います。
 
その時のために、予め顧客のLTVを計測しておき実際に値引きを求められた時に相手に感謝されるようなタイミングで値引きをすることができれば、顧客のあなたに対する価値(愛着)が増してLTVが高まることが経験上わかっています。
 
値引きによって「利益が減る」と判断するのではなく、
値引きによってLTVを高め「利益が増える」と判断するのです。
 
 
 
以上が「1社から絶大な信頼を獲得できる3つのメゾット」でした。
 
最後まで読んだ方は分かると思いますが、
「メゾット」「攻略術」と書いているのに
ノウハウの要素がほとんどない笑
 
でも、それが答えだと思います。
 
小手先のノウハウでは1社の社長の心すら落とせない。
 
「お客さんにとことん寄り添いたい!」というマインドがやっと一人のお客さんに届いてそこから広がっていく。
 
ビジネスはそういうものだと解釈しています。
 
 
 

3.行政書士がマーケットインに向いてる理由

士業はこぞってプロダクトアウト思考です。
 
対してマーケットインは「とことんお客様目線の商品づくり」です。
その中で、行政書士はマーケットイン思考にとことん向いています。
 
その理由と知ると士業の本質(在るべき姿)が見え、既存の制度や枠組みでは解決できないお客さんの悩みに向き合うことができるようになります。
 

  3-1 士業マインドはプロダクトアウト思考が多い

士業はプロダクトアウト思考だと最初に言いましたが、理由を今から説明します。
 
そして、これは士業の本質から大きく外れている間違った考え方だと思います。
 
「士業のサービス化」と叫ばれている昨今でこのプロダクトアウト思考のままでいると、本当の意味でのサービス化(=お客様目線)にはならず、ひとりよがりの商品設計になってしまうので十分注意してください。
 
自分がプロダクトアウト思考でいるかどうか?
それはこの質問で明らかになります。
 
「あなたの商品は誰のためにありますか?」
 
士業【何かで困っているお客さん】が非常に多い業種です。
 
とことんマーケットインに向いている市場なんです。
 
なのに士業の商品設計は画一化していて昔からラインナップは変わっていません。
 
つまりプロダクトアウト(売りたい商品で物事を考える)です。
 
士業に「なぜその商品ラインナップなのか」を聞いてもしっくりこないのはここに原因があるのです。
 

  3-2 「商品」で選ばれていない

行政書士がなぜプロダクトアウトじゃダメなのか。
それは、お客さんが行政書士を「商品で選んでいない」からです。
 
例えるなら、
司法書士の場合、お客さんは「登記」という商品を目的に相談に来ることがほとんどです。
 
税理士の場合も、多くは「申告」という商品を目的に相談に来ています。
 
ただ、行政書士は必ずしも「手続きという商品」を目的に相談に来ているお客さんばかりではありません。
 
むしろ、それが行政書士が稼げないと言われている由縁なのかもしれませんね。
 
他士業と違って、「商品」で売りにくい職種なのです。
 
稼げている行政書士は、「商品」でお客さんをつけているわけではありません。
 
意識的にしろ無意識的にしろ、徹底的なお客様目線。
 
「相手がどうすれば喜んでもらえるか」
「どうすれば自分を選んでもらえるか」
 
にかなりのエネルギーを注ぎ込みます。
 
だからこそ、行政書士はマーケットイン思考になるべくしてなっているのです。
 
ちなみに補足しておくと、
他の士業もマーケットイン思考が全く無いわけではありません。
ただ、どうしても「商品の価値」だけである程度需要が満たされてしまうので、徹底的なマーケットイン思考になりにくい側面があります。
 
 

  3-3 リピート率が命!

行政書士がマーケットインに向いている理由の2つ目が
「リピート率が命!」だからです。
 
プロダクト(商品自体の)の集客力がどうしても他士業に比べて弱いので行政書士で生き残っていくには、いかにしてリピートに繋げるかが肝となります。
 
リピートを取るためには当然、
お客さんに愛着を持ってもらう(=マーケットイン)となるので徹底的なお客さんのニーズのヒアリングやリサーチが必要になるわけですね。
 
 

  3-4 これから開業準備をする人へ

今、行政書士で開業準備を進めている人やこれから資格を取って開業しようとする人は必ず報酬基準表を作るはずです。
 
その時に、一度自分が作った商品に疑問を持ってみてください。
 
・この商品は誰のためにあるのか
・本当にこの商品でニーズが満たされるのか
・自分が役に立つ場面を想定する
 
を徹底的に調べ、考え尽くし、実際に聞いてみる。
 
これをやってみると
 
他にはない貴方だけの商品ができあがるかもしれませんよ!
 
 
 
 

4.LTVこそ行政書士が意識すべき指標

 

  4-1 目先の利益に何の意味もなし

行政書士は商品自体の集客力が正直弱いです。
インターネットでリスティング広告をかけて集客してもなかなか反響が集まらないのは
 
・行政書士よりも上位商品を持っている他士業の存在
・行政書士の主要顧客は企業であること
 
中小企業はネットで取引先を探すのではなく、ローカルな紹介によってコミュニティを広げていっているところが多いので、ネット広告を主戦場にするのは簡単ではないです。
 
そうなると、生き残っていくにはリピート客(VIP客)を囲い込むことです。
 
リピートしてもらうためにはいくつか要素があるので下の記事を参照ください。
 
 
 
リピートをしてもらうために最も簡単な方法を1つ紹介します。
 
それは、
 
「無料体験をしてもらうこと」
 
貴方の価値を知ってもらうために必要なもの
それは、「あなたの商品を実際に体験してもらう」ことです。
 
ただ、購入という壁をどうしても超えられない人はいるでしょう。
 
だから目先の利益は捨ててしまえばいいのです。
 
意識すべきはLTV。
 
実際に、僕もTwitterで以下のようなツイートをしています。

 

何度か質問をいただいたのですが、

その中でありがたいお返事もいただいてました😄

 

「無料体験」はあなたの商品開発のPDCAにうってつけのやり方です。

無料で行う代わりにお客さんからフィードバックをもらって改善していくことができます。

 

確実に刺さる商品開発ができるまで何度もPDCAしていきましょう!

 

  4-2 新規顧客はリピート客の5倍のコスト

新規顧客獲得で広告などを使おうと考えている人は
「ちょっと待った」です。
 
新規顧客を獲得するのにかかる費用はリスティング広告、チラシ、電話営業、訪問営業など色々とやってみればわかると思いますが積み重なるとかなりの費用となります。
 
訪問営業も自分の時給換算で考えると決して安い広告方法ではありません。(というかメンタルがかなり消耗します。)
 
行政書士は商品のインパクトがどうしても弱いので購入に繋げるのに新規顧客の獲得は容易ではありません。
 
それに対して、あなたの商品を1度でも体験したことがある既存顧客はあなたの提案を真剣に聞いてくれるので、商品設計と提案が良ければかなりの高確率でリピートしてくれる優良顧客になります。
 
新規顧客を獲得するコストはリピート客獲得の5倍のコストと言われています。
 
それでもあなたは新規顧客の獲得をしようとしますか?
 
