庵野秀明展 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

秋なので、11月は芸術と食べ物ネタに重点をおきたい。

まずは芸術ネタ。

 

先日、乃木坂の国立新美術館で開催されている庵野秀明展に

いってきた。

 

まずは地下鉄大江戸線で六本木駅まで。

六本木にきたのはもう10年ぶりくらいではないだろうか。

何度きても大江戸線六本木駅のホームは深い。深すぎる。

オレの心の闇と同じで。

 

ホームに降りてから5、6分かけて、やっと地上にでる。

乃木坂方面に数分歩いて到着。

 

『庵野秀明展』

国立新美術館 企画展示室1E

2021年10月1日~12月19日

サイトはココ

 

 

入口には若き日の庵野氏のパネルがある。

 

なんと、ここは撮影禁止マーク表示がされている動画や一部の作品以外は

すべて撮影可とのことだ。

これはSNSをやっている人間にはありがたい。

 

入口におかれていたガイドを1部もらう。

中を観てみると、会場は第1章から第5章までで構成されているようだ。

 

第1章 原点、或いは呪縛

第2章 夢中、或いは我儘

第3章 挑戦、或いは逃避

第4章 憧憬、そして再生

第5章 感謝、そして報恩

 

それぞれエヴァンゲリオン的なタイトルがつけられている。

 

結論からいうと、ほとんどの作品が撮影できるのだが、ここでたくさん画像を載せてしまうと

これからゆく人たちの楽しみを削減してしまうことになるので、今回はごく1部を紹介する。

 

入場してすぐのあたりには庵野氏や、その世代の人たちが影響を受けただろう時代の

特撮モノやアニメにかんする作品が展示してある。

 

メカゴジラ。

中学生のとき、これのプラモデル買ってつくったことがある。

 

 

 

ウルトラマン。

色褪せ具合が良きフィルム時代を醸し出している。

 

 

ちなみにこの先のコーナーでは、庵野監督が若いころ自主製作した自らが出演する

「ウルトラマン」の映像が流されていた。

しばし、観ていたが手作り感が満載でヘンな意味でなく、けっこう面白かった。

 

そういえば、高校卒業後、新百合ヶ丘にある日本映画学校の面接にいったとき、

面接官だった講師から、「今まで8ミリとかで自主制作映画とか撮ったことあるの?」と

訊かれたことがある。

オレはなかった。

やはり本格的にクリエイターの道を目指している人間は自分で映画を撮るくらいは

やっているのだろうなと痛感した。

 

庵野監督といえば、スタジオジブリの「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵を描いた

ことで有名。

その巨神兵の画コンテも展示されていた。

 

 

庵野監督はアニメーターになった初期のころはあまり画の評価はされていなかった

らしいが、爆破シーンにかんしては昔から天下一品だったようである。

 

エヴァンゲリオンエリアに突入。

壁にはネルフのロゴ。

 

 

 

中央には初号機のパネルがある。

 

 

 

パネルの裏側。

 

 

おお、これはあれだ。

主人公・碇シンジの父親の碇ゲンドウがゼーレの人間と会議するときに

登場するゼーレのなんというか、説明が難しいけれどアレ。

エヴァを観ている人にはピンとくる。

 

使徒の設定図もある。

 

 

 

オレが一番好きな使徒でもあり、NHKのエヴァンゲリオン人気ランキング使徒部門でも1位になった

ヤシマ作戦のとき、芦ノ湖上空に現れた第5の使徒も。

 

 

 

またナウシカの話に戻って巨神兵の頭も展示してある。

 

 

こちらはシン・ゴジラのラストで最期をとげたゴジラの姿だろうか。

よく観るとグロテスクだ。

 

 

 

エヴァの映画の舞台ともなった村のジオラマもある。

かなり大きい。

 

 

 

庵野秀明監督といえばアニメの他にもシン・ゴジラのような実写映画も監督している。

オレがはじめてみた庵野作品映画は、村上龍原作の女子高生の援助交際を

テーマにした「ラブ&ポップⅡ」だった。

それらなどの作品資料も展示されている。

奥さんである安野モヨコが描いた夫の漫画なども。

 

けっこう見応えがある企画だった。

記事での紹介はこのくらいにしておくので、興味ある方は足を運んではいかがだろうか。