転校生 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

本名・星川一星こと、俳優いしだ壱成の斜陽がすさまじい。

 

昔あれだけドラマでてて、伊集院光のラジオ番組内でハコ番組も持ってて、

CDまでだしていたくらいだから、てっきりしばらくは通常の生活くらい余裕で

できる貯蓄くらいあるのかと思ったら、地方で電気止められたり、生活保護を

うけていたなんてオレよりも低いところで生活しているではないか。

そしてついに3度目の離婚。

 

いしだ壱成をはじめて見たのは高校2年か3年のとき。

フジテレビで木曜日の夜に放送していた「ボクたちのドラマシリーズ」というドラマ

のシリーズ1作目で観月ありさと共演していた「放課後」だった。

放送当時、ウラの日テレで「アメリカ横断ウルトラクイズ」がやっていて、

どちらを観ような悩んだが、当時観月ありさが好きだったので「放課後」を観ていた。

 

このころ、いしだ壱成の人気がバツグンで、週刊誌で「日本一のモテ男」と

書かれていたのをおぼえている。

 

クラスメートの女子のなかでいしだ壱成のファンだというコはいなかったので

実際にいしだ壱成が女性にそこまで人気あったのかはわからないが、同性から

するとやはりハナにつくキャラではあったので、週刊誌SPA!かなんかの

「男が選ぶ嫌いな男ランキング」とかにはランクインしていた。

 

オレは好きじゃなかったけど、フェミ男くんとか流行ったのも事実。

今でこそ筋肉キャラだけど、いしだと同様に「放課後」にでていた武田真治とかも

当時は女性みたいなファッションをしていたのは今の若い女の子はしらないだろう。

 

まあ、いしだ壱成は好きではないが、あの絶頂だったころに比べると、こっち側

の世界に近いところにきてくれたと思うと、オレの嫉妬魂がすこし癒される(笑)

 

そうそう、「放課後」といえば、観月ありさといしだ壱成の体が入れ替わって

しまうという男女入れ替わりの設定。

つい最近でいえば新海誠監督の「君の名は。」と同じだ。

 

だがオレのしっているかぎりだと、男女入れ替えモノの元祖といえば大林宣彦監督の

「転校生」。

「放課後」も「転校生」も原作は同じである。

 

先日、映画テーマで「さびしんぼう」を書いたが、そのあと尾道3部作の残り2作、

「時をかける少女」「転校生」も観て、3部作コンプリートした。

 

今回は「転校生」をピック。

 

 

 

――

尾道の中学校に転校してきた一美(小林聡美)は、幼なじみの一夫(尾美としのり)と再会。

しかしその直後、ふたりは神社の階段から転げ落ち、そのはずみで心と身体が入れ替わってしまう…。
   山中恒の『おれがあいつであいつがおれで』を原作に「映像の魔術師」大林宣彦監督が故郷・尾道で

オールロケを敢行して完成させたジュヴナイル・ファンタジー。ふたりが入れ替わるまでをモノクロで、

入れ替わってからはカラーで描き分け、また8ミリ映像も効果的に挿入しながら、古き良き町・尾道を魅力的に活写。

主演ふたりの初々しく弾けた好演も忘れられない、日本映画史上に残る大傑作であると断言したい。

以後も大林監督は、尾道を舞台に数多くの話題作を撮り続け、それらは「尾道シリーズ」と称され

今なお映画ファンに親しまれ続けている。

(amazonより引用)

 

「君の名は。」では、朝起きたら女の子になっていた主人公が自分のおっぱいを触っていたシーンが

あったが、たぶん世の男子は朝起きて学校のクラスの可愛い女子と体が入れ替わっていたら、

同じ行動をとると思う(笑)

 

観ていて思ったのは「それはいいのか!?」と思うほど、若き小林聡美がおっぱいをだすシーン

が数か所。

小林聡美って、このときまだ若いんじゃないか?と思ってちょっと検索してみたら当時17歳と

いうではないか。未成年である。

この時代は規制がまだきびしくなかったのかもしれないが、同時に芸術性があれば未成年の

ヌ―ドもOKだとかネットに書いてあった。

 

それはさておき、「放課後」もそうだったけれど、実写版の男女入れ替えモノって、その気に

なってみるのが難しい。

 

役者の演技力とか関係なく、やはり外見が男、外見が女だから、本当に入れ替わったんじゃなく

男の演技が巧い女、女の演技が巧い男というふうに普通に見えてしまう。

こればかりはもう観ている側の想像力の問題になるんだろうなと思う。

 

でも考えてみればこういった入れ替わりモノこそ、違った立場の相手の気持ちをしることの

できる哲学性があるかもしれない。

男性や女性の苦労を。女性は男性の苦労を。

金持ちは乞○の気持ちを。乞○は金持ちの気持ちを。

 

だからオレは皮肉でもなんでもなく、昔このブログで屋外で段ボールで一泊する

「ホームレス体験」を人生勉強として誰もが一度すべきと書いたのである。

 

 

もう喜ぶ歳じゃないが、今日は誕生日だったのでそれを理由に1日の酒の本数を自主解除した。

けっこう吞みながらこの記事を書いているので、尾美としのり……いや、お見苦しい部分があったらご了承を。