 

  4-3 中小企業の社長にはリーガルパートナーが必要

LTVを意識したマーケティングと商品設計をしていると、わかってくるのが中小企業の社長にはパートナーが必要だということです。
 
そしてそのことに社長たちは気づいていないのです。
 
厳密にいうと「潜在的には気づいているが顕在ニーズとして認識していない状態」です。
 
毎日目先の仕事と営業、付き合いに追われて事務的な仕事が溜まっていき、後でどんどんと足かせになっていくのです。
 
「売りたい」とか「売るのが申し訳ない」とか思ってる場合じゃなく、「助けてあげたい」と思うべきです。
 
僕が敬愛する@FUMIKA422さんのツイートが刺さったので載せておきます。
 

 

 

  4-4 LTVを意識した商品ラインナップ例

LTVは信頼だけでは高まりません。
段階的な提案が必要になります。
 
これが上手くない人が多いので、
 
あくまで1例ですがここにLTVを意識した商品ラインナップをあげておきます。
 
●無料オファー
簡易版許認可申請マニュアル
その場でできる遺言の作り方講座
不動産取得税申告代行サービス(※行政書士はできます)
 
●フロンドエンド商品
補助金申請
事業計画書作成
定款変更
契約書リーガルチェック
 
●バックエンド商品
許認可申請
創業融資
遺産分割協議書作成
経営・財務コンサル商品
 
●アップセル商品
会計記帳
経営事項審査
遺産整理手続
遺言作成
 
●他士業連携業務として
確定申告
不動産売買
相続登記
相続放棄
 
こんな感じで単体で仕事をとるのではなく、
それぞれの商品を段階ごとに提案するような商品設計にしていくことでLTVを高めることができます。
 
※ちなみに商品についての詳細な質問や問い合わせはしないでください。行政書士として提案できるものに限定している訳ではないので。
 
 

  4-5 やっぱり『人』

今ネットビジネスが急速に発展し拡大しています。
ブログやメルマガなどでアフィリエイトやコンテンツで稼いでいる人も多くあります。
 
でも僕は断言できるのはリアルビジネス(オンラインじゃないもの)は絶対に無くならないし、リピートを意識するならオンラインだけの繋がりよりもリアルで会っている人間関係の方がより強固なものになります。
 
ローカルビジネスはやっぱり地元密着の企業や士業が強いです。
 
人との繋がりがビジネスを長生きさせるので、一つ一つの出会いを大切にしていきましょう。
 
 

5.まとめ

 
今回も長くなりましたが、以上が「たった1社に信頼される行政書士」が成功する秘訣をお話ししました。
 
 
そこで!
最後まで読んでいただいたあなたに
一つやってもらいことがあります。
 
 
 
それは
 
「あなたの身近なお客さん1人が絶対に喜ぶ商品プラン」
 
を考えてください!
 
 
 
できればLTVを意識した商品設計をしてみてください。
 
直接聞いたりリサーチをするのであればなお良いです。
 
そして、
商品設計とその理由をこの記事にコメントしてください。
 
入れていただければ僕からもコメントを返させていただきますよ!
 
「百聞は一見に如かず。」
 
まずはやってみることです!
 
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

まず最初に…

 

こちらは、後篇となります。

 

前篇を読んでない方は、できれば最初にこちらをお読みいただいてから後篇にお進みください!

 

目次

 

4.交流会ですべきこと

  4-1 売ることを考えない(売り込まない)

 

  4-2 行動目標を実践する

    4-2-1 何も考えず大量行動する

    4-2-2 データを取る

    4-2-3 後でふりかえり分析する

 

  4-3 質問をする

    4-3-1 相手の情報を可能な限り集める

    4-3-2 悩み・問題・ニーズを聞き取る

    4-3-3 理想の未来(ベネフィット)は何かを特定し確認する

 

  4-4.次のアクションのアポイントをとる

 

5.交流会後ですべきこと

  5-1 実践した行動をふりかえり分析する

    

  5-2 リスト(見込み客)を作り次の行動を決める

    5-1-1 交流会メンバーのペルソナシートを作る

    5-1-2 将来のリピート客候補、VIP客候補を絞り込む

    5-1-3 優良な顧客からアクションをかける

    5-1-4 すぐ行動する

    5-1-5 お客さん(リスト)目線で商品を徹底的に追及する

 

  6.まとめ

 

 

4.交流会ですべきこと

いよいよ交流会本番です。

ここまで準備をしてきた人はとうとう実行に移す日ですね!

当日に失敗しないためにもこれから言うことをしっかりと心がけてくださいね。

 

  4-1 売ることを考えない(売り込まない)

 ではまず、(自分を)売ることは考えないでください!

 

「え?売り込まないの?」

そう思った人はいると思います。

 

厳密に言ったら「考えないでください」ですね。

 

事前に決めた行動をただただ実践すればいいんです。

 

ただし!頭の中で「売ろうとする」とそれは焦りとなり相手に伝わってしまいます。

 

だからこそ、ここであえて言います。

「売ることは微塵も考えてはいけません‼️」

 

  4-2 行動目標を実践する

    4-2-1 何も考えず大量行動する

前述しましたが、何も考えないでください。

事前に決めた行動目標を実行に移すだけです。

 

そして、できるだけ大量に行動してください。

もし、交流会のメンバーが少なければ、決めた行動目標を全員に全部やって、しっかりとメモを取り、データとして蓄積していきましょう。

 

    4-2-2 データを取る

できるだけ話した人の情報を事細かにメモしましょう。

これは後に新たなペルソナ設定をするのに非常に良いデータとなります。

仕事に関係することだけじゃなく、日常や家庭、趣味についても大事になるので聞いていきましょう❗️

 

あとは、自分に対して指摘されたり、褒められたことがあれば余すことなくメモをしていきましょう。

 

客観的なあなたの印象はこういう場面じゃないと収集できないですから、貴重になります。

 

    4-2-3 後でふりかえり分析する

これは交流会の後にすべきことなんですが、よく「緊張して頭が真っ白でメモをわすれました。」ということが起きる場合があるのでここで敢えて書いておきます。

 

緊張してしまう対策は、頭の中で何度もシュミレーションすることです。

それでも心配なら、データをとる行動内容をできる範囲に限定してそれだけは必ず行動して、データを取るようにしましょう。

 

あと、できるだけ行動は正確な数字で記録しましょう。

「大体これくらい」というような不安定な記録だと、正しい、改善案が出しづらくなります。

 

また、主観で把握している「だいたい」は正確な数字とかなりズレてることがありますからね。

 

  4-3 質問をする

「できる営業マンは質問を使いこなす」と言われております。

 

良い質問はどんな場面でも効果的なコミュニケーション手段ですので、質問力をどんどん磨いていきましょう。

 

質問力の磨き方は、本屋に行けば常に置いてあるような定番テーマなので気になる人は掘り下げてみてくださいね!

 

    4-3-1 相手の情報を可能な限り集める

相手の事を理解しなければ、相手もあなたの事を理解しようとはしてくれません。

 

では、相手を理解するとは、どうすればいいのでしょうか?

