エゴン・シーレ展 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

もう30年近く前になるだろうか。

TBS系で「いつも心に太陽を」というドラマがやっていた。

西田敏行演じるさえないサラリーマンと観月ありさ演じる女子高生が

主役である。

観ていた人いるだろうか。

 

そのなかで袴田吉彦が病気で死んでしまう青年役ででていたのだが

死ぬ間際病院のベッドの上で涙をながしながら、こんなことをいって

いたのが印象に残った。

 

「死ぬのは怖いんじゃない。寂しいんだ」

 

たしかにそうかもしれない。

 

叫ぶ詩人の会のドリアン助川も歌っていたが、人は死ぬのが怖くて

泣くのではない。

今まで出逢った多くの人を思いだしたら寂しくて泣くのだ、と。

 

以前働いていた職場で後輩のお父さんが自殺してしまった。

残された者の気持ちを考えたら自殺は絶対にダメなんです、と後輩は

オレにいった。

 

やはり、どんなに八方ふさがりでも自殺だけはダメなんだろうか……

今、命の大切さがどうのこうのとは思わないが、今まで出逢ってきた

数々の友人などのことを考えたら、やはりもう会えなくなるのは寂しいものだ。

 

生きたくても生きられない人もいるといわれたらなにも言えない。

 

そうだよな。昔の人は今のオレらくらいの年ではもう死んでいる。

 

先日 エゴン・シーレという人の展示を観にいってきたが、この人も

20代でスペイン風邪で亡くなったとそうだ。

 

『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

サイトはココ

 

 

 

東京都美術館は岡本太郎展以来である。

 

エゴン・シーレという人ははじめて聞いたのだが、しっている人には定番なのか

入場の行列がすごいできていた。

 

構成は全14章からなり、第9章のみ撮影可。

 

 

1枚だけ撮影したけどブレた。

 

全体的には人物画が多かったのだが、この9章だけ風景画だけである。

だから肖像権都下の問題なしで撮影可だったのだろうか。

 

 

音楽でいえばシド・ビシャスを感じさせるようなキャラと作風だと

個人的には感じた。

 

そういえばオレも幼少のころ、絵の教室に通っていたが

ない才能は伸びないのか、あまり巧くなることはなかった。

残念。

 

ゆっくり回って観賞時間は約1時間。

まあ、そんなところだろう。

4月くらいまで開催しているようなので興味ある方は是非足を運んで

みては。