僕を苦しめたのは何か
それは"文体”
口語式で描けない作品の数々に
嘘が息づいているのではないかという疑念
英式にすれば様々な曖昧が隠されてしまって
数式にすれば幾つもの情景が二進数で固められてしまい
自我は動物園の檻の中で舞い踊る
日の目を見ずに葬られた少年の思い出が
"あの時こうだった”とか気持ちを込めた供養花
巡りゆく四季を写生する画家が間違って
冬の景色に春の色を塗ってできた野原の絵
十人十色の解釈をもたらす
それは"文体”
死を見つめて初めて生きる素晴らしさを知るのなら
誰も傷つけないで生きる喜びを最初から探せばいい
これこそが誤解を生じる"文体”だろうが...


