 

それは、質問を使って相手の情報を可能な限り集めるということです。

 

ただ、ぶっつけ本番で質問内容が思い浮かべばいいですが、慣れてない人はなかなかできないと思います。

 

前述した「相手を理解する用意ができてない状態」になっている訳ですね。

 

なので、質問内容は事前に用意していくのがベストですね。

 

例えば、主な仕事内容や、規模、家族のことや、趣味なんかもいいと思います。

 

その人の特徴を見つけていく感覚で質問をしていき、最終的には、相手を20文字くらいで他己紹介できるようなレベルまで行けば相手を理解したと言えるでしょうね。

 

実は人って、理解されたい生き物なんです。

 

それは、既に成功してる人も例外なく。

 

なので、あなたが相手を理解してくれるってすごく嬉しい事なんですよ。

 

「経験」がないと相手にメリットを提供できない?

 

そんなことはありません。

 

あなたは、その人の理解者になればいいんです。

 

それは相手にとっては最大のメリットですから。

 

 

    4-3-2 悩み・問題・ニーズを聞き取る

相手の事をある程度理解できるようになったら、次のステップに進みましょう!

 

これが出来たら収穫ありです❗️

 

それは、業務をする上での「悩み、問題は何かを聞き取ること」です。

 

ここには宝物が埋まっています。

 

実際、僕もどうやって濃い関係になれる顧客を獲得したかというと、この悩みや問題を活かしたからなんです。

 

具体的にどんな悩みを持った人達がいたのか一例をいくつか紹介しておきます。

 

税理士Aさん

最近仕事が順調に増えてきたが、相続などの資産税案件の相談が急増しており、月次訪問(法人の顧問先回り)が追いついつかなくなってきた。人を新たに雇用しようか悩んでいる。

 

税理士Bさん

事業承継関係の相談が時々来るんだけど、会社法や商業登記関係の専門家にアドバイスを貰いながらやっていきたい。誰かいい人はいないだろうか?

 

司法書士Cさん

不動産登記をメインでやっているんだけど、紹介で時々くる会社設立関係の相談に対応するかどうか悩んでいる。

今は手広くはやりたくないから今後パートナーになる人がいればいいんだけど、、

 

などです!

 

ちなみにこの悩みをそのままストレートに話してもらうことは稀で、引き出すために色々と質問をしたり、話をしていく中で出てきたものですよー!

 

こういった悩みが引き出せたら、段階を置いて徐々に提案していきましょう。

 

具体的に僕が行った提案は次のフェーズ(交流会後ですべきこと)に書いておきますねー。

 

    4-3-3 理想の未来(ベネフィット)は何かを特定し確認する

 

ビジネスにかかわらず誰しもが未来の得たい利益や理想の未来(ベネフィット)を持っていると思います。

 

「お金持ちになりたい」「楽に生きていきたい」

 

などがそれにあたりますね。

 

経営者や個人事業主などは、

「会社を大きくしたい」「優良顧客を獲得したい」

「業務を効率化したい」「新規事業にチャレンジしたい」

 

など、短期的な目標や中長期的な理想のカタチをイメージしている人は少ないくないと思います。

 

そして、ほとんどの人が気づいているのが「それには人(または企業)の力が必要だ」ということ。

 

みんながパートナーを探しているということです。

 

人を雇うことはパートナーとは少し違うかもしれません。

 

なぜなら、仕事は楽になるかもしれないけど、その分責任は重くなってきますから。

 

悩みや不安が共有できたら、次は

「どうすれば悩みや不安が解消できて、理想の未来に近づけるようになるか」を一緒に考える。

 

ということができると相手との距離はぐーっと近づきます。

 

交流会でここまで行ける人はあまりいないので最初はここまでたどり着く必要はないですが、大事なプロセスなので覚えておきましょうね。

 

  4-4.次のアクションのアポイントをとる

 

行動目標の一つとしてぜひ入れて欲しいことが、

 

「次のアポイントをとる」です。

 

交流会は、あなたとだけ話すための会ではないのであまり長い時間相手を拘束すると相手の満足度を下げてしまいかねません。

 

1回の会話の時間は10分以内に収められるようにしましょう。

 

その中で、「合いそうだな」と感じる人には自分から積極的にアポイントを取って次の約束をその場で取り付けてしまいましょう。

 

リピート客だけで仕事の9割を回している自分だから言えることが一つあります。

 

それは、ここだけの話なんですが、実はリピートする顧客の作り方はすごい簡単なんです。

 

「定期的に会う(または電話する)機会を増やしてしまえばいい。」

 

本当にそれだけなんです。

 

好きな人と付き合う方法も実はコレなんですね。

 

会う機会が増えれば、あなたのことを理解する時間が増えていき、そのうちに相手は無意識にあなたのことをもっと知りたくなり、知らず知らずのうちにあなたの魅力を相手は発見してくれるんです。

 

これは自分でもわからなかった魅力なことが多いです。

 

自分のことを分かっているようで、分かっていないもんなんです。

 

客観的に見る自分と、主観的な自分(要するに自分が思う自分)は180度違うことも多々あるもんなんですね。

 

そして人は影響されるので、しっかりと考えを持って行動するあなたに相手も惹かれていきます。

 

ここ数年の僕は、まさにこれでしたね。

 

惹かれる人に会えることも多くなったし、

 

自分のことを認めてくれて、影響される人も増えてきました。

 

なので、その入り口となる次のアポイントは貴方から扉を開きにいきましょう!

 

「いい出会いがありますように!」ガチャッ

 

 

さて、以上が交流会ですべきことですね。

 

すべきことと書きましたが、あんまり固くなりすぎないように気楽にいきましょう。

 

学校の新学期や入学式の朝のような、新しい出会いを楽しむような気分で交流会に行きましょう!

 

そして次は交流会の後にすべきことを解説していこうと思います。

 

後少しなので、最後まで頑張りましょう!

 

5.交流会後ですべきこと

交流会から帰ったら、一息入れて風呂でも入って寝ましょう!

 

…と言いたいところですが、寝る前にやっておいた方がいいことがあります。

 

なぜなら、人の記憶は時間が経つに連れ圧縮されていき、大まかな事実しか残らなくなります。

 

なので、細かい事実や言動、気持ちなどは寝てる間にあっという間に忘れ去ってしまうでしょう。

 

その日、一番印象に残ったことを自分の感想を踏まえてメモしておくといいかもしれません。

 

後で、思い出しながら整理していく作業をするのですが、その時このメモが大いに役に立つからです。

 

  5-1 実践した行動をふりかえり分析する

交流会の一日が終わったら、出来るだけ早い段階で行動を振り返り分析しましょう。

 

なぜ早い方がいいかというと、前篇で書いたことなんですが相手は日が経てば経つほどあなたのことを忘れていきます。

 

そしてあなた自身も、日が経つに連れて交流会後にすべきタスクの優先順位が下がっていくでしょう。

 

これは、自分が何度も経験したからわかるんですが、交流会が終わるとなぜが燃え尽き症候群みたいな感じになるんです。

 

でもこれは大きな間違い。

 

