TRAIN-TRAIN | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

 

 

 

高校時代の部活仲間との忘年会にいってきた。

同級生や先輩と楽しく吞んできた。

店は調布にある居酒屋「さかなや道場」。

 

 

 

詳しいことは書けないが本当に良い仲間、良い先輩に恵まれたと

感じる。

ああ、高校の青春時代に戻りたい。

10万円貰っても中学時代には戻りたくないが、100万円払っても

高校時代には戻りたい気持ちだ。

 

そうそう、部活の仲間とこうして会うたびに、やはり高校時代を思いだし、

こんな曲が流行っていたなあとか、この曲が好きだったなあという思いが

巡る。

 

流行っていた曲はたくさんあった。

GAO、大事MANブラザーズバンド、高野寛、中村あゆみ……

 

でもオレにとっての青春時代の曲はブルーハーツだった。

曲は「TRAIN‐TRAIN」と「情熱の薔薇」。

どちらかといえば「TRAIN‐TRAIN」のほうがちょっとだけ好きだろうか。

 

厳密にいえば「TRAIN‐TRAIN」は高校時代ではなく、中学時代にリリースされた曲。

TBS系ドラマ「はいすくーる落書」の主題歌だった。

 

ただ、「TRAIN‐TRAIN」を一番よく聴いていたのは高校1年生のときだった。

はっきりいうと最初中学生のときまではブルーハーツ嫌いだったのだ

正確にいえば聴かず嫌い。

 

それまで長渕どっぷりだったので、金髪ファッションとかアップテンポで派手なロック

が嫌いだった。だからまともに聴きもせずヒロトに拒絶感があった。

 

いや、ブルーハーツに限らず、中学のときはいわゆる‘クラスの中で派手な連中’

が決まって好んでいるロックバンドはみな嫌いまでゆかずとも好きではなかった。

そう、BOOWYとかBUCK-TICKとかも。

 

だからブルーハーツというバンドもきっと同じように、愛だとか恋だとかキスだとか

そういうことばかり叫んでいるんだろうなと思いこんでいたのだ。「リンダリンダ」の印象もあって。

 

だが、中学生のとき、はいすくーる落書のOPで流れるブルーハーツの「TRAIN‐TRAIN」の

歌詞をはじめてまともに聴いて、「あれ?このバンドってもしかしてけっこう硬派なのかな」

と思った。

 

で、時は流れ高校生になり、はいすくーる落書の続編というか、はいすくーる落書2が

放送された。そこで今度は「情熱の薔薇」が主題歌になり、決定的なブルーハーツファンに

なった←遅い。

 

それから通学のときにウォークマンで聴くべき曲をレンタルCDで借りてきて、Wカセットラジカセで

ダビングすることがマイブームになった。

 

部活小僧で定期的なアルバイトはしていなかったので、CDアルバムを買う余裕はなかったので

ブルーハーツのアルバムを片っ端から借りてきてダビングしまくった。

 

高校時代は自転車通学で片道40~50分だったので、ウォークマンはいい退屈しのぎになった。

なんせ学校が山の上にあるから、行きの自転車は途中から登り道なのだ。

 

そんなとき、耳元でこの曲の

♪TRAIN‐TRAIN~走ってゆ~け

っていうフレーズが流れるとテンションがあがって、力いれてシャカシャカとペダルをこいで

坂道をあがってゆけたものだった。

 

ブルーハーツの歌詞は本当にいい。

 

当時ダビングしたテープはすべて紛失してしまったし、仮にあったとしてもカセットテープを

聴ける環境がないので、やはり当時多少の出費であってもCDアルバムで購入しておけば

よかったと思う。

 

 

ドラマ「はいすくーる落書」も1作目はあまり観ていなかったけど、2は毎回観てた気がする。

まだかけだしのころの萩原聖人が不良生徒役(といっても生徒全員ほぼ不良なのだが)で

出演していた。たしか松岡っていう役名だったと思う。

前髪だけをツンツンに立たせて金色に染めてそれがかっこよかった印象がある。