サイボクの「天然温泉 花鳥風月」 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

図書館などで、親子で楽しめるスポットを紹介しているガイド本などをみると、

だいたい埼玉エリアではサイボクが紹介されている。

有名なサイボクハムをつくっている施設である。

サイボクとは埼玉種畜牧場の略。だったと思う。

 

メインはもちろん、ハムやソーセージなど肉製品などの製造なのだが、広大な

施設内には子供向けのアスレチックコースや、豚肉料理をメインとしたレストラン、直売所

などがあり、まさに豚のテーマパークである。

 

あとからきいてしったのだが、その敷地のなかにはなんとサイボクが経営している

日帰り温泉もあるとのことで父といってきた。

 

『天然温泉 花鳥風月』

埼玉県日高市下大谷沢546

HPはココ

 

 

 

肉づくりの会社らしく、敷地内のあちこちには豚の画や像が目立っている。

 

 

HPによる料金は

大人 平日880円 土日祝1080円

小人 平日600円 土日祝700円

 

受付に下駄箱の鍵を預ける。

料金はたしか後払いだった。

 

施設内は広くて綺麗だ。

 

 

侮るなかれ、地下2000メートルから湧き出ている温泉らしい。

 

浴室内はいうまでもなく撮影不可なので、くわしくはHPの画像を

ご覧になっていただきたいのだが、ここはけっこうすごい。

 

肉屋が開いた温泉施設などと思ってはいけないのだ。

他のスパ銭に比べて、アミューズメント色が良い意味で濃い。

 

内湯もそれなりの広さがあるが、外湯スペースが広くていい。

 

まず中央にひとつ、大勢が入れる広さの露天がある。

スパ銭って、けっこう気取った形の浴槽やトリッキーな形の浴槽を

設ける場合がある。

「え、その面積のわりに数人しか入れないの??」

のような。

 

でも、ここの中央の風呂は大きさに応じて、本当にたくさんの人が

一気に入れる設計。

こういうのを求めていた。

 

横には富士塚のような高台があり、そこを登ってゆくと、頂上には

ぬる湯の炭酸泉があり、こちらはふたりくらい入れる。

 

高台の麓でもある奥の部分は洞窟風呂のようになっていて、子供とか

は喜びそうである。

 

全体的にはちょっとぬるめの浴槽が多い印象かもしれない。

 

それと他によかったのは、なんといってもドライサウナ。

広い。綺麗。

密を回避するため、サウナの定員を3~5名にしている施設が多かったが

ここは定員を設定しても、なんと13人までOK。

つまり密回避設定がなければ、普段その倍くらいは入室できるという広さである。

 

今回は2セット入った。

やはり広いだけ気持ちよかった。

 

昔は本当にサウナも水風呂も苦手だったんだ。

灼熱地獄と冷水地獄という、まるでキン肉マンに登場する悪魔六騎士の

地獄がふたつもセットになっている印象だったが、人って変わるものなのだな

と身をもって感じた。

また最近、pha(ファ)氏のエッセイを読んだのだが、オレと同じく、昔は

サウナも水風呂も嫌いだったのが今はハマっていると書いていたので

なんだか納得いった。

 

この温泉は父に教えてもらったのだが、ここ数年でいったスパ銭のなかでは

もっともアタリかもしれない。

近かったらおそらく通っていただろう。

 

おすすめのスパ銭である。

 

サイボクが経営しているだけあって、施設内にはレストランだけでなく、

カフェテリアやキッチンもあり、豚の肉をつかったホッとんドッグなども

販売している。

財布に余裕がある人は、湯上りのハラペコに食べるのもいいかもしれない。

 

ちなみに定休日は不定休なので要注意。