どれだけいい出会いや、経験をしてもその後行動しなければそれは何の意味もないということなんです。

 

「後でやる」の「後で」は一生やってきません。

 

ここは48時間以内に次の行動が起こせるように期限を設けましょう。

 

アポイントを取る約束をこれから取る人ならば、なるべく48時間以内の日でセッティングした方がいいです。

 

直近のタスクを設ければ集中して次の行動を決めることができるし、PDCAも高速で回っていくようになるでしょう。

 

5-2 リスト(見込み客)を作り次の行動を決める

    5-1-1 交流会メンバーのペルソナシートを作る

交流会に参加していた人たちは将来の優良顧客候補になる人たちです。

これから長い付き合いになるかもしれません。

なので、相手のことを深く理解する作業をしていきましょう。

 

一番簡単なのは、ペルソナシートを作ってしまうことです。

 

通常、ペルソナはマーケティングをする前に作るものなんですが、実際に出会った人をもとに作るペルソナはより正確な情報になるし、細かい設定まで付け加えられるようになります。

 

今後のあなたのマーケティングに役立つことになるでしょうから、交流会メンバーの詳細な情報をペルソナシートとして作ってしまいましょう。

 

    5-1-2 将来のリピート客候補、VIP客候補を絞り込む

交流会メンバーのデータが出来てきたら、その中で一番あなたの商品を買ってくれる人は誰だかを考えましょう。

 

「商品を買ってくれる」と書きましたが、仕事を紹介してくれるのも含みます。

 

あなたに生涯でどれくらいの価値を与えてくれる人なのかを判断するのです。

 

専門用語でいうとこれをLTV(ライフタイムバリュー)と言います。

 

マーケティングなどではお馴染みの考え方なのですが、すごく大事な考え方なんです。

 

例えば、法人顧問先が多い税理士の先生からは、許認可や補助金など法人に提案しやすい商品が売れる(紹介してもらえる)かもしれませんし、社労士の先生や宅建士などからは外国人の帰化申請などが紹介されるかもしれません。

 

また、業種に捉われることもなくコミュニティ形成能力が高い人がいたならば、いろんな人たちと出会えるチャンスが増えて、そこから色々な仕事に発展するかもしれません。

 

それもよく分からなければ、あなたが一番詳細なデータを取ることができた人にアクションしてみてください。

 

あなたが一番仲良くなりやすい人からアタックするのも悪くはないと思いますよ。

 

    5-1-3 優良な顧客からアクションをかける

先に書いちゃいましたが、一番優良顧客になりそうな人から順番にアクションしてください。

 

これは鉄則ですね。

 

広告など集客をする人でよくやる失敗が、

 

「まず新規客を取りに行こうとする」ことです。

 

軌道に乗ってきた会社が失敗して倒産する例もこれが原因ですね。

 

既存客やVIP客向けに商品を作っていくことが大事です。

 

あなたの価値を知っている人は、一番あなたの商品を買いやすいというわけなんです。

 

だから、一番最初は将来の優良客になりそうな人から行くのが鉄則というわけなんです。

 

 

    5-1-4 すぐ行動する

これも前述しましたが、行動はすぐしましょう。

 

2日もすれば相手はあなたのことを半分以上忘れている可能性がありますからね。

 

一番あなたに興味があるうちに行動するのです!

 

    5-1-5 お客さん(リスト)目線で商品を徹底的に追及する

次のアクションを取ったら、その先は商品づくりです。

 

商品というと何かを買わせなきゃいけないと思う人もいるかもしれませんが、そうとも限りません。

 

無料サービスでもいいので、何かあなたに依頼する(あなたという商品を試してもらう)ことが大事なんです。

 

あなたの商品を体験しないと、あなたの商品の魅力は伝わらないし、今後の購入するタイミングはほとんどないと言っていいでしょう。

 

特に、士業からは直接あなたの商品を買ってもらうというより、お客さんを紹介してもらうという形が一番多くなると思います。

 

その中で、あなたの商品を体験していない人が、お客さんにあなたの商品を紹介できないし、体験しているからこそお客さんに自信を持って紹介してくれるのです。

 

実際、僕はこの間相続の案件を紹介してもらったのですが、

見積もりも出してないのに、会う前から僕に依頼することが確定していました。

 

これは、完全に紹介者が僕のことを信頼しきっているだと確信しています。

 

では、実際にどうやって商品づくりをしていけばいいのでしょう。

 

これは、いくつかポイントがあります。

 

①お客さんごとに商品を作っていく

これは、提供するお客さんが決まっている場合はあなたの商品をいくつも持ち込むのではなく、その人なら喜ぶような商品を用意するということです。

 

②みんなが欲しくなくても、その人だけは欲しい商品づくり

ありきたりな商品をだったり、「私は何ができるか」だけがわかる商品を持っていってもその人に刺さるとは限りません。

 

むしろそこはニッチに行くべきです。

 

この人ならこんなサービスは絶対喜ぶんじゃないか?など既存の商品をカスタマイズしていきましょう。

 

みんなが欲しい商品は実は誰にも刺さりません。

その人が絶対買うだろう!と言えるような商品に人の心は動かされるのです。

 

③最初は金額は気にしない、その人が求めやすい商品を作る

 

どんなに商品を作り込んでも、買ってもらわなければ(体験してもらわなければ)あなたの良さは相手に伝わらないものです。

 

なのでこの際、初回は無料にしてでも相手に体験してもらうのもアリだと思います。

 

とにかく相手に断る手段を断つように二重三重と手を尽くしていきましょう。

 

特に士業の先生はビジネスを分かっているので、誠意と熱意を持って対応するあなたを見れば、何かマネタイズできる顧客を紹介してくれます。

 

なので、既存の利益は捨てる!

 

これでいきましょう!

 

 

6.まとめ

 

以上が交流会で優良顧客を獲得する方法の全容となります。

 

ただ、これだけ書いても伝えたいことの半分くらいな気がします。

 

でも、頭で理解するのはほどほどにして、実際にやってみてトライアンドエラーが一番だと思います。

 

是非、これを見て交流会に行くことの意味をもう一度考えてみてください。

 

最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました!


 

皆さんお仕事お疲れ様です!

相続業務に強い行政書士のだいっけです!

 

 

 

ところで皆さんは交流会に行っていますか?

