ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

約20年前になるが、出版社で書店まわりの営業マンをしていたころは

月に一回5日間、大阪へ主張にいっていた。

 

今もまだあるのかわからないが、地下鉄の阿波座駅というところの

駅前にリンクスというビジネスホテルがあり、毎回そこに泊まっていた。

ホテルにしては珍しく地下に天然温泉があるのだ。

 

朝10時前にホテルをでて、汗だくになりながら夕方まで書店をまわり

夜ホテルに帰ってきて、浴衣姿になり地下にある温泉に浸かりにゆくのが

最高の幸せだった。

 

あのころは楽しかった。

出張先の大阪ではだいたい暗黙のノルマがあって、1日20件くらい書店を

回らないといけなかった。月曜から金曜の5日で約100件。

 

きついにはきつかったが、1日20件回らなくとも、結果的に5日で100件

回ればいいのである。

だからオレはまず月曜から金曜の4日間で、死ぬほど動きまわって100件以上

まわりその時点でノルマをクリアし、やることはしっかりやって結果をだした

うえで、最終日の金曜日はまったく仕事せず、大阪観光して、

夕方新幹線で東京へ帰ってきていた。

もう時効。だからはっきりいってしまう。

 

最終日はいろいろいった。

アメリカ村でショッピングしたり、海遊館でジンベエザメみたり、

天王寺どうぶつ園を散策したり。

いやあ、今考えてもいい時代だった。

 

観光もよかったけれど、やはりホテルリンクスの居心地が良かった。

ホテルの前にインディアンカレーっていったかな。

たしかカレー屋があって、そこへも2日連続で通ったりしていた。

 

ああ、また久々大阪にゆきたい。

 

今、BS朝日で木曜22時半から

『ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版』

という番組が放送しているので、なんとなく観ていたら、また大阪いって

リンクスに泊まりたいという想いにかられるようになった。

サイトはココ→ ビジホ泊

TVerでも配信中?

 

居酒屋、町中華、サウナ……などといったように、ここ最近マニアック路線が

増えてきているBSだが、ついにビジホまで触手が伸びたかといった感じ。

 

内容はタイトルにあるとおり、ケンドーコバヤシが日本各地にあるビジホに

泊まり、その周辺にある繁華街の酒場や大衆食堂で腹をみたすという

番組である。

はっきりいって、何が面白いという番組ではないのだが、なんとなく出張旅行に

きた感じになれるので、ついつい観てしまうのである。

 

繁華街のビジネスホテルに泊まるメリットは、近くの酒場とかで遅くまで飲んでても

歩いて帰れるので、終電とかを気にしないでいいことである。

 

繁華街で遅くまで吞んだあと、1時間くらい乗って終電で帰るのはほんとに地獄。

それは前の会社で経験しているからよくわかる。

 

居酒屋で遅くまで飲んでて、終電が近いから、店をでたあと駅まで猛ダッシュする。

駅につくと、ホームが人で溢れている。

さらに人身事故で電車が遅れてたりして、ホーム到着予定が午前1時過ぎだったり。

 

やっと終電が到着したかと思ったら、目の前に停まった車両が終電なのに不自然に

すいている。案の定、ゲロ車両である。

でも乗らないと帰れないから、ゲロをよけて人々は乗りこむ。

そんな風景は日常茶飯事だった。

 

やはり酒を吞むときは、終電を気にせず呑めるのがベストであるわけだ。

 

酒場で呑んで、歩いてビジホに帰る。

これが黄金パターン。

静岡の元連合赤軍の植垣さんのスナックバロンへいったときも

遅くまで吞んでて、そのあと歩いてホテルまで帰った。

酔ったあとのホテルのベッドの柔らかさって、これまた気持ち

いいのだ、なんとも。

 

 

それとケンコバって、なんか好きだ。

下ネタも多いんだけれど、それをいっていい番組といけない番組を

しっかり区分けしている頭よさを感じる。

 

今この記事を書いている現在が22時10分。

このあともケンコバのほろ酔いビジホ泊が放送されるのでまた

観てしまう。

ご興味ある方は視聴を。