【昨日のビール】

ロング缶:3本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:5杯


ゴールデンウィーク後半突入前夜、飲まないわけにはいかない。晩酌メニュー全てをたいらげた後にポテコ1袋と柿ピー小袋5つも食べた。実は今月の25日に年に一度の恐怖、健康診断を予約している。こ、後悔なんて、、、

しない、、、


この日は出来合いのもので済ませた。スーパーに行くと惣菜を買わずにはいられない。しかもたくさん買ってしまう。買い物中毒だ。



最近はさしみ中毒にもなっているようだ。アルコール中毒でもあるので相当な病人である。



ほらね、ブリの刺身まで、、、



美味しそうなサーモンが手招きしていたので呼ばれてしまった。旨し。



冷奴のお豆腐さま。



揃いましたなアテの衆。


本日はもちろんプレモル様に登場いただく。

グラスにトクトクシュワシュワ。

目を閉じてグラスを目の前にかざし


乾杯っ!


ブハーッ!

小動物可愛いっ!




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健康維持の目的でランニングを続けている。まだ3年ほどであるが、最初の頃は全くと言っていいほど走れなかった。ペース配分が分からないので最初から飛ばしてしまい1キロも走ったらゼイゼイになって歩き始める。ツラいから続けられなくなるのだが、ゆっくり無理なく走るコツを掴んだらなんとなく続くようになった。そして続けているうちに走る距離も延びてゆく。続けるコツはここに書いた。



最初は2、3キロを走ったり歩いたりしていたが、そのうち4キロほど連続して走れるようになった。1年くらいかかったか。長い距離が走れるようになるともう少し長く走ってみようかな?と思い始めてコースを変えた。人間、何でも欲が出るものである。新しいコースは7、8キロくらいの距離になった。走り始めてから1年半くらいでそれくらいの距離が走れるようになったのだ。


しかしキツくなるとすぐに歩く。私はツラいことが大嫌いである。足が痛くなってもすぐ歩く。そうしないと長続きしないのは幾度となく経験しているからだ。そうやってダラダラ走ることを続けていると、いつのまにか自分の体が変化していることに気づいた。


長い時間走っていても、あるポイントを境にキツくなくなるのである。ランナーズハイというやつだ。これはもしかしたら永遠に走れるのではないか?と思えてしまう。実際にはそんなに甘くないのだがこの変化は大きかった。



走ることに対する欲望もどんどん盛り上がり、9キロ走って10キロ走って、15キロ走って最後は20キロまで走れるようになった。20キロは体にかかる負担が大きいのでさすがにまだ何度も走っていないが、普段は約10キロ走るのが基本になった。走るスピードも上がり、だいたい1時間ほどで走り終わる。


前置きが長くなった。先日、そのランニング中に起きた世にも奇妙な物語を書く。


いつものように仕事が終わってから諸々済ませると18時半くらいになる。その時間から家を出てランニングコースに向かった。


この日は少し風が強く、音楽を聴くワイヤレスイヤホンの外音取り込みマイクに風切り音がガーガーと入るような日だった。いつもはアップダウンの激しい丘の上コースを走るのだが今日は平坦な道コースをえらんで小さな川沿いから走り始めることにした。


軽い準備運動をしてゆっくりと走り出す。初めから飛ばすと途中で必ずキツくなくなるので序盤はゆっくりだ。薄暗くなった川沿いの遊歩道は人もほとんどいないので走りやすい。トコトコと良いペースで進むと次第に体が温まってジワリと汗がにじみ始める。このくらいからランナーズハイに突入してゆくのでペースが少し上がってくるのだ。


良いペースになってスピードも上がってくると遠くの方で工事現場が見えた。工事現場なのだがもう遅い時間なので作業をしている人は誰もおらず、仮設の網になったフェンスがざっと100メートルほど歩道の左右両わきに続いている。街灯があるにはあるのだが光量は多くなく、あたりは薄暗いかんじで工事現場の先の方は闇に包まれていた。


人は誰もいない。私1人だけでその薄暗い川沿いの遊歩道を走っている。怖いなどという感覚は全くなかったのだが、その時。見てしまったのである。


私から30メートルほど先にある左側のフェンスに小動物が頭を突っ込んでいるようだ。小動物といっても結構大きい。私はとっさにタヌキか猫だなと思った。前に走った時、この辺りでよく見ていたからだ。


その小動物はものすごい勢いで暴れている。交差したフェンスの網に頭が引っかかって抜けないのだろう。フェンスの向こうに行こうとして網に頭を突っ込んだはいいが、途中で体の方が大きくて通れないことが分かりパニックになっているようだ。


遠目で見ていると首が引きちぎれるのではないかと思う程、激しくものすごいスピードで左右に体をくねらせている。見ていて気味が悪くなるような動きだ。


絶対に怪我をしてるな。私は思った。この動きは尋常ではない。首のあたりが摩擦で傷ついているはずだ。そのくらいパニックになっているように見えた。そしてその小動物は私の存在に気付いたようだった。私がゆっくり歩を進めて行くと激しい動きが一層増した。人間が見えたので逃げようとしているのだ。


私は足を止めた。何もしないからジッとしてくれ。頼む。そう思った。そのままだと命に関わる。どうしよう。どうやって助けようか。近づけはもっと暴れる。このまま引き返そうか。そんなことを思案していた次の瞬間。


見てしまった。突如起きた信じられない光景を。


物凄い速さで左右に体を動かしていたタヌキなのか猫だか分からない物体の動きが突然ピタッ止まった。それは死んでしまったとかいうような感じではなく、よくある映像技術で普通に流れていた動画が急にピタッと一時停止し、その後超スローモーションでゆっくりと動き始めるようなそんな感じなのだ。


私があっけに取られて見ていると、もっと信じられない情景が目に飛び込んで来た。そのタヌキか猫の体がゆっくりとフェンスから抜けたかと思うとフワリと宙に浮いたではないか!それものすごくもゆっくりとしたスローモーションである。


私は自分の目を疑った。疑いながらあの小動物はタヌキであり、もしかしたら私は化かされたのではないか?そのような、あるはずのないことを真剣に考えてしまうような、そんな光景を目の当たりにしているのである。


あっけに取られた私だが、ここでジッとしていても何も始まらない。現実を確かめるためにゆっくりとその得体の知れない物体に近づいた。するとまた信じられない事が起こる。


近づく私からにげるようにフーッとまた遠ざかるのだ。な、なんなんだ、一体これは!恐る恐るまた近づいてみると衝撃の事実が明らかになったのである!


なんとそこには、、、、







スーパーの買い物用で1枚3円の白いビニール袋、大サイズが風に吹かれてフワフワしながら私を見ていたのである。ガハハ。


メシツブ、メシツブ。




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風の強い日にはよくビニール袋が風に舞っている。それがたまたまフェンスに絡みついたあとに通りかかってそいつが小動物に見えたたのだ。しかし本当に生き物にしか見えなかったあの袋。実はタヌキだったのでは、、、



今日は休み。今、息子のサッカーの試合を見ている。そしてやけに風が強い。ゴール際で息子が突然フワッとメッシに化けてナイスシュートを連発しないかな?などと馬鹿なことを考えながら応援している。



ビールをこよなく愛するみなさま。


化かされなくても美味しいのはやはり黄金に輝くビールである。


今宵もやるしかない。



乾杯っ!


なのである。


ムフフフフ。