キリンのノンアルコールビール「FREE」
キリンから発売されているノンアルコールビール「FREE(フリー)」をコンビニで見つけたので、買って飲んでみました。
http://www.kirin.co.jp/brands/kirinfree/
ビールのさわやかな苦さと炭酸のさっぱり感が味わえて、なかなか美味しいです。ビールよりはずいぶん薄く発泡酒に近い風味で、香りが付けてあるのかハーブ系(?)のフレーバーがするような気がします。ビールの美味しさにはまだまだ至りませんが、こういうドリンクとして考えればなかなか良い物だと思います。
テレビのCMで、「FREE」を飲んだ後、クルマの運転をしたりスポーツをしてもOKという広告をしていますが、確かにそのとおりで、ノンアルコールのドリンクなのだから、コーラなどと同様、いつ誰が飲んでもかまわないわけです。普段の朝食・昼食時だって、仕事中だって、クルマの運転中だって、小学生の子供だって(?)、飲んでも良いってことになります(周囲の人はびっくりするかもしれませんが)。今まで0.5%程度の低アルコールのビール味覚飲料はあったのですが、完全に0%になることによって、こうなるのです。完全0%のノンアルコールビールは世界初だそうですが、これは新しい市場になるかもしれませんね。
この「FREE」はカロリーも低いようなので、毎日ビールや発泡酒を飲む習慣の人がこれに変えたら、ダイエットにもいいかもしれません。
映画「スラムドック$ミリオネア」
ずいぶん昔に予告編を見たときから、観たいなと思っていた作品。
さすが、アカデミー賞8部門受賞作だけあって、面白いしよくできていました。ストーリーの展開が凝っていて、それでいてわかりやすく、内容は濃いです。
スラム街の子供がどれだけ苦労しながら生きているのか、少年目線で表現しているところが新鮮で感情移入もできましたし、現代のインド社会が抱えるさまざまな問題を映し出していました。
しっかりとした観応えのある映画でした。PG-12となっているのは、多少残酷なシーンがあるからでしょう。そのつもりで観たほうがいいかもしれません(でも、もっと残酷なシーンのある「GOEMON」はなぜかPG-12とはなっていない・・)。
【以下ネタバレがあります。この映画を観る予定のある方は、観終わってから読んでください。】
主人公がクイズ・ミリオネアに出場し、クイズに次々と正解していくところが、ストーリーの骨となっていますが、クイズ・ミリオネアに出場することはそれほど中心的な話ではないと思います。やはりスラム街出身の兄弟と少女が、それぞれに苦労しながら大人になる過程が本質でしょう。どれだけ劣悪な環境でも卑屈にならずたくましく成長する子供たちには心打たれました。
ストーリー展開として、ラストはクイズ・ミリオネアに優勝し、幼なじみの恋人とうまくいく、というのは、ちょっとありきたりかな、とも思えました。クイズの最後に失敗してしまってはストーリーがなりたたないのでしょうが、じゃああの少年が急に大金持ちになってどう変化したんだろう、という別の疑問が生じてしまいました。
また、兄は殺されてしまい、かわいそうな結果に終わります。ちょうど弟がクイズに優勝するシーンとかぶさるので、悲惨さは薄められていますし、それまでに兄はひどいことをしてきたので、因果応報だからしかたない、ととらえる向きもあるでしょうけど、でも最後には弟のために彼女を解放してくれているのです。つい兄に同情してしまいます(お札を満たした風呂で死ぬのは象徴的で、彼にはそれが本望だったのか・・)。あと、スラム街出身なのに、兄弟とも根は正直者なのは、母親の躾がよかったのだろうな、とか余計なことを思ったり。
クイズ・ミリオネアを映画中に使った作品は、実は以前にあり(フランス映画「ぼくの大切なともだち」)、最終問題にも正解して優勝する、という設定も同じです。真似したということではないでしょうけど、クイズ・ミリオネアのスリリングさを利用しているという点では同じなので、私にはそれがちょっと陳腐に思えました。
映画「グラン・トリノ」
某映画サイトで満足度第1位になっていたので、観に行くことにしました。
地味ですが、心に染み入る、素晴らしい作品でした。クリント・イーストウッドの最後の主演作となるそうです。映画をじっくり味わいたい、大人(40歳以上)のための作品だと思います。
【以下、ネタバレがございます。】
途中まではほのぼの路線で、このままほんのり暖かく終わるのかと思っていたが、後半でストーリーが大きく動いた。最後の最後にこの映画のテーマがあったのだ。なんというメッセージ性の強い作品だろう。観終わったあとから、じんじんと心に響いてきた。
テーマは間違いなく9・11後のアメリカ及びアメリカ人に向けたものであろう。ダーティハリーのクリント・イーストウッドだからこそ説得力のある、この表現。大いに感心し、感動した。
イーストウッドの相手役の中国人少年の演技はイマイチだったような。顔の表情での感情表現が感じられないし、どっしりしている感じもないし。その姉役の中国人女優も、元気な部分ではよかったが、襲われてしまった後の演技がもっとほしかった気がする。でもまあ、それは些細なことかな。