6-41 灰色の百鬼夜行
「いかん! このままだと俺たちは挟み撃ちになるぞ!」
「なんだこの、あやかしの数は!?」
澪が口を開こうとするよりも早く、ゼロチームの隊員は通信機をONにし、口早に、
「隊長! 魔物たちがこちらへ向け、侵攻してくるようです。目的は……何なのか、見当もつきませんが、とんでもない数のあやかしどもです! すぐそこ、森の端にまで……
え、なんですって?」
「あれを出すのか?」
「ああ! ……おいそこの!!」
言われてとっさに、澪は返事する。
「は、はい!」
「お前はここで待機! 引き続き、先触れの迎撃だ! 俺たちはひとっぱしりして……」
そう言いかけて、隊員は、ぎくり! 視線を夜空へ転じた。
「……なんだ?」
風はぴたりと、止まっていた。
雪ももう、落ちてはこない。
厚い雲で覆われた、どす黒い空が、どこまでも際限なく続いていくだけだ。
不気味な夜。
物音さえない。
「……止まった?」
風が、ではない。
「止まったな……」
通信機をONにしたまま、もう一人の隊員も答える。
あやかしの侵攻が、急に停止したのだ。
「なんだこの、あやかしの数は!?」
澪が口を開こうとするよりも早く、ゼロチームの隊員は通信機をONにし、口早に、
「隊長! 魔物たちがこちらへ向け、侵攻してくるようです。目的は……何なのか、見当もつきませんが、とんでもない数のあやかしどもです! すぐそこ、森の端にまで……
え、なんですって?」
「あれを出すのか?」
「ああ! ……おいそこの!!」
言われてとっさに、澪は返事する。
「は、はい!」
「お前はここで待機! 引き続き、先触れの迎撃だ! 俺たちはひとっぱしりして……」
そう言いかけて、隊員は、ぎくり! 視線を夜空へ転じた。
「……なんだ?」
風はぴたりと、止まっていた。
雪ももう、落ちてはこない。
厚い雲で覆われた、どす黒い空が、どこまでも際限なく続いていくだけだ。
不気味な夜。
物音さえない。
「……止まった?」
風が、ではない。
「止まったな……」
通信機をONにしたまま、もう一人の隊員も答える。
あやかしの侵攻が、急に停止したのだ。