士業交流会や同業種の支部会、異業種交流会など様々な交流会があると思いますがここで一つ質問があります。

 

 

 

「皆さんはどういう目的で交流会に行っていますか?」

 

 

 

おそらく皆さんは、コミュニティ作りや将来の顧客作りのために行っているのではないかと思われます。

 

 

 

ただ、経験上はっきり言えることがあります。

 

 

 

「交流会はただ漠然と行くだけではダメで、具体的な目標を設定し、それに基づいた計画を立て、大量行動しないと必ず失敗する」

 

ということです。

 

 

 

では具体的にどうすればいいかこれからお話したいと思います。

 

 

目次

 

1.過去の失敗事例で学んだこと

  1-1 交流会で10回中8回失敗した

  1-2 ダメな理由を分析する

  1-3 「モチベが上がる」は信用できない

 

2.交流会ですべき3つのこと

 

3.交流会に行く前にすべきこと

  3-1 新人でも結果を出せる売り込み術

    3-1-1 「経験ないと相手してもらえない」は半分嘘

    3-1-2「 記憶に残る人」になるのに「経験」は不要

  

  3-2 イベントページを分析せよ

    3-2-1 主催者は誰か・主催の目的を確認せよ

    3-2-2 ページを読み込んでターゲットを明確にせよ

    3-2-3 過去のレビューを見よ

    3-2-4 交流会のルールを確認せよ

 

  3-3 行く前は「売ること」を徹底的に追及せよ

    3-3-1 ペルソナを決める

    3-3-2 売ることを意識した成果目標を決める

    3-3-3 成果目標に対して何をするか決める(行動目標)

    3-3-4 イメージして頭の中でロールプレイングする

 

4.交流会ですべきこと

  4-1 売ることを考えない(売り込まない)

 

  4-2 行動目標を実践する

    4-2-1 何も考えず大量行動する

    4-2-2 データを取る

    4-2-3 後でふりかえり分析する

 

  4-3 質問をする

    4-3-1 相手の情報を可能な限り集める

    4-3-2 悩み・問題・ニーズを聞き取る

    4-3-3 理想の未来(ベネフィット)は何かを特定し確認する

 

  4-4.次のアクションのアポイントをとる

 

5.交流会後ですべきこと

  5-1 実践した行動をふりかえり分析する

    5-1-1 大量行動する

    5-1-2 データを取る

    5-1-3 後でふりかえり分析する

 

  5-2 リスト(見込み客)を作り次の行動を決める

    5-1-1 交流会メンバーのペルソナシートを作る

    5-1-2 将来のリピート客候補、VIP客候補を絞り込む

    5-1-3 優良な顧客からアクションをかける

    5-1-4 すぐ行動する

    5-1-5 お客さん(リスト)目線で商品を徹底的に追及する

 

  6.まとめ

 

 

1.過去の失敗事例で学んだこと

 

  1-1 交流会で10回中8回失敗した

 

僕は今まで10回以上、異業種交流会や士業交流会などの交流会に行ったことがあります。

 

その時名刺をたくさん交換したり、いろんな人と話をしたのですが、10回中最初の8回はその後につながるようなアクションが全くありませんでした。

 

それで8回目の失敗の時に心が折れかかったのですが、「過去の失敗は貴重な財産である」と教えてくれた人がいて、今までの失敗を分析することにしました。

そうするとダメな理由が明確化して、改善点がわかりました。

 

それによって9回目はその後のアポイントをとることが出来きましたし、10回目はその後のアポイントを生かして仕事を獲得することができるようになり、今では毎回成果につながるようになりました。

 

  1-2 ダメな理由を分析する

 

僕が交流会で結果を残すために最初にやったことは、失敗した時のダメな理由をとことん掘り下げて分析することでした。

 

具体的には、実際やった次の失敗例を書き出して、相手の立場に立って考えてみることでした。

 

①何も考えず名刺を配る

②ただ名刺をもらう

③話をしてもあまり盛り上がらない

④緊張して話しやすい人とずっと話をしてしまう

 

僕はこれらの行動を次のように分析しました。

 

「①何も考えず名刺を配る」

今までは何も考えず普通に名刺を配ってました。

 

ただ、考えてみると過去自分は多くの人から名刺を貰ったことが経験があるのですが、名刺を貰っても今では誰かすら忘れてしまった人の名刺がかなりの数あります。

 

自分にメリットを提供してくれた人(依頼をくれるなど)の名刺以外は、ほとんどがしばらくするとこの状態になってしまってました。

 

これはおそらく相手も同じで、こちらが名刺を渡しても、その名刺が与える効果期間は短く、しばらくしたら忘れ去られてしまいます。

 

じゃあ、名刺を配ることが一番効果が発生するのはいつか?

 

それは、「貰った瞬間」です。

 

貰った瞬間は名刺をまじまじと見てくれる絶好の機会なので、ありきたりな名刺だと印象が薄くなってしまいます。

 

デザインを変えたり、写真や似顔絵を入れたり、自分が一番得意なジャンルの業務を目立つように書いたりして相手に興味を持ってもらうように仕向けましょう。

 

そこから新しい会話のきっかけができるし、自分のアピールをする絶好のタイミングになるからです。

 

「②ただ名刺をもらう」

これは完全にツッコミのターンです。

 

今まではただ貰って眺めていただけでしたが、名刺には会話のきっかけが隠れているし、相手の良さがアピールされてたりするのでただ貰うだけじゃなくツッコミを入れてあげましょう。

 

具体的には、相手の名刺から良いところを見つけて「〇〇をやっているんですね〜」とか「〇〇ってどういうことをやっているんですか?」と質問をしたりしてあげましょう。

 

特に凝った名刺を作ってる方は名刺にかなり思いが込められている場合が多いので、褒めてあげたり、質問してあげると喜んでもらえてあなたの印象がかなり好印象に変わるはずです。

 

「③話をしてもあまり盛り上がらない」

実は、これが一番重要だったりします。

 

今までは、何も考えず相手の話を聞いていました。

盛り上がらずにあまり話が続かない時も結構ありました。

 

盛り上がらない理由はなんだったのか。

 

それは、「お互いが、お互いのことを十分理解していないから」です。

 

当たり前のことかと思うでしょうが、相手のことを理解しないと会話は続くわけがありません。

 

例えば友達と一緒に歩いていたら、急に友達が見知らぬ人に話しかけられ、仲良く話してる場面って経験ありませんか?

 

それは友達にとっては「仲のいい人」だったんですね。

 

ではその時自分はどうしているでしょう?

 

 

なんとなく空気のように友達の側にいたり、携帯をいじってその場をやり過ごしていませんか?

 

 

なぜそういう行動をとってしまうかというと、それはあなたが相手を理解する用意ができていないからなんです。

 

理解する用意ができてない状態になると、話を振られてもそっけない対応になってしまったり、会話の内容も浅くなってしまいます。

当然、相手のあなたに対する印象も薄くなってまいますよね。

 

 

交流会においても何も考えずに行くということは、相手のことを理解する用意ができていない状態と同じということなんです。

 

 

特に僕は人見知りなので、用意なしに交流会に行くと全く話をすることができませんでした。

 

 

ひたすら料理を取り分けて食べることばかりしていた気がします(笑)

 

 

なので、事前にしっかりと準備をして交流会を望んだら相手のことが理解して仲良くなれましたし、自分のことも相手が理解しようとしてくれたことが実感できました。

 

実際どんな準備をしたのかは後述で詳しく解説してありますので最後まで読んでいただければわかるようになっております。

 

 

「④緊張して話しやすい人とずっと話をしてしまう」

 

これは交流会で結果が出せない人が必ずやってしまうパターンです。

実際僕もこれをやって失敗してました。

 

これ、なぜダメだかわかります?

