南域結界☆ ジェルソミーナ
$南域結界☆ ジェルソミーナ-4話 人間の証明  本編・4話。完結!(´▽`)ノ
 二大帝国の、大戦が、ついに勃発!
 「……大丈夫だよ。ボクが来たから……


$南域結界☆ ジェルソミーナ-3話 血縁の記憶  お姫さま :「結婚するときは、一緒に、結婚しましょ!」
 本編・3話。完成!☆ 


$南域結界☆ ジェルソミーナ-赤いリボン  挿入話お姫さまもの。短編。
 完成!☆


$南域結界☆ ジェルソミーナ-バナー できそこないのレシング ~大切な人へ  ずっとあなたといたいから。大切な人へ~
 挿入話学園もの。完成!☆



南域結界☆ ジェルソミーナ-2話 『もう一人の傍観者』
 あらら私。今、暗殺されかかってた?w ほんとに?w
 本編・2話。 ***完成!***


南域結界☆ ジェルソミーナ-1『閉ざされたもの』
 世界には禁じられた扉、封印が、無数にあって――
 でも! 学校の、【宿題】のためなら、世界が、「うっかり」
 滅んじゃっても、OK…………だよねっ!!(?)


「世界を手玉に遊びたい!」 メーワクな異世界の、魔女っこ☆ ゆるゆる女子会ファンタジー

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★あとがき

 こんにちわ、こんにちわ。あとがきですよ♪(´▽`)ノ

 こちらは、ジェルちゃと、宰相キーツ氏の、原作となっております♪^^

 なんだか……!
 「裏側」のが、いまだに人気があるみたいなんで(えへえへ)
 (すっかり作者は、手を離してしまっているとゆーのにw)
 ……いやぁ。ありがたいことです。へこへこ。

 この、『南域結界☆ジェルソミーナ』を書き上げたのは、10年も、昔……!

 「裏側」をUPしちゃったんで、「じゃー。原作も、UPし直そうかなぁー」
 と、ぼんやり思って、
 掘り起こし→ UPかけた。……んですけど、
 今の私の小説とは、「改行」の仕方は全然違うし、一行、こんなに長くしないし、
 表現力だって……あわわわ!

 ――人間の成長って、すごいですね!!


 『ジェル』は「3部」まであって、ストーリーは、ラストまで考えてあるんですけど、
 現実には、「2部」までしか書けておらず……

 作者の気持ちも、集中力も、すでに『澪』に向けられちゃってるので(←自爆)、
 いちお、ブログへのUPは、キリのいい、「1部のラスト」……
 までにしておきます(;^_^A

 (ヒント: 「2部」の、ジェルちゃとキーツですが、一筋縄でいく……
  わけ……ないですからねw)

 幻の「4部」は……まぁ、「裏側」へ。ひそひそ(大爆)


 ――さて。
 更新が止まっちゃってる、もう一つの作品。
 現代日本が舞台、異能者バトル、おっとり系少女の、『澪』。
 
 アメブロさん(←今、ご覧になってるこのブログ)、
 「複数の作品」を、書架みたいに、掲示するの、やりにくいんですよねーv
 目次、もっと見やすくできるといいのになぁーv

 ブログで、作品をUPするの、楽しいなぁー♪ と思ったので……
 どこか一つ。
 『本館』を作って、作品ごとに「ブログ」をもつ……
 って、こと、するかもしれません。

 とにもかくにも、
 うちの可愛いキャラたち。
 ジェルちゃや、キーツくんや、ジュンくんや、シトラ姉さんや、それからそれから……
 みんなを、可愛がってくださって、心の底から、ありがとうございます♪

 今回は、つたない過去作品を、「UPするだけ」……とゆー、あまりの暴挙にでましたが、
 UPしながら、
 私、ほんとに、お話作るの、好きなんだなぁー……
 と、初心に返る――いい経験ができましたよ♪^^  (ころら)


>INDEX


★目次

『第4話 人間の証明 ~南域結界☆ジェルソミーナ

1章 漆黒の門番    /   /       /  10  11
2章 イリア・レーン&パスティ・レーン      /  /      
           /  10  11  12  13  14  15  16
3章 天使、哄(わら)う  /  /              10
4章 人間の証明      /   /  /      10  11

登場人物
・4話の……あとがき (^-^)ノ~~

11 人間の証明 (最終話)

 と、宰相はふいに吹き出し、結界師を力一杯、抱きしめ、
「来い、ここへ来い。パストラルへ来い。他の国になど行くな。わたしのためだけに、働いてくれればいい。この国に、帝都に来るんだ」
 力強く、言った。

「えっ、で、でも……っ」
 脈絡のない急な展開に混乱したまま、ジェルソミーナは、反駁する。
「でも……っ」
「わがままだと、言うのだろ。だが構わない。わたしの所へ来い。これは、今までの「気まぐれ」とは違う。本気で、「わがまま」で言っているんだ」
「閣下」
 それは困る、
 そう言おうと顔を上げ――
 結界師は初めて、宰相のあまりに辛そうな表情に気づき、言葉を飲みこんだ。

「閣下……」
「わたしの所へ来い」
 もう一度、より強く、彼女を腕の中に抱き寄せ、密やかに囁いた。
「わたしの傍に来い。ずっと……わたしの近くに」
(頼む……)
 厚い胸に抱かれたまま、結界師は、その呟きを聞いていた。
 見上げても、もう、宰相の表情は見えない。
 目を上げると青い空に、白い無数のアーモンドの花びらが、舞っていた。

(……ロードに……?)
 腕の戒めは、彼女を、いつまでも解放してくれそうな気配がない。
 宰相は、彼女の返事を求め、呟く。
「結界師……」

 ついに結界師は、その沈痛な声に折れて、
「……分かりました。お傍にいます。お仕えさせていただきます」
「本当に?」
 宰相は、腕の力をゆるめ、彼女の顔を覗き込んだ。かなり驚いているようだ。
 結界師は、何度も小さくうなずき、
「その代わり、私も他国と契約を結んでいます。一方的な『契約破棄』は、禁止項目・第五十……」
「結界師!」
 宰相はまた強く、思いきり、彼女を胸に抱きしめた。

「本当に来てくれるのか。本当に、わたしの「物」になってくれるのか」
「えええっ?」
 嬉しそうな宰相を見上げ、
「違いますよっ、私は「物」になるのではなくって、ほら、キーツ様雇いの技師になるというか、そういう……意味で……っ!」

 それ以上の口答えは許されなかった。
 キーツ宰相は、いつまでもいつまでも、結界師を強く抱きしめ続けた。
 待ち望んだ、灯火が現われたような気がして。



   本編 第四話 「人間の証明」 (第1部) 完


>INDEX


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