南域結界☆ ジェルソミーナ -199ページ目

6-43 角砂糖


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 ――その、ほんの少し前。
「だあーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
 ゼルペンティーナは、心の中で、目一杯の叫び声をあげた。
 AM3時すぎ。
 すなわち、爆睡タイム。
 なんでっ? なんで今? という大混乱な感想しか思いつかない。
「……えええええいっ!! もううっ!!!」
 頭に響く、最大音量のビープ音。
 研究室のモニターが自動で点灯。赤い文字が画面上を駆けめぐる。
 自分で仕掛けたんだから分かっている。
 どんなに寝たふりを決め込んでも、このビープ音が勝手に止まるはずなどない。
 絨毯から、這いずるように、どうにか起きあがり、
「分かった! 分かったから、もういいっ!!!」
 センサーと連動しているコンセントを引っこ抜く。
 くしゅんっ!!
 そして盛大に、くしゃみを一つ。
 風邪を引いてしまったようだ。
 やっぱりいい歳をした女の子が、絨毯の上で、寝込むものじゃない。

★【らくがき】ちせちゃん


”ねえ?林檎はどーして地面に落ちるの?”-ちせちゃん

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朝にUPした澪ちゃんに続き、もう一枚♪ラブラブ!

6-42 角砂糖


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 とどかない。
 とどかない。
 とどかない。
 彼らは困惑していた。
 ――なにゆえなのだろう?
 進めない。
 進めない。
 進めない。
 彼らの王は、すぐ目と鼻の先だ。
 手を伸ばせば、すぐ届く距離。
 ――なのに。
 とどかない。
 これでは、おぞましい逃走の時代と同じ。
 人間どもの目を、恐々として逃れていたころと同じ。
 湿った洞穴。臭い葉陰。月の聖なる光をも通過させぬ澱みの裏。
 窮屈な場所へ、暗がりへ。
 人間どもに狩られ、追いやられていたころと同じ。
 彼らの渇望するものが。
 平穏が。
 この先に、あるというのに。
 ――進みたい……!!!!!!!!!!
 けれど、どうしても。
 進めない。