 

「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、交流会で失敗する人はなぜか同じように交流会で失敗ばかりしてしまう人とくっついてしまいます。

 

恐らく同類オーラが出てるんでしょうね。

 

人は同じ境遇だったり立場だったりすると安心感を抱きます。

 

新人だと新人の人を見つけるとホッとするでしょう。

 

外国に行ったら日本人を見つけたら話しかけたくなるように。

 

 

これでは、交流会に行く目的は果たせませんよね。

 

将来のお客様を探しに来ているのでしょう。あなたは。

 

人脈もない、仕事も期待できない人と必要以上に仲良くなる必要ってありますか?

 

学校と違って社会に出たら生き残っていけない人はどんどん脱落していきます。

 

あなたが仲良くなった新人のその人は、3年後も事業を続けている証拠はありませんよ。

 

相手もあなたが新人だとわかると喜んで話かけてきますよ。

 

でもその人との会話で限られた時間を浪費するのは勿体無い。

 

それよりも、今成功している人と繋がりましょう。

そうですね、、一番話しかけずらい人に話かけに行きましょう。

 

きっと、その人があなたの最高のお客さんになる可能性が一番高いはずですから。

 

 

  1-3 モチベが上がるは信用できない

 

よく交流会に行くとモチベ(ーション)が上がるからそれだけで価値があるという人がいます。

 

確かに、セミナーや交流会などはすごい人の話が聞けるので自分のモチベーションが上がるかもしれません。

 

ただ、これだけは言っておきます。

「モチベーションを信用してはいけません。」

 

例えば、交流会でモチベが上がったとします。

ただ、その後に彼女から別れを告げられたらあなたのモチベーションはどうなりますか?

 

そう、モチベーションは外からの影響を受けやすいのです。

 

要するに簡単に上がり下がりするということ。

 

なので、交流会でモチベが上がってもそれはその時だけの話。

 

そんな不安定なものをおみやげにするのは、費用対効果であまりにも勿体ないと思いませんか?

 

もっと形に残るものを交流会で得るようにしましょう!

 

 

2.交流会ですべき3つのこと

 

では、早速交流会に何をすべきかを解説していこうと思います。

 

交流会ですべきことは、大きく分けて3つあります。

 

①交流会に行く前にすべきこと

②交流会ですべきこと

③交流会後にすべきこと

 

この3つはそれぞれのタイミングでやるべきことが全く違います。

 

ここで注意です!

それぞれやるべきことのタイミングを必ず守ってください!

 

例えば①ですべきことを②でやってしまう。

などは絶対にダメです。

 

なぜなら、多くの人がこの順番をバラバラしたり、このタイミングでやるべきでないことをやってしまって成果が出ていないからです。

 

それぞれのタイミングでやることには重要な意味があるので、必ずそれぞれのタイミングでのみ行って、それ以外ではやらないようにしましょう。

 

では早速1つずつ解説していきましょう〜!

 

 

2.交流会に行く前にすべきこと

 

 2-1 新人でも結果を出せる売り込み術

話を始める前に、よく「経験のない新人は交流会に行っても意味がない」と言われることが度々あります。

 

理由は色々とありますが、確かに一理あると思います。

 

ですが、これから書くことは実践するだけで効果がある「経験不要」のノウハウです。

 

新人でも結果の出せる自分の売り込み方をこれからお伝えさせていただきますね!

 

    2-1-1 「経験ないと相手してもらえない」は半分嘘

交流会において相手はあなたにメリットを求めてくるので「経験がなければ相手に何も提供できないあなたには興味がわかない。」というおっしゃる方がいると思います。

 

しかし、これは半分本当ですが、半分「嘘」です。

 

逆にこの嘘に気づかなければ、経験があろうともあなたは相手にメリットを提供することができないでしょう。

 

じゃあ、何が「嘘」の部分なのか。

 

答えは簡単です。

 

相手はあなたの経験だけをメリットと感じているわけではないからです。

 

重要なのでよく覚えておいてください。

 

相手が求めるものは、良きビジネスパートナーです。

 

良いビジネスパートナーとは「良き理解者」のことです。

 

経験や知識だけあっても相手の「求めるもの」を的確に掴み、汲み取ってあげられなければ良きビジネスパートナーにはなり得ません。

 

ここを皆さん誤解しているんですよねー。

 

むしろ、今自分の経験や知識に自信が満々の先輩書士の先生方は何を言っているのか理解出来ないかもしれません。

 

僕は過去、超ベテランの先輩書士の先生から乗り換えてもらった顧客がかなりの数います。

 

その時の僕は決して経験が十分あったとは言えない新米でした。

 

重要なことなので、もう一度言います。

 

僕は決して「経験」に頼らず顧客を獲得してきたのです。

 

 

    2-1-2「 記憶に残る人」になるのに「経験」は不要

じゃあ具体的に何をやってきたのか。

 

それをお教えしますね。

 

 

それは、お客さんの「記憶に残る人」になったんです。

 

具体的には、第一印象で圧倒的な好印象を与えて、あとで名刺を見て連絡をもらえる確率を上げたんです。

 

はっきり言ってこれに「経験」全く必要ありません。

 

むしろ、経験に頼ってはいけません。

 

「面白いね君!」となることが大事なんです。

 

具体的な方法は1つじゃありません。

 

・笑いをとる

・相手の興味をひくことを言う

・ポジショニング

・初対面で相手のニーズを引き出す

・フットワークの軽さ

・若さを武器に変える

・質問をする

・人柄

 

など色々ありますが、人によってはハードルが高いものもあります。

 

なので、今回は簡単なものを教えますね。

 

それは、①質問をする

と   ②初対面で相手のニーズを引き出す

 

です。

 

でもちょっと待って!!

 

それをする前に絶対やらなきゃいけない下準備があるんです!

 

これをやらないと、間違いなく失敗します!

 

順番は必ず守りましょう。

 

まずは下準備が大切なので、先ずはその方法を解説します。

 

3-2 イベントページを分析せよ

プロスポーツ選手やプロカメラマンは本番の前に必ず場所を調べたり、実際にその場所に行って規模や環境を確認します。

 

最高のパフォーマンスを出すためにその場所をよく調べるわけです。

 

また、孫子の教えに

「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求むる」

というものがあります。

 

これは勝ちに行く兵は「先ず勝てる状況を作り、それから戦う」それに対して負ける兵は「とりあえず戦ってから、それから勝利を願う」という意味を持っています。

 

結果を残すためには事前によく下調べをして事前に作戦を立てる必要があるというわけなんですね。

 

    3-2-1 主催者は誰か・主催の目的を確認せよ

交流会の広告ページをよく読みこみ、主催者はどういう職業なのか、法人か個人か、どのような目的を持っているのかを確認しましょう。

主催の趣旨がわかれば、どういう人が集まるのか予想ができ、自分が求めてる人が集まるかどうかわかり、行くべきかどうかの判断ができます。

 

ただ、よく「主催者が営業目的の場合は行かない。」という人がいますが少し違うと思います。

 

なぜなら、あなたも自分を売り込みたいという「営業目的」だからです。

 

ビジネスにはお互いのメリットになる目的が存在します。

だからこそ、主催者は広告や手間をかけてまでイベントを主催し、趣旨にあった良い人を集めるわけです。

 

