ベニジウム:
南アフリカ原産で1935年に導入された一年草。ベニジウム属は18種分布する。全体が白い毛でおおわれ、草丈は30-100cm。冬から春に茎頂に7cm程の白色や橙色の頭花を1個つける。葉は互生、羽状深裂する。2色の花弁がジャノメ(蛇の目)模様であることからジャノメギクの別名がある。花壇や鉢植えなどで利用される。
これから5月にかけて公共花壇でよく見かける。家庭用プランター向きではない。
白っぽいので他のものと見間違うことはない。
阪神電車の尼崎駅北側は、駅前広場であるが、市の中央公園である。しかし大きなバスセンターが広場の半分を占め、公園部分は2階部分へ移動。空中公園になった。
駅前に噴水があり、冬でも終日人が絶えない。なにせ駅の改札口から直結しているので、
通学・通勤ないし行き場のない人もみんな噴水の周りを通らないと何処へも行けない。
仕切り用の大型コンクリコンテナにはノースポールが植えられている。
↑手前のコンテナにはハナビシソウが植えられている。ノースポールと交互に並んでいるが
まだ成長過程で、蕾も見えない。
仕切りの内側はチューリップ。
チューリップの例句は多いが、最近は句会に登場することは少ない・
- かなしからずやチューリップ影もチューリップ 川口重美
- チューリップ母の視線はまぶしくて 行方克己 知音
- チューリップ一人あそびの二人かな 行方克己 知音
- チューリップぶらんこ止りきつて揺れ 行方克己 知音
- だまさるることの楽しきチューリップ 行方克己 無言劇
- 白もまた一と色をなすチューリップ 塗師康廣
- 散居村つなぐ明るさチューリップ 黒田桜の園
- 咲き誇りたる北大のチューリップ 秋沢 猛
- 遠山に雪のまだありチューリップ 高田風人子
- チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
- 遠目には彩揺れてゐずチューリップ 大橋鼠洞
- 花閉づる力の失せてチューリップ 曽我 鈴子
- 黄の音符赤の音符やチューリップ 佐藤 多太子
- こんなに晴れて団地やチューリップや爆笑 前川弘明
- チューリップ抱いてゆく青い垣根の鱒二の家 橋田サカエ
- チューリップ原色はみな孤独なる 中村正幸
- チューリップ砕く朝敵の風が吹く 菊川貞夫
- チューリップ花びら外れかけてをり 波多野爽波 『一筆』以後
- 花茎をたてて風待つチューリップ(杉浦百合子居) 上村占魚 『石の犬』
- 空に向き雨受けてをりチューリップ 高木晴子
- 八方へ開く新種のチューリップ 金子佳子
- チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
- チューリップ水替へてよりひらきけり 山根きぬえ
- チューリップの色溶け入りてねむき眼よ 草間時彦
- 鉛筆で書く音静かチューリップ 星野立子
- チューリップ畑の中の一軒家 三村純也
- チューリップこみあげてくる色新鮮 三宅未夏
- 昏睡へ開き切ったるチューリップ 椎名康之
- チューリップみんな開いて青い空 小島阿具里
- チューリップ黄は黄に閉ぢて明日を待つ 横山房子
- 投函は封書の旅出チューリップ 原 ふじ広
- チューリップ揺れてをらぬはよそよそし 成川雅夫
- もう駄目といふほど聞くチューリップ 玉村潤子
- チューリップ受胎告知の眩しくて 谷口とし子
- チューリップの花は悪食虫を吐く 岩谷精一
- 知らぬ児とまじり遊ぶよチューリップ 竹内秋暮
- チューリップ被災明るくしてしまふ 高橋さだ子
- 一角獣に逢ひたくなつてチューリップ 長谷川秋子
- チューリップ花には侏儒が棲むと思ふ 松本たかし
- 赤し赤し陽を喰べ飽きてチューリップ 長谷川秋子
- チューリップ青天へ温室の窓ひらく 黒木 野雨
- 花市の夜明賑ふチューリップ 佐藤 瑠璃
- 開港祭色整列のチューリップ 市川 玲子
- 砂丘四方にチューリップ村の写生展 桂 樟蹊子
- 首のばし揺れゐる黒きチューリップ 仙田洋子 橋のあなたに
- 葉桜のかぶさつて来るチューリップ 中村汀女
- ↑夏木先生に怒られそう。
- 吾子の絵の家より大きチューリップ 佐藤半三
- 歩く子の手に父母の手やチューリップ 嶋田一歩
- それぞれにうかぶ宙ありチューリップ 皆吉爽雨
- ものの芽の全きチューリップとなりぬ 星野立子
- チューリップの色溶け入りてねむき眼よ 草間時彦
- チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
- チューリップの花には侏儒が棲むと思ふ 松本たかし
- チューリップ影もつくらず開きけり 長谷川かな女
- ベルギーは山なき国やチューリップ 高浜虚子
- ゆく春の片羽のこすチューリップ 川辺きぬ子
- チューリップ月に傾き眠る街 山田弘子
- 缺席の詫チューリップ十二本 後藤比奈夫
- 父の血を享けて青き瞳チューリップ 西村和子 窓
- チューリップ芽の正直に出揃ひぬ 西村和子 夏帽子
- 空港で鞄にすわるチューリップ 田中裕明 先生から手紙
- チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
- チューリップ影もつくらず開きけり 長谷川かな女
- 遠国よ地に大輪のチューリップ 対馬康子 吾亦紅
- チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
- 園丁は髭ぴんとたてチューリップ 嶋田摩耶子
- 透明の傘に雨つぶチューリップ 福永鳴風
- チューリップ深夜にもう一人の私 橋本美代子
- 重量もつしずかさよチューリップ 秋山牧車
- 子の夢のふた葉となりぬチューリップ 稲畑汀子
- チューリップゆらゆらものを思ふ朝 石原八束
- 春燈の卓にチューリップの赤き口唇 冨田みのる
- 子の夢のふた葉となりぬチューリップ 稲畑汀子
- 鉛筆で書く音静チューリップ 星野立子
- チューリップさして間借りや三ヶ日 鈴木真砂女
- チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
- にんげんが柵チューリップ伸びられぬ 栗林千津
- チューリップ深夜にもう一人の私 橋本美代子
- チューリップ黄は黄に閉ぢて明日を待つ 横山房子
- にんげんが柵チューリップ伸びられぬ 栗林千津
- 零の地のくちびる赤いチューリップ 栗林千津
- チューリップ飛び出してゐる花氷 深見けん二
- ひと言でひとを笑はすチューリップ 辻田克巳
- 母親に閑チューリップ昼ひらく 中村汀女
- チューリップ飛び出してゐる花氷 深見けん二
- ぽかり真っ黄ぽかりと真っ赤チューリップ 松本たかし
- チューリップ散って一茎天を指す 貞弘 衛
画面の奥の一角には永良部百合が植えられている。6月に満開になる。
そういえば、明日からは徳之島祭開催だとか。
以下はJR立花駅前風景
駅前に1本大きなクスノキ。
駅周辺が整備されるはるか前から、多分戦争を乗り越えてここにあるよう。
正面に尼崎市保健所の表示在り。
保健所は、我が家の近くにあったが、万博開催の折、道路が整備され、阪急電車神戸線の下を潜るルートが出来て、その場所にあった保健所はどこかに移されたが、今は立花駅の
再開発ビルの一角になっている。
JR立花駅南側から、市役所までは徒歩6,7分。
このビルの中の店で
胡麻擦って、トンカツの来るのを待っている。
↑はご近所。玄関前に沢山のプランターをぶら下げたり、排水溝の上の並べてきれいに飾っておられる家が何軒もある。こういう場合のアクセントは今でもパンジーである。
今日見たビデンズ