今夜はひとつのフラグを立てる。
ただし実現率は1%ほどだと思っていただいて良い。
早い。事件当時はまだ20歳の大学生だった。
当時生まれた子供がもう、三十路になるのだと思うと
複雑な心境だ。
オウム真理教がおこした地下鉄サリン事件から30年経つ。
それにともない今一番したいことがある。
はっきりいおう。
元オウム真理教の広報担当である上祐史浩氏との対談である。
オレは無宗教派でもちろんオウム元信者でもなんでもないが上祐史浩氏とは
一度会って話したことがある。自称フリージャーナリストとして。
だから厳密にいえば再びの対談というか面談。
前にも書いたが、どんな人がオウムに、また麻原彰晃にハマってしまうのかをしりたくて
上祐氏が代表をつとめる「ひかりの輪」に連絡を入れ、上祐氏の講話会参加という
名目ではじめて上祐氏と話をしたのは今からちょうど8年くらい前である。
(アメンバー記事でもアップした)
昔いた、いわゆる上祐ギャルみたいな軽い人間とは一緒にしないでいただきたい。
自称ジャーナリストとしての真剣な関心である。
地下鉄サリン事件30年の節目として改めて真剣にいろいろ訊いてみたい。
当時上祐氏の講話会のメインの内容は歴史などだった。
だが、申しわけないがオレのメインの興味はイベントの最後に設けられた
上祐氏との1対1の面談だった。
当時、あれだけメディアに出たおして周囲を煙に巻いていた上祐氏。
事件当時からとても興味があった。(念のためにいっておくが宗教家としてではない)
ふたりで1時間ほど話した。
実際会って話をしてみるとやはりとても頭がキレる人物だという印象だった。
こちらがしたどんな質問にも雑学的な知識をプラスして答えるのである。
講話会後の個人面談という前提があるので、残念ながらオウムや麻原に関する質問はできない
ので、オレが「友人が鬱病に罹ってしまったのですが、どうしたらいいですか?」と
質問すると、上祐氏は「鬱秒には4種類あるんですけど……」と詳しく話しだして
くれた。その知識の豊かさには驚いた。やはり頭がいい。
(ちなみに鬱病にはヨガがいいらしい。今鬱病なのでこれは参考にしたい)
決して擁護するわけじゃないが、各文化人が書いたいろんなオウム参考文献や
上祐氏が書いた著書などを読む限り個人的に今の上祐氏およびひかりの輪に
危険性があるとは感じない。
――
有名大学出身のエリートたちは、なぜカルト教団にのめり込んでいったのか。
なぜ予言が外れ、真実が明らかになったあとも妄信し続けたのか。
ジャーナリストの田原総一朗氏が、元オウム真理教の広報担当・上祐史浩氏の、
今まで語られなかった“本心"に迫る対談。
上祐さんのお話は、
人間というものの弱さと強さを、
この上もなくわからせてくれる。――田原総一朗
(amazonより引用)
何年も前にこの本を図書館で借りて読んだ。
ジャーナリスト田原総一朗氏と上祐史浩氏の共著。
田原総一朗氏も危険性はないようなことを書いていたと記憶する。
ひかりの輪のホームページを見ると、オウマ―(オウムの元信者をSNSに晒して
話題を集めようとする人)の講話会の参加はご遠慮いただくと書いてあった。
だから、さっきも書いたが講話会での面談で地下鉄サリン事件をはじめとする
一連のオウム関連の質問はできない。
なので、今度は真正面からひかりの輪の広報を通して、地下鉄サリン事件および
麻原彰晃についていろいろと上祐氏の取材をさせてもらえないかとか考えてみた。
なんだろう、個人でも用意できるくらいの取材費支払えば、受けてもらえそうな
気もするのだ。新宿ロフトとかでもイベントとかたくさんやっている様子だし。
まだまだメディアが報道していないこととか多いと思う。
「朝まで生テレビ」のようなことを、この昭和80年代クロニクルでやりたいと
思っている。
以前向きあったときは得体のしれない恐さにビビッてしまい無難な質問しか
出来なかったが、今度は上祐氏とオウムの闇や地下鉄サリン事件について語り合いたいと
いう願望がすごくある。
(前に記事にしたが丸山ゴンザレスがYouTubeでやっていたように)
上祐氏は地下鉄サリン事件について、どう思っているのだろうか。
先週の日曜日に放送されたMrサンデーで短いインタビューに答えていたが
事件についてはあまり語っていなかった。
もしくは語っていたけど編集でカットされていたか。
オウムについては、麻原を妄信してしまったと言っていたが、実際会ってみて
あれだけ頭のいい人間が麻原に騙されるとはオレには考えられなかった。
上祐氏は麻原を信じたのではなく、ただ、オウムという自分の居場所を守りたかった
だけではなかったのだろうか。
そのへんも訊きたい。
上祐氏ももう62歳だそうだ。
相変わらず公安にマークされているが、62歳主導で国家転覆はさすがに無理だろう。
まだまだ各媒体が掘り下げていなかったり放送していないオウムの事実や地下鉄サリン事件を
このブログで書いていきたい。
対談の内容を今度はアメンバー限定記事じゃなく、通常公開していろんな人にオウムと
上祐氏の真実をしってもらえたら嬉しいし、オレもいちブロガーとして記事を書いた甲斐が
あると思う。
とか書いてきたが、さすがに今回はふたたびひかりの輪にアクセスすることはないと思う。
でもわからない。世の中に100%というものはないのだ。
一回目に会うときも、その前に「おそらく(上祐氏講話会および面談の参加は)ない」と
記事にしたが、結局その後に上祐氏に会った。
元連合赤軍の植垣康博さんのやっている店に行ったときも、その前に
「静岡の店は遠いのでおそらく行かないと思う」と記事にしたが、結局数年後静岡まで
行って植垣さんに会い、いろいろ話して記事にした。
だから今回もどうなるかわからない。
1%。
そう、オレがひかりの輪に地下鉄サリンおよび一連のオウム事件について語る上祐氏との
対談を希望する連絡を入れる可能性。
そして、それが実現したとして、その内容を記事としてここに書く可能性。
取材費要求されたら2時間1万円くらいまでなら出す価値あるだろうかと考えている。
今もう、日本人の数分の一がオウム真理教や地下鉄サリン事件を知らないというところまで
来ているらしい。
事件を風化させてはいけない。
同時にメディアの情報を鵜呑みにしてもいけない。
オウムだけではない。カルトは今も勢力を伸ばし続けて、純粋な若者が、いや、若者だけじゃなく
すべての純粋な人が餌食になっている。
自分がハマらなければいいという問題ではない。
我々はどんな人がカルトにハマってしまうかということも知っておく義務があると思う。
それがいい社会を作ってゆく基板となるのだ。
素人ができることには限界がある。
だけど、だけど……
あさま山荘事件と同様に、オウムそれ以外のことも自分の目や足で探れることはできる限り
自分で調べたい。
会えるのならば、そのキーマンに会ってでもだ。
1%。上祐氏との再会の可能性。
オレの好奇心次第でこれが100%になるかもしれないし、0%になるかもしれない。
期待するかしないかは皆さんにおまかせする。