逆にいうと広告費や手間を掛けないイベントに良い人が集まらないということです。

 

主催者が営業目的だからこそ、あなたの求める人が集まりやすい仕組みを作ってくれるんですね。

 

    3-2-2 ページを読み込んでターゲットを明確にせよ

どんな交流会にもターゲット(集まってほしい人)は存在します。

広告ページをしっかりと読み取れれば、主催のターゲットが明確になり、具体的にどんな人が集まるか、その人がどんな目的を持ってくるかがわかってきます。

 

では、一つ例を挙げて見てみましょう。

 

 

これを見てわかるのは、

「士がつく職業の人を集めたい」

「宅建士(不動産屋)の交流会も合同開催」

 

これだけでも、主催者の狙いが大体わかるのですが、もう少し読み込んでみましょう。

 

ここまで読むと、イベントの内容がほとんどわかります。

 

その中で特に重要なポイントは以下の2点です。

・士業紹介をやっていること

・定番の参加士業が書いてある

 

士業紹介に関しては士業種だけでなく、得意分野である「強み」も書いてありました。

 

おそらく主催側のつながりのある士業の先生でしょう。

 

そうだとすると、主催者はかなり士業のコミュニティを持っている可能性がありますね。

 

また、定番の参加士業が書いてあることで今回も、定番の参加士業を中心のメンバーになる可能性がありますね。

 

    3-2-3 過去のレビューを見よ

ここでも2つ、参加者レビューを見てみましょう。

この方は、個人事務所として独立開業されている20台後半の弁護士ですね。

この方は不安や悩みがありそれを士業交流会で解決するために来たようです。

実際にアドバイスをもらえる先輩弁護士に出会えて満足していたようですね。

 

このように不安や悩みを抱えている人は解決を目的に交流会に来ています。

 

ただ人脈作りを目的としている人よりも緊急性の高い人なので、あなたがうまく関わることができれば、次に繋がる深い関係になる可能性がありますよ。

 

 

さて、次は行政書士の方です。

 

この方は同じ境遇、同じ目的の行政書士さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ただ、この方は名刺交換にば成功しましたが、その次に繋がる人脈作りが出来たか定かではありません。

 

前にも書きましたが、名刺をもらったり話を聞いただけでは、数ヶ月後にはあなたの事はすっかり忘れられてしまいます。

実際私は10回中8回はこのパターンでした。

 

やはり、しっかりと戦略を持って次に繋がる人脈作りをしましょう。

 

    3-2-4 交流会のルールを確認せよ

 交流会のマナーが書かれています。

 

これ時々いるんですが、例えば名刺交換会では名刺以外の販促物、セミナー広告チラシややパンフレットなどを渡すことを禁止しているものも多くあります。

 

せっかく戦略を立てて交流会に臨んでもマナー違反をしては、台無しになってしまいます。

 

事前にしっかり読んでおきましょう。

 

 3-3 行く前は「売ること」を徹底的に追及せよ

さて、イベントページを分析できたら次はいよいよ自分を売り込むための戦略会議です。

 

では何をしたらいいか?

 

それは「売ることに徹底的にこだわる」です。

 

多くの人がこれをやってません。

 

何も考えずに交流会に行くから成果(良い人脈を作ること)ができないんです。

 

じゃあ、具体的にどうやって「売ることにこだわる」を実践するのか?

 

それをこれから教えます。

 

 

    3-3-1 ペルソナを決める

「ペルソナ」って知ってますか?

 ペルソナ 」とは、商品・サービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデルのことです。

 

ペルソナ設定は主にマーケティング(広告)をするときに使うものですが、理想の顧客を見つけるための交流会も広告の一種です。

なので、例外なくペルソナ設定をしていきます。

 

(ペルソナの詳しい説明については後日記事にしてリンクを貼ります。急いでる人はこの記事を参照にしてください

 

ここで、あなたが最も交流会に来て欲しい理想のペルソナ像を設定するわけです。

 

例えば、

宮城県仙台市在住の個人開業司法書士の佐藤太郎さん(35、男性)保有資格は司法書士・行政書士・宅建士。従業員は1人(パート)で専門分野は相続、会社法人登記。

悩みは、会社設立の案件で補助金や許認可など顧客のニーズに対応できなくなってきている。また、相続案件でも相続税などの節税対策ニーズが高まっており連携できる他士業の先生を探して交流会に来た。

 

ざっくりしたペルソナ設定ですが、今回は簡単にまとめました。

※本当はもっと細かく設定する必要があります。

 

ペルソナ設定が終わったら実際にあなたがペルソナに提案できることを一つ一つ書き出して行くわけですね。

 

ちなみに、なぜここまでやらなければいけないかわかりますか?

 

私は最初に、

「相手の記憶に残る人になれ」

「相手のメリットを提供しなければ記憶に残らない」

と言いました。

 

では、その「相手」とは誰でしょう?

 

多くの人はその「相手」の人物像が漠然としています。

 

漠然とした相手に提供するメリットなんて、本当に相手に届いているのでしょうか?

 

これが交流会に行く多くの人が勘違いしているものだと感じます。

 

あなたの武器はどんなに鋭くても相手に届いていないのです。

 

    3-3-2 売ることを意識した成果目標を決める

ペルソナ設定が終わったら、実際にあなたがどんな提案ができるか考えていきます。

ただ、行動を先に考えるのではなく成果から逆算して行動を決めるのが正しい順番です。

なので、先ず成果目標を決めましょう。

 

例えば、

「交流会全員と話してその人の悩みを1つ以上聞き取る」

「交流会後に会うアポイントを3件取る」

などがいいかもしれません。

 

できるだけ数値化できる目標がいいですね。

「相手に覚えてもらう」などは数値化できないですからね笑

 

 

    3-3-3 成果目標に対して何をするか決める(行動目標)

成果目標が決まったら行動に落とし込みます。

 

成果に対して一番コスパがいい方法は何かを追求していきます。

 

例えば、相手に話す(質問する)内容を事前に決めておくのがいいと思います。

 

全員に同じ行動をすると、それに対するリアクションの傾向がわかり、後で分析しやすくなります。

 

    3-3-4 イメージして頭の中でロールプレイングする

成果と行動が決まったら、一度頭の中でシュミレーションして矛盾点はないか、流れはどうかを確認して改善していくといいです。

 

これをすることで、当日に頭で考えずに話ことができるので、会話をスムーズに進めることができます。

 

経験上、仕事ができる人は会話がスムーズです。

 

それは、物事を頭の中で整理してあるからだと思います。

 

ロールプレイングすることは、頭の中の整理にもなるので絶対やった方がいいです。

 

 

 以上が交流会前にすべきことになりますが、ここは一番時間をかけられるフェーズになるので何度もPDCA

していきましょう!(PDCAが分からなければググりましょう!)

 

4.交流会ですべきこと

いよいよ交流会本番です。

ここまで準備をしてきた人はとうとう実行に移す日ですね!

