真昼のくらやみ
渇いた瞳の女がいた
地下鉄のドアに寄りかかっていた
真昼のくらやみを見つめてた
曲がりくねったアイアン・ロード
ホームに着いて明るくなると
眉をしかめて眩しそうにした
レールの軋みに人声掻き消されて
吊り革が踊る ひどくアンバランスに
白茶けた蛍光灯の海
ひと駅ごとの ざわめきの渦
小綺麗な身なりの女子大生
程々のセンスで競い合う
眺めせしまに地下鉄の中
何かありそうで何も起こらず
レールの軋みにドアの傍の女が
体傾ける ひどくアンバランスに
アンバランスに
音があるのに何故かサイレント
人間臭いようで無機質
眺めせしまに地下鉄の中
ネガフィルムを透かした世界
電車もビョーキ 慢性の不眠症
電車もヒステリー いつも悲鳴を上げる
悲鳴を上げる
サブウェイ
美しい女
サヨナラは言わないで 去ってくれ
いつか どこかで 会える 日のために
わかっているよ あなたの心には
別の誰かが すんでいると
愛とは 時には そっと 背中を見送ることだ
お行きよ 美しい女 だけど 死ぬ時まで
待ちつづけよう あなたを
See you again
忘れられない人を 追ってゆけ
果てしない 星たちの海原を
凍えた夜は 思い出すがいい
つかのまだった この安らぎ
あなたと もっと昔に
逢えたら よかったけれど
お行きよ 美しい女 男は離れても
愛に生きられる ものだよ
See you again
あなたと もっと昔に
逢えたら よかったけれど
お行きよ 美しい女 男は離れても
愛に生きられる ものだよ
See you again
https://www.youtube.com/watch?v=QWwOHk0SIAM
水色の六月
朝露の残る 水色の六月
日差しが今 眠りを解いてく
吹き抜ける風は そこまでの夏の日
見上げる空 夢だけを描きたい
憧れだけを あなたに向けて
ときめきながら 見つめたい
まだまだ愛は 試されている季節
振り向かせたい あなたから
葉陰のあやとり まだ かぼそい光
すべて淡く 心細 い風景
愛の行方も まだ手探りで
せつなさに ただ 惑うだけ
少女の頃の 疑いを知らない
心が今は なつかしい
あなたの前では 背伸びして
そしらぬ素振りで 無理してた
まだ浅い夏 揺れてる心
花咲くまでの もどかしさ