生まれ変わる事に対しての
怖さなどはない
椅子になったとき
机になったとき
鉛筆になったとき
家になったとき
多くの笑い声がそこにはある
森の中では幾つもの仕事を見たよ
徒に命を奪い去る者などいなかった
沢山の友達もいたよ
幹の中で暮らす小動物
静かに眠る鳥たち
周りに群がる鹿や熊
残酷な争いもあった
誇れる家族もいたんだ
枝のひとつひとつが風を感じて
その先の葉が音を奏でる
嵐の夜はとても賑やかだった
言葉を操る人々は
感銘を受けているようだ
私たちはそれぞれの生き方を歩んだ
ひとつの魂が何分割にもなり
土地勘のない場所へ移った
夕日に照らされ立ち止まり
我を振り返る事などせず
実物に貼りついた名のもとで
大きく深呼吸をする
人々がぬくもりを感じる事は
自然に対しての敬意か
異次元のエネルギーの具現化か
生まれ変わりのない世界の感情表現で
私の魂を故郷に還しておくれ
感謝の念を経由する木々の優しさに
未だ名前はつかない



