当日に失敗しないためにもこれから言うことをしっかりと心がけてくださいね。

 

と、思いましたが長文になりすぎましたので

開業したばかりでも優良顧客を獲得する方法(後編)を作りましたのでそちらで続きをご覧ください笑笑🤣

 

こんにちは!

相続に専門特化した行政書士のだいっけ です!

 

いきなりタイトルとやってること違うじゃん!とツッコミが来そうですが、今日は最近界隈でちらほら言われている「専門特化せよ」に一言物申したく記事を立ち上げました。

 

大いに炎上してください🔥🔥🔥笑

 

目次

 

1.専門特化は廃業への片道切符

2.人気の業務はレッドオーシャン(血の海)

3.専門特化は「目的」じゃなく「手段」

4.ブルーオーシャン市場を探せ

5.まとめ

 

1.専門特化は廃業への片道切符

 

 

さて、行政書士の皆様は「専門特化」についてどう思いますか?

 

確かに昨今の行政書士が取り扱える業務の広がりは顕著であり、その中でも実際食える業務(ある程度売上が期待できて依頼として獲得できる)と言われているものはごく僅かだと言われています。

 

その中で登録上で4万人以上の行政書士が縄張り争いを繰り広げているので専門特化して他の行政書士と差をつけるというのは、理にかなった戦略のように思えます。

 

ただ、私は敢えて言わせてもらいます。

 

専門特化は成功の1つの方法ではあるが、

廃業への片道切符だということ。

 

 

2.人気の業務はレッドオーシャン(血の海)

 

 

行政書士で人気の業務は「相続」と「許認可」と言われています。

ただ、相続も許認可も言わずと知れたレッドオーシャン市場です。

「レッドオーシャン」とはビジネス用語で血で血を洗う価格競争が激しい市場(血の海)でうまく差別化を計らないと生き残りが厳しい市場と言われてます。

 

相続は司法書士や税理士など他の士業でも人気のカテゴリとなるのでより専門性が強い業務ができる司法書士や税理士と比べて行政書士は差別化が難しい業務なので中々他との差別化は実現可能性が難しいです。

 

許認可は行政書士の専売特許で他の士業が入り込めないものではありますが、同業での競争率がハンパないです。

 

また、モノにもよりますが役所に聞きながら簡単に自分でも出来る許認可もあるので、行政書士の専売特許と言いながら簡単に取れるような代物でもありません。

実際、今まで自分でやっていた許認可を行政書士で営業をかけたら採算が合わない価格を提示された、ということは結構あります。

企業が顧客なので価格競争は更に激しいカテゴリになりますね。

 

 

3.専門特化は「目的」じゃなく「手段」

 

 

さて専門特化って何のためにやるのでしょう?

 

専門特化することにばかり囚われて本来の目的を忘れていませんか?

 

あくまで専門特化することは「手段」の一つに過ぎないのです。

 

目的は手段とは全然違います。

 

手段と目的を履き違えないように気をつけましょう。

 

念のため違いがよくわからないという人のために1つ例を挙げて目的と手段の違いを説明します。

 

たとえば、「50年後も生き残っていける行政書士になること」を目的にしたとします。

 

その目的を達成するためには、

・時代の変化に対応すること

・誰にも負けない実績と経験を蓄積すること

 

などを条件にした場合、手段として長期的に需要がある建設業に「専門特化」をしてノウハウと経験や実績を蓄積していくことという手段を取ることが考えられます。

 

しかし、時代の変化に対応するという条件を考えると、今後急激に変わるであろう時代の変化に対応する策として、果たして専門特化が正しい道なのかはよく詰めていかなければなりません。

 

場合によってはゼネラリストとしての行政書士の方が長く生き残っていけるかもしれないし、行政書士以外のマネタイズ方法を模索することも1つの手段かもしれない。

 

このように、「専門特化」はあくまで手段にしかなり得ず、目的にはなり得ない。

 

更にいうと、「集客」と「売る力」を蓄えないと価格競争のある市場では個人の行政書士ではジリ貧になり、どんどんコスパが悪くなり、次第に苦しくなっていきます。

 

専門特化を目的にしてしまっている人がいたら、それはもう廃業への片道切符を買ってしまっているようなものなのです。

 

 

4.ブルーオーシャン市場を探せ

 

ここまで言っといてナンですが、専門特化自体は悪いことではありません。

目的がはっきりしていて、更に戦略が取れている専門特化は全然アリです。

 

例えば、僕は「相続」に専門特化した行政書士をやっております。

 

これは、きちんと戦略があってこその「専門特化」なんです。

 

相続は先ほどレッドオーシャンと申しましたが、例えばWEB集客においては地域によって違いますがライバル会社は一昔前のデザインのホームページ集客が多く、リスティング広告頼みの集客サイトとなっているものが多い傾向にあります。

これは、僕の長年の鬼のようなリサーチの蓄積と分析から算出した信頼できるデータとなっております。

 

また、サービスや商品ラインナップを見てもどれもスタンダードなものが多い印象で、僕がリサーチした相続のニーズに完璧に対応しているものはほとんど0に近いと実感しました。

 

また、地元の不動産屋さんが最近相続相談を始めている所が増えてきて、相続に対する不動産業界の関心度がかなり高くなっていると感じております。

※大手や地元の大きい不動産屋ではなく、小さい不動産屋が相続相談を大きく取り上げ始めたということです。

 

それに合わせて自分の司法書士事務所時代の経験と慣れ親しんだ不動産業界のノウハウや知識などニーズを掴めるという自分の「強み」を活かしてマーケティングをすることで、一見レッドオーシャンだった相続市場も、僕から見たらまだまだ競合が少ない「ブルーオーシャン」に変わっていくのです。

 

※ブルーオーシャンはビジネス用語で競争相手のいない領域のこと。ビジネスではブルーオーシャン市場を狙えと言われている。

 

このように、目的に合わせて手段を選択し、自分の「強み」(ポジショニング)を確立して活かしていく戦略とPDCAを繰り返していくことが今後長く生き残っていくという目的のための、最適の手段となるわけです。

 

※PDCAとは「Plan=計画、Do=実行、Check=分析、Act=改善」のこと。これを繰り返していくことで業務改善をしていく。

 

※「ポジショニング」については今度詳しく記事にする予定です。

 

5.まとめ

 

 

今回は行政書士の「専門特化」は廃業への片道切符!?というテーマで書かせていただきました。

 

要点を以下のようにまとめてみました。

 

  • 専門特化は「手段」であって「目的」じゃない
  • 戦略のない専門特化は廃業への片道切符
  • 市場を鬼リサーチして自分だけの戦い方を見つけろ
  • 強みを活かして自分だけのポジショニングを作れ
  • 隠れたブルーオーシャン市場は存在する

 

最後に‥

もし専門特化をしようと考えている人がいたら、この記事を読んだ後にライバル会社のホームページやブログを読んでどういう商品の出し方をしているか、お客様の声はどういうことが書いてあるか、などを鬼リサーチしてみてください。

大量行動しないと意味がないので、鬼のようにリサーチしてくださいね!!

 

以上、今回の記事が皆様の参考になることを心から祈っております